3歳が飽きずに楽しめる遊びは?心と体を育む発達に合った遊び
3歳ともなると、指先が器用になり、運動機能も発達、自分でできることがどんどん増えてくるので、成長を感じられる機会も増えてきます。行動範囲も広がり、遊びのバリエーションも多種多様になっていく3歳。今回は、その成長・発達の過程と、3歳児が飽きずに楽しめる遊びとその効果についてご紹介していきます。
目次
- 好奇心が増えてくる3歳児の発達の目安は?
- 3歳児の平均の体重と身長は?
- 想像力が大きく発達する時期
- 大人と会話もできるようになる時期
- 3歳児が遊びを通して身につけること
- 運動能力を高めること
- 他人との関わりで社会性が身につく
- 一緒に遊んで知的好奇心を高める
- 3歳児の体作りにおすすめの遊びは?
- 全身を使うトランポリン遊び
- 転がしたり投げたりできるボール遊び
- 滑り台やブランコがある遊具遊び
- 3歳児が嬉しい工夫した遊びは?
- 好奇心が刺激される探検遊び
- ワクワクしながら室内でできる宝探し
- 女の子も男の子も好きなごっこ遊び
- 3歳児はお手伝いも遊び感覚で
- タオルやハンカチから始める洗濯たたみ
- 入れる、混ぜる、ちぎるでできるクッキング
- たくさんの泡を作れる食器洗い
- 色々な道具を使った遊びと注意点
- ハサミを使ってできる遊びと注意点
- のりを使ってできる遊びと注意点
- テープを使ってできる遊びと注意点
- まとめ
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好奇心が増えてくる3歳児の発達の目安は?
3歳児の平均の体重と身長は?
男の子の平均身長は93.3~99.7cm、平均体重は12.2~17.4kg、女の子であれば、平均身長は92.1~98.9cm、平均体重は11.7~17.0kgです。
3歳はまだ月齢によって大きな差があり、平均身長や平均体重にも幅があります。母子手帳に記載されている幼児発育曲線を参考に、子どもの成長の程度を確認しましょう。
平均身長や平均体重はあくまでも目安です。あまり過敏になり過ぎず、質のよい睡眠や栄養バランスのとれた食事などを心がけ、子どもが成長できるよう環境を整えていきましょう。よく食べ、よく眠って、よく遊ぶようであれば、問題ありません。
想像力が大きく発達する時期
想像力の発達により、ごっこ遊びはより複雑なものになります。たとえば、ままごとはお皿におもちゃを乗せるだけではなく、「お弁当をもってピクニックに行く」「ケーキ屋さんになる」など、なりきって遊ぶようになります。
そして、この時期は人への思いやりの心も芽生えてくる時期。思いやりにも想像力がとても関わっています。たとえば、遊んでいた友だちが転んで泣いている場面では、「痛そうだな」と思う気持ちから、「痛かったね。大丈夫?」という言葉が出てきます。
思いやりの心は、子ども自身がその体験をすることで育ちます。普段から、思いやりをもって、子どもに接することが大切です。
大人と会話もできるようになる時期
物や人の名前だけではなく、「大きい」「小さい」、「青い」「赤い」などの形容詞も理解するようになります。さらに「大きい青い車」「ママと散歩に行きたい」などの3語文を話すようにもなります。
しかし、この成長によって、ママやパパとの会話も豊かな内容になる反面、意思表示がしっかりできるようになります。イヤイヤ期はまだ続くでしょう…。
子どもの言葉の発達は、子どもが浴びる言葉のシャワーの影響が大きいといわれています。子どもの言葉を引き出すためにも、ママやパパは積極的に子どもに話しかけましょう。
3歳児が遊びを通して身につけること
運動能力を高めること
3歳になると、バランス能力が発達し、片足で立つことができたり、階段を上手に上り降りをすることができたりします。また、三輪車も上手にこぐこともできるようになります。
この運動機能が発達していく時期に、たくさん体を動かすことで、どんどん運動機能が発達していきます。しかし、無理矢理子どもに運動させる必要はありません。ママやパパが一緒になって、体を使う遊びをするだけで十分です。
一緒に遊ぶことで、子どもの運動機能の発達を助けることもできるとともに、子どもとママやパパとの絆も深まります。
他人との関わりで社会性が身につく
たとえば、ケーキ屋さんごっこでは、「店員」と「お客さん」に分かれて、それぞれの役になりきり、「ケーキください」「はい、100円になりまーす」と実際の生活の中で学んだやりとりを遊びに取り入れ、その役を楽しみます。
ごっこ遊びだけではなく、おにごっこやかくれんぼにもルールがあります。そのルールを一度にすべて覚えることは難しいですが、遊びを繰り返していくことで、徐々にルールを理解していきます。
このように遊びは、子どもの心身の成長に大きな関わりを持っているのです。
一緒に遊んで知的好奇心を高める
遊びといえど、「やりなさい」と頭ごなしに言っても子どもは嫌がるだけです。子どもに興味を持ってもらうには、まず、ママやパパがその遊びに取り組みましょう。
子どもは、常にママやパパがやっていることには興味津々です。ママやパパが遊んでいると、きっと子どもは興味を持ってその遊びを始めることでしょう。
その遊びの中で、子どもをたくさんほめてくださいね。ほめられることで、子どもの自尊心が育ち、自分に自信が持てるようになります。
子どもと一緒に遊ぶことは、子どもの知的好奇心を高めるだけでなく、心の成長にもつながるのです。