兼業主婦の忙しすぎる実態とは?悩みや抜け出す方法について
これから仕事復帰するママやお仕事を始めるママは「兼業主婦のママは、どうやって家事と育児をこなしているの?」「1日の流れはどうなるのだろう」と気になりますよね。今回は、お仕事を始めるママが事前に知っていると役立つことや、兼業主婦の実態と悩み、忙しさから抜け出す方法についてご紹介します。
兼業主婦の忙しすぎる実態について
兼業主婦の一般的なタイムスケジュール
・5:00~6:00 起床
・6:00~6:30 身支度や家事
・6:30~7:30 朝食準備や家事
・7:30~9:00 朝食や子どもを幼稚園や保育園へ送る
・9:00~17:00 仕事
・17:00~18:30 子どものお迎え
・18:30~19:30 夕食や入浴
・19:30~20:00 子どもと遊ぶ、洗濯物などの片づけ、翌日の準備
・20:00~21:30 子どもの寝かしつけ
・21:30~23:00 自分時間、就寝
兼業ママの1日は朝5~6時の間にスタートすることが多く、早朝から分刻みのスケジュールです。
ママは朝6時から9時までが忙しさのピーク
起床から出勤までの間の時間に、具体的にどのようなことをしているのかというと、
・自分の身支度
・家族の朝食の準備
・必要によってお弁当作り
・洗濯機を回す、干す
・家族を起こして朝食
・軽く掃除をする
これだけの作業を、起床から3時間ほどで忙しくこなしていることがほとんどです。
帰宅が遅くなったり兄弟育児をしていたりするママは、出勤前までに夕ご飯の準備を済ませているケースも少なくありません。
共働き夫婦のパパの家事分担率は1~2割
そうなると必要不可欠なのが「パパの手助け」です。「できれば半分ずつ家事を分担したい」のがママの理想ですが、実際はどのような分担率になっているのでしょうか。
ある市場調査団体が、フルタイムで共働きしている夫婦1,000名を対象にした調査データによると、夫の家事分担率は、わずか1~2割に留まっているという結果が出ました。少々驚いてしまう調査結果ですね。また内閣府の統計では「6歳未満の子どもを持つ日本人男性が家事に費やす時間は、平均1.07時間」という結果が出ています。
忙しすぎる兼業主婦の悩みとは
主婦業と仕事が両立できない
一つ目の悩みは「主婦業と仕事の両立ができない」という点です。これは予想どおりの悩みですよね。
では、どんなときに主婦業と仕事の両立に難しさを実感しているかですが「帰宅後から就寝までの短い時間での夕食作りがかなり厳しい」「小さい子どものためにも毎日掃除をしたいけれど実際にはなかなかできない」「洗濯をする時間を作るのが難しく、結局早起きして洗濯を回すしかないため体力的にきつい」といった内容が多く、日々の家事をこなすには時間が足りないという理由が多いようです。
パパが家事に協力的ではない
先ほど、共働き夫婦の夫の家事分担率は1~2割という調査結果をご紹介しましたが、分担したいけれどパパが非協力的、分担したはずなのに結局は自分が家事をすることになってしまったなど、ママがほぼすべての家事をしなくてはいけない状況が多いのが実情です。
これには、パパが家事は女性がするものという考えを持っている、分担したのにパパが家事をしてくれない、家事が必要な時間帯にはパパが帰宅していないという3パターンの原因があります。
洗濯物を畳む、食器を洗う、お風呂掃除など簡単であまり時間を選ばない家事をパパ担当にしてもらうとママの負担も減る可能性がありますね。
子どものことで会社を休みづらい
特に小さな子どもは、体調を崩すこと多いですね。その度にママは仕事を早退したり休みをもらったりと、対応をしなければなりません。共働きであっても、子どもの体調不良時に対応するのはほとんどの場合がママなので、ママとしては職場の同僚や上司に気を使ったり肩身の狭い思いをしたりします。
子育てに理解のある会社もありますし、理解を示してくれる上司や同僚に恵まれることもありますが、一部の人によい顔をされないこともあります。自分のことではなく子どものことで休みをもらわなくてはならない状況は、働くママ特有の悩みなのです。
兼業主婦が忙しすぎる現状から抜け出すには
パパに家事のルールや役割を教え分担
一番大切な工夫として挙げられるのが「パパと家事を分担する」ことです。気をつけたいのは、パパができる家事かどうかを確認しないまま分担してしまうことです。大切なのは分担のルールを決めることではなく、分担後も継続してもらうことですよね。「じゃあ、お願いね」とすぐに担当にするのではなく、休日を利用してパパに家事のやり方や役割を伝えて、練習をするなどの工夫も必要です。
どうしても苦手そうな家事であれば、取りかかりやすく継続しやすい家事を担当してもらうのもよいですね。