赤ちゃんの冬用布団はどうしたらよい?室内環境や服装も気を付けよう
冬になると室内の温度が低くなるので、風邪予防のためにも赤ちゃんには暖かな布団で寝かせてあげたいですよね。でも、赤ちゃんの冬用布団や服装を間違えてしまうと、窒息や寝汗による体調不良に繋がってしまいます。そこで、今回は赤ちゃんの冬用布団の種類や選び方、室内環境や服装についてご紹介をします。
冬用布団の種類と選び方や便利アイテム
重い布団は赤ちゃんには危険の可能性
小さな体の赤ちゃんには、厚手の毛布や綿の布団はあまりふさわしくありません。寝ている間によく動く赤ちゃんは、顔の上に重い布団がかかって窒息してしまう可能性があります。
赤ちゃんの安全を考えれば、軽くて暖かな赤ちゃん用の布団をおすすめします。赤ちゃんが寝返りをしても手足を自由に動かすことができるので、寝ている間に窒息する心配はほとんどありません。
少し大変かもしれませんが、ママやパパが夜中に何回か起きて赤ちゃんの顔に布団がかかっていないかを確認すると、さらに安心です。
どんな布団をそろえればよいの?
赤ちゃんの掛け布団は、軽くて保湿性が高く、洗濯できるものを選んでください。薄手の掛け布団を基本に、タオルケットで調節してあげるとよいでしょう。
赤ちゃんの敷き布団は、硬い綿が入ったものがよいでしょう。赤ちゃんがうつ伏せになっても窒息をする心配はありません。また、骨や筋肉が未発達な赤ちゃんにとっては、少し硬めの敷き布団の方が骨格の保護にもなります。
また、吸湿性や通気性に優れ、洗濯できる敷きパッドと赤ちゃんの肌に直接触れるカバーは、柔らかくて吸湿性のあるものを選びましょう。
掛け布団や毛布の代わりにスリーパーも便利
スリーパーを着せてあげれば、赤ちゃんが動いて布団から体がはみ出してしまっても、体が冷えてしまう心配はありません。ママも、安心して眠ることができます。
スリーパーを選ぶときには、着せたり脱いだりすることが簡単にできるものを選びましょう。寝ている赤ちゃんを起こすことがないので、とても便利です。
わきを紐で止めるものやフロントジッパー、スナップボタンが肩口にあるスリーパーなど種類が豊富なので、赤ちゃんに合うタイプを選んでください。
また、スリーパーを選ぶときには、伸縮性や肌触りも大切です。
寝かせるときの赤ちゃんの服装は?
着せすぎは注意しよう
赤ちゃんは、冬でも手を出して寝ていることがありますが、無理に布団の中に入れる必要はありません。また、手足が冷たいからといって厚着をさせないでください。
赤ちゃんは、手足を使って体温調節をしています。手足が冷えていてもあまり心配はいりません。
赤ちゃんの寝かせるときの服装は、赤ちゃんの様子や肌に触れてみて調節をしてあげましょう。顔が赤く火照っていたり、背中に汗をかいていたりするようであれば、着せすぎていると考えた方がよいでしょう。また、お腹が冷えていれば1枚着せてあげてください。
寝汗対策は必要!冬でも赤ちゃんは汗っかき
赤ちゃんは、大人と同じように眠るときに体温を低く保つ必要があります。この体温調節は、汗をかくことによって行われます。
体温が高くて体内の水分量が多い赤ちゃんは、何と大人の2倍もの汗をかくといわれています。ですから、寝汗自体は悪いことではありません。
でも、汗をかいたままの状態でいると風邪をひいてしまったり、あせもになってしまったりすることがあります。赤ちゃんにとって、寝汗対策は必要です。
赤ちゃんの寝汗対策は着替えや衣服の調整が基本です。赤ちゃんが快適に眠れるような環境をつくってあげましょう。
こまめに寝汗をチェックして肌着を変えよう
赤ちゃんが汗をかきやすい場所は、背中やわきの下、頭や額などです。手の平や足の裏も汗をかきやすい場所といえるでしょう。
汗をかきやすい場所をこまめにチェックし、触ってみて汗をかいているようであれば肌着を替えてあげてください。靴下は、寝ているときの赤ちゃんの体温調節の邪魔になるので避けた方がよいでしょう。
赤ちゃんの背中にあらかじめガーゼ布を入れておくと、汗で塗れたガーゼを抜き取るだけで寝汗対策ができるので便利です。
冬の室内温度は何℃くらいがよいの?
赤ちゃんにとっての快適温度を知っておこう
赤ちゃんにとっての快適温度は月齢よっても多少は異なりますが、一般的には20~23℃といわれています。体温調節が未熟な生後3カ月未満の赤ちゃんの快適温度は、20~24℃と少し高めです。
赤ちゃんが汗をかいていたり、寝ているときに布団を蹴ったりしているようであれば、室内の温度が少し高いかもしれません。
また、赤ちゃんにとっての快適な湿度は、40~60%だといわれています。部屋を暖めるために暖房器具を使う場合は、室内の空気が乾燥するので注意が必要です。