慣らし保育は遊びに行く感覚で通おう!ママの心構えや泣く子の対処法
保育園に入園が決まると園生活に慣れるために、慣らし保育を行うことがあります。しかし、慣らし保育で子どもが泣いてしまうと、「これから楽しく保育園に通うことができるのかな?」と不安になるママも多いですよね。今回は慣らし保育を行うときのママの心構えや子どもが泣いてしまったときの対処法をご紹介します。
慣らし保育で子どもが泣くのは当然のこと
子どもはママと離れることに慣れていない
子どもはまだ近い将来のことでも見通しを立てることができないため、ママがどこかに行ってしまうと、「このままママは戻ってこないのではないか」と不安になってしまうことがあります。
そのため、子どもを誰かに預けたことがあまりなければ、子どもは「ママはどこかに行ってもまた戻ってくる」ということがわかっていない可能性があります。ですが、ママと離れる経験を繰り返すとママはまた戻ってくることを学習するので、自然と母子分離不安は治まっていきますよ。
慣れない場所は子どもにとってストレス
子どもも同じように、初めていく場所や慣れない場所ではストレスを感じてしまいます。家とは違う環境、見知らぬ人たちに戸惑って泣いてしまうことも少なくありません。また、保育園のルールがあり、家で過ごすのと同じようにはいきませんよね。
保育園の生活で学ぶことも多いですが、慣れないうちは子どもにとってストレスとなり、行くことを嫌がることもあります。保育園に慣れるまでの時間は、子どもの性格によっても差があるので、焦らず見守っていきましょう。
泣くのは成長の証とママはどんと構えて
母子分離不安を起こして泣いてしまうのは、子どもがママのことを大切な存在と認識しているからです。泣くのは子どもの心が成長している証と思うと、ママの気持ちも楽にはなりませんか?子どもが泣き出してしまっても、心配しすぎなくても大丈夫ですよ。
また、個人差はありますが、一般的に2歳を過ぎると自然に分離不安が治まってくるといわれています。子どもが泣くのはいつまでも続くわけではありません。これが今の成長過程だと思って、ママはどんと構えていましょう。
慣らし保育は楽しく遊びに行くイメージで!
ママの罪悪感が子どもを不安にさせることも
しかし、こうした罪悪感が却って子どもの不安な気持ちを高めてしまうこともあります。子どもはママの表情や言葉から、ママの気持ちを敏感に感じ取っています。そのため、ママが不安を感じると子どもも不安になってしまうことがあります。
あくまでも子どもに辛い思いをしてほしいわけではなく、保育園で楽しく友だちと遊んでほしいのだということを子どもに伝えましょう。ママは「楽しんできてね」と子どもの気持ちが切り替えられるような声掛けをするとよいですよ。
子どもが泣いてもママは笑顔で対応しよう
もちろん子どもが泣いている姿を見ることは辛いものですよね。中にはママまで泣きそうになってしまうケースもあるようですが、それではこれから安心して子どもを保育園に預けることが難しくなってしまいます。
いつかは慣れてもらわなければならないので、ママは辛くなっても子どもの前ではぐっとこらえましょう。どうしても感情を抑えられないときは、子どもとバイバイした後にこっそり泣いたという先輩ママの声もありますよ。
ときには先生とも協力して楽しさの演出を
先生も子どもがストレスや不安を感じやすい時期だということは理解してくれているので、子どもが保育園を楽しい場所だと感じられるような演出をしてくれることもあります。慣らし保育を始める前に子どもの好きなおもちゃや普段どうすれば落ち着くのかなど、先生に伝えておきましょう。
また、ママとバイバイした後は先生に甘えて抱きつく子どもも多いですが、数分もすれば落ち着いておもちゃで遊び始めることがほとんどです。ママとバイバイした後の子どもの様子について聞いてみると、ママも安心できるかもしれませんよ。
降園後は親子時間で安心感をチャージ
まずは「頑張ったね」と子どもを褒める
保育園に慣れるためには子どもが保育園を楽しい場所だと思えるようにすることが大切です。それなのに迎えに来たママが悲しそうな顔をしていたら、保育園によいイメージを持つことができませんよね。罪悪感を覚えているかもしれませんが、子どもにはプラスの声掛けを心掛けましょう。
こうすることで子どもは保育園に慣れるだけでなく、ママは時間になったら迎えに来てくれるということを学び、安心して保育園に行けるようになりますよ。