子育ての悩みで怒りすぎかも…。怒りの原因と子どもへのケアについて
「今日もまたたくさん怒ってしまった…」「もう怒りたくないのに…」そう思いながらも、子どものことをつい怒りすぎてしまう…。そんな悩みを抱えているママはきっと多いでしょう。ママの悩みの種を取り除くためにも、まずは怒りの原因や、怒ってしまった後の子どものケアの仕方について一緒に考えてみませんか。
怒りすぎる原因と怒られる影響を知る
子どもがいうことを聞かない
特に2歳頃のいわゆる「イヤイヤ期」では、雨上がりの後の水たまりに靴のままで入ってみたり、ご飯を作っても食べてくれなかったりとやりたい放題で、ママが怒り疲れて自己嫌悪に陥ることも珍しくはないものです。
またママが無意識のうちに、子どものことを自分の思いどおりにしたいと考えることで、子どもに対してイライラしてしまう場合があります。そのときには、子どもが特に叱られるようなことをしていなくても、ママは「子どもがいうことを聞いてくれない」という風に感じやすくなるかもしれません。
自分のイライラをぶつけている
例えば…
・子どもが同じことをしても、ママの気分によって怒り方が違う。
・些細なことがきっかけで、ほかのことまで執拗に責めてしまう。
このように、ママ自身のストレスが原因で子どもに自分のイライラをぶつけてしまっているときには、ママにも注意が必要かもしれませんね。
人間誰しもストレスがたまっていれば、イライラしやすくなるものです。しかし、そのイライラをぶつけられた子どもは「どうしてママは怒ってるの?」「きっと自分のことが嫌いなんだ…」と精神的にも不安定になってしまうでしょう。
子どもの自己肯定感が低くなる影響も
「自分はとても大切にされている存在なんだ」「自分は愛されていて、かけがえのない存在なんだ」などと自分で思える心の状態や、感覚・感情を指します。
主に幼少期の親子間の信頼関係によって育まれるものなので、この自己肯定感が低いまま成長してしまうと、大人になったときに次のような影響が出てくるかもしれません。
例えば…
・自分に自信がもてない。
・完璧主義で自分を追い詰めやすい。
・情緒不安定になりやすく、対人関係が苦手になる。
・褒められても素直に喜べない。
・悪いことをして叱られても反省できない。
子どもを叱る際には、あまり激しく叱り続けることのないように気をつけておかなければなりませんね。
ママの口が悪いとどうなる?子育ての悩みで多い「言葉使い」のこと - teniteo[テニテオ]
外出先で、よその子どもが何かいたずらをした際に、口悪く叱っているママを見かけたことがあって気になった人がいるかもしれません。もしくは、自分では「気をつけよう」と思っていても、つい腹が立って言葉使いが荒くなってしまうママもいるかもしれません。そこで今回は、口が悪いママへの周りからの印象や、言葉使いが及ぼす影響についてお話します。
怒りすぎないためにできる3つのこと
ストレスをためないようにする
【ストレスをためないためには】
・パパに子どもと一緒に出かけてもらって、ママがきちんと息抜きできる時間を確保する。
・日頃から、なるべく時間にゆとりを持って行動するよう心がけておく。
・気づいたときにこまめに掃除するようにして、家の中を散らかりにくくしておく。
・家事ができなくなりそうなときには、開き直って家族に手抜きを宣言しておく。
普段、自分がどんなことにストレスを感じているのかを、きちんと意識して改善することができれば、ママが子どもを叱る際にイライラをぶつけてしまうことも少なくなるでしょう。
子どもは別人格と割り切る
例えば…
・ママはおっとりした性格なのに、子どもがとても活発な性格である。
・子どもが着替えるときに、ママの選んだ服ではなく自分の好みの服を着たがる。
また同じ環境で生まれ育った兄弟や姉妹でも、まったく違う性格になることも多いのですから、ママとなればなおさらです。子どもはあくまでも自分とは違う、別の人格だということをママも理解しておく必要があります。
子どものことを別の人格だと思えれば、自分の考えを押し付けたり、些細なことでママがイライラしたりすることもなくなるはずです。
自分の怒りが誰のためのものか考える
もしママが子どものことを叱っているときに「私、八つ当たりしてる」と自分で感じるのであれば、その怒りの気持ちをセーブする必要があるのかもしれません。
親が子どもを叱る本来の理由は、子どもに常識やマナーを教えて、子ども自身にしっかりと成長してもらうためです。しかし子どものためではなく、自分の思いどおりにならないという気持ちから叱ると、止まらなくなるときもあるのではないでしょうか。
子どもにイライラしてしまったときには、まずは自分の怒りが誰のためのものなのか考えてみることが大切です。