昼寝をしない原因は睡眠退行かも!眠らない時期を乗り切るポイント
小さな子どもにとってお昼寝は、脳や体が成長する上で大切なことですよね。しかし、ママの中には「子どもが全然お昼寝をしない」「昼寝をしないだけでなく、夜寝るのも遅い」など、子どもの睡眠に悩んでいる方もいるでしょう。ここでは、子どもの睡眠について色々と見て行きましょう。
子どもにとって昼寝は大切な時間
体力を回復させ免疫力を上げる
子どもは朝起きてから活発に遊びながら、様々なことを感じたり、学んだりして過ごしています。人は太陽の光を浴びて体を動かす、しっかり噛んで食べる、脳を使うなどの行動をすると、体に疲れが溜まっていくのでお昼寝をして回復するのです。
お昼寝をして体や脳を休めることで、お昼からも活動的に過ごせるでしょう。また、お昼寝によって免疫力を上げることができるため、ウイルスや細菌など、様々な病気から身を守ることができますよ。小さな子どもはただでさえ抵抗力が弱いので、免疫力を上げることは大切です。
脳を休息させ成長を促す
大人でも、仕事に集中したあとにどっと疲れが出て眠くなることがあるように、子どもも朝に活発に動いていると、お昼ごろには体だけでなく脳も疲れて自然と眠くなります。脳を休息させることで新しい情報を取り入れやすくなり、成長していけるでしょう。
また、人は寝ているあいだに成長ホルモンが分泌します。成長ホルモンは骨や筋肉など、体の成長を促すほかに、代謝作用もあるといわれていますよ。
精神的に安定し生活リズムも整う
とくに、3歳ごろまではお昼寝をしないと、精神的に不安定になりやすいようです。理由もないのに泣くことが多い、1人では何もやらない、気力がなく新しいおもちゃを見ても好奇心を持たないなどの症状が子どもに見られる場合は、お昼寝の時間を決めて子どもの眠りやすい環境を整えてくださいね。
毎日同じ時間にお昼寝をすることで、自然と生活リズムも整っていきます。生活リズムを整えることは、子どもの精神面の成長にも大切です。
ぐっすり眠らない原因は「睡眠退行」かも
「睡眠退行」って何?
睡眠退行が現れる時期は個人差が大きいですが、早い子では生後3カ月ごろから始まるので、寝かしつけをするママは大変でしょう。睡眠退行の時期が長期間になるとお昼寝はしない、夜も頻繁に起きるなどで、ママは心身ともに疲れ切ってしまいますよね。
成長していくとピタッと治まることがあったり、一度治まったのにまた再発したりするケースもあります。小さな子どもにはよくあることなので、あまり心配せずにおおらかな気持ちで見守りましょう。
成長が著しい時期に起こりやすい
体が急速に発達しているため、体に違和感を覚えることがありうまく眠れない赤ちゃんもいますよ。また、歯が生える時期も歯茎がかゆい、歯が生え始めて気持ち悪いなどで、赤ちゃんが睡眠退行になりやすいです。
眠りが浅い赤ちゃんに「どうしたのかな」と心配になるママも多いですが、成長しているときにも眠りは浅くなるということを頭に入れておきましょう。0歳児だけでなく、3歳ごろまでは体や心の成長が著しいため睡眠退行になりやすいですよ。
ママにとってもつらい期間
いつかは落ち着くものですが、毎日十分な睡眠時間が取れていないままではママもつらいですよね。たまには、パパや祖父母にお願いして休息を取る、保育園などの一時保育を利用して日中に休むなど、無理をせずに過ごすことが大切ですよ。
子どもが寝ているときは、ママも横になって休むようにすると疲れが少し取れそうですね。