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兼業主婦が抱える過労を考える。ママが限界に達する前にぜひ対策を

兼業主婦が抱える過労を考える。ママが限界に達する前にぜひ対策を

ママが仕事をしていると、家事との両立が辛く感じることもあるかもしれません。中には過労気味のママもいることでしょう。そこで今回は、兼業主婦の割合と彼女たちが感じる過労、兼業主婦の過労の原因、兼業主婦が注意したい過労死などについてお話しします。

兼業主婦の割合と彼女たちが感じる過労

専業主婦と兼業主婦の定義について

専業主婦や兼業主婦といった言葉をよく耳にするものの、はっきりとした定義についてよく知らないというママもいるかもしれません。ここで改めてその定義についてみてみましょう。

専業主婦とは、パートをはじめとした収入の発生する仕事を一切せず、家事と育児に専念している主婦のことを指します。

兼業主婦とは、正社員の仕事はもちろんパートも含み、何かしらの収入がある仕事をしながら家事と育児も並行でこなす主婦のことを意味します。なお、収入の額は特に定義されていないので、たとえ100円でも収入があれば兼業主婦となります。

現在では専業主婦の割合の方が少なく、兼業主婦のママが多いとされています。ママの周辺をみても、何かしら仕事を持っているママの方が多いことでしょう。

時代や年齢別にみる兼業主婦の割合

一昔前までは結婚すると専業主婦になるママも珍しくありませんでしたが、今では結婚しても仕事を続けたり、育児が落ち着いてから再就職をしたりするママの方が多いようです。

ある調査で、平成19年と24年のママの就業率を比べてみると、25~29歳、30~34歳の年齢層においてママの就業率は増加している傾向にあります。反対に、40~44歳のママの就業率は平成24年において19年よりやや低下しているようです。

また、2018年の労働力調査詳細集計によると、兼業主婦がいる世帯数は1,496万世帯となっており、専業主婦がいる世帯数は673万世帯となっています。兼業主婦は専業主婦の2倍以上いるということになりますね。

兼業主婦が抱える負担を知ろう

ママが仕事をしていると、朝早くに起きてパパや子どものお弁当を作ったり、通勤前に子どもを保育園へ送り届けてダッシュで勤務先へ向かったりなど、朝から忙しいですよね。

終業してからも息をつく暇もなく、急いで子どもを迎えに行き、夕飯の支度、溜まっている家事などをこなして気がつけば寝る時間というケースも多いようです。夫婦共働きなのだから、もう少しパパに家事や育児を手伝ってほしいと思っていても、パパの帰宅が遅いと頼みようもありません。

また、料理をはじめとした家事が苦手なパパも多いので、どうしても家事の負担はママに偏りがちです。家事と育児、そして仕事をこなすのに毎日精一杯で、負担が大きすぎると感じている兼業ママも多いですよ。

必見!兼業主婦の過労の原因ベスト3

世界一の睡眠時間の短さが過労につながる

「毎日24時間じゃ足りない」と嘆いている兼業主婦のママも多いですよね。長い睡眠時間をとりたくてもしたいことがすべて終わらない場合、睡眠時間を削ってまで時間を作っているママもいることでしょう。

しかし毎日元気に健康に過ごすためには、ある一定の睡眠時間を確保することは大切です。ある調査で、日本の兼業主婦は他国の兼業主婦に比べて睡眠時間が短いという結果が出ています。

調査によると、日本の兼業主婦は平均で7時間33分寝ているのに比べ、フランスの兼業主婦は8時間38分寝ているという数値が出ています。また、ベルギーやドイツ、イギリスなどの兼業主婦の睡眠時間をみても、みな8時間を超えているのです。

睡眠時間の短さが過労につながっているのかもしれません。

家事育児と仕事の両立が困難

兼業主婦のママの悩みといえば、家事や育児と仕事の両立でしょう。家事の中でも特に食事の支度に負担を感じているママは多いようです。

朝食の支度から始まり、毎朝のお弁当作り、そして帰宅してからの夕飯の支度など、食事の支度は主婦にとって大きな負担となっています。

家族の健康を考え、できるだけ栄養バランスのよいものを食べてほしいと思っても、そのための買い物に行く時間が足りない、疲れすぎてこった料理をしたくないと感じることもありますよね。

また、洗濯物が溜まっているけれど、仕事から帰ってきて洗濯をして干すという作業がストレスに感じることもあります。掃除は週末にしかできないというママもいることでしょう。

パパの協力不足が心身の疲労になる

イクメンやカジメンといった言葉を耳にすることもありますが、実際に育児や家事に協力的なパパはまだ少ないかもしれません。共働きなのですから、もう少し家事や育児に協力してくれたらよいのにと愚痴ってしまうママも珍しくないですよね。

朝、ママが忙しくしている横で、優雅にパパが朝食をとっていると腹が立つというママもいるようです。

世界的にみても、日本のパパは家事への協力度が低いといわれています。ある意識調査によると、「家事を夫婦で分担している」と答えた割合が一番多かったのはアメリカで、その次に韓国、デンマークとなっています。

また、男性に「家事をすることが好きか」と尋ねたところ、アメリカでは94%の男性が「好き」だと答えています。
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