子育て中のママも挑戦できる断食!メリットや正しいやり方を知ろう
「産後、体重が落ちない」「子どもの残り物を食べて太ってしまう」「出産と育児で肌の調子が悪い」「なんとなく調子が悪い」子育て中、こんな悩みを持つママも多いのではないでしょうか。悩みの解消法の一つとして断食があります。今回は、子育て中のママも挑戦できる断食について紹介します。
目次
断食の定義と産後のママが挑戦するメリット
ファスティングとも呼ばれる断食って何?
ところで、断食に興味があるママは「ファスティング」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。ファスティングとは断食のことで、細胞から必要ないものを排出し、必要なものを入れることによって自然治癒力を向上させ、その後に必要な栄養を取り入れるための土台を作ります。
断食後は基礎代謝が向上するため、メタボリック症候群や生活習慣病の改善のほか、様々な健康効果が期待できます。ダイエットや美肌など、ママに嬉しい効果も期待できますよ。
デトックス効果もあり健康に過ごせるように
断食をすると、疲れた胃腸や肝臓を休ませることができますよね。また、空腹時に出るモチリンという酵素が腸のぜん動運動をうながして、体内の老廃物の排出を手助けしてくれます。このように体のデトックス効果が期待できるのです。
日本では「腹八分目に医者いらず」といいますよね。ドイツでは「断食で治らない病気は、医者でも治せない」、フランスでは「断食はメスを使わない手術である」、アメリカでは「すべての薬で一番よいのは、休息と断食である」といいます。このように断食は、世界各国で体の不調を直す手段として考えられていたのです。
リラックスできて日々のストレスも減少する
断食をすると糖質が不足しますよね。するとα波を増やして気持ちをリラックスさせるケトン体という物質が生成されます。さらに、デトックス作用で腸内環境が改善されると、気持ちを落ち着かせるセロトニンが多く分泌されるのです。
断食ダイエットをした人は、頭がすっきりして整理され体が軽くなったと言います。早起きをつらく感じない、家事がスムーズに片づくなど、好調にものごとが進んだというのです。
心に余裕ができるので、育児ストレスが軽減されたり、億劫に感じていたことが簡単にできたりと、前向きに過ごせるようになりますよ。
断食の正しいやり方と気をつけたいこととは
3段階のステップを踏もう
【準備期】
断食中の頭痛やふらつきの予防、断食効果を最大限にする準備をします。和食など胃腸に負担がかからないものを腹八分目まで食べ、断食前夜の夕食は、おかゆやスープのみにします。アルコールや刺激物、菓子類は避けてくださいね。
【断食期】
水分補給のみ行います。水、お茶、ジュース、スムージー、酵素ドリンクなども飲めますよ。食事から水分を摂らないため、いつもより水分補給に気を使いましょう。
【回復期】
胃腸の負担を考慮し、少しずつ元の食事に戻します。スープやおかゆ、ヨーグルトなどから始めましょう。最後の夕食は、普段の半分ほどの量まで戻しましょう。
妊娠中や授乳中、生理中はNG
妊娠中や授乳期というのは、栄養がたくさん必要な時期ですよね。つわりで食べられない人もいますが、自ら食事を断つのはよくありません。
生理中はやってもよいという考え方もありますが、生理中に肌が荒れてしまったり貧血になってしまったりする人もいますよね。基本的に断食は、体調に不安があるときにはおすすめできません。特に生理前から生理前半は、免疫力が落ちたりむくみやすくなったりします。ファスティングをやるならば、生理の終盤まで待ちましょう。
激しい運動は危険をともなうので避けよう
普段から運動をしているママは、ウォーキングやヨガ程度でしたらやっても問題ありません。軽い運動は脂肪燃焼を促進するので、ダイエット効果が高まりますよ。
しかし、普段からあまり運動をしないママの場合は、断食中に軽い運動をするのも危険ですので注意しましょう。正しい断食をしていれば、運動をしなくても自然と痩せてくるものです。「ダイエット効果」という言葉につられて無理して運動せずに、2ステップ目の断食期には、できるだけ室内でゆったりと過ごすようにしてくださいね。