夫婦でストレスがたまる原因。ママ側パパ側それぞれの理由と解消法
元々他人同士が一緒に暮らす「結婚」生活において、多かれ少なかれ夫婦関係のストレスはたまるものです。世間一般の夫婦は、どんなときにストレスを感じやすいのでしょうか。今回はママとパパ、それぞれの「ストレスを感じるとき」をご紹介します。あわせてお伝えする解消法もぜひ参考にしてくださいね。
ママが夫婦関係でストレスを感じるとき
家事や育児を手伝ってくれない
例えばこんな話を聞きました。『子育てはママの仕事』と決めつけているパパ。「食事のときも私ひとりで2人の子どものお世話をして、パパは何食わぬ顔で『お代わり』と私に茶碗を向けてきます。外食でも同じで、先に食べ終わったパパにいつも急かされます」と、ママは半ばあきらめたように話していました。
また最近では共働きも珍しくありませんね。ママも仕事で疲れているのに、パパが「大変なのは男の方」と決めつけて家事や育児を手伝おうとしない態度も、ママにストレスを与えてしまうようです。
口が悪くてすぐに怒る
ほんの些細なことで怒るパパであれば「何に対して怒るかわからない」とママはびくびくして、さらにストレスになってしまうことも。
中には子どもにまで怒鳴り散らすパパもいます。「親子で空港を歩いていたとき、4歳の娘が『見て、飛行機』と搭乗口で立ち止まったとたん、パパが『黙れ、早く行けよ!』と怒鳴り声を上げた」と話すママは、子どもへの影響が心配になったそうです。
直情型なパパはいわゆる「モラハラ」のことも多く、そのため「俺は悪くない」と主張して話し合いも難しいケースが少なくないといわれています。
趣味や飲み会を優先される
短時間でも自由時間が欲しいことをパパに伝えても「ママなんだから子どもが小さいうちは仕方ない」と言うパパも。これではストレスがたまる気持ちもわかります。
またパパが趣味に費やす金額にストレスを感じるケースもあります。例えばママは将来を考えて家計をやりくりしているのに、新しい趣味ができるたびに惜しげもなくパパがお金を使ってしまうと、ママが不満を感じるのも無理はありません。パパが趣味を持つこと自体にストレスがたまるママも多いようです。
パパが夫婦関係でストレスを感じるとき
疲れて帰ってきたときに家が片づいていない
一つは家が片づいていないときです。疲れて帰ったときは家ではくつろぎたいものですね。これはパパだけでなくママも同じだと思います。ところが家に物が散乱していたりひどく汚れていたりしていたら、どうでしょうか。
子育て中に家の中が多少片づいていないのは仕方ないことですが、不衛生な散らかり方をしていると、そこでの暮らし自体にストレスを感じてしまいます。
例えばソファーの上に食べ終わった菓子の袋や読みかけの雑誌が散乱している、また浴室がカビだらけな状態では「くつろげない…」と嘆くパパの気持ちもわかる気がします。
依存されすぎることがプレッシャーになる
依存するとは、例えば「とにかくパパにかまってほしい」「大切な判断や決断はパパにお任せ」などと望むことです。中には「私は子育てや家事でとても大変」という被害者意識から「パパに癒してほしい」と依存するママもいます。
何かを判断したり決断したりすることを、常に依存されるのは大変なことです。会社で緊張感をもって仕事をして、家に帰ってもママの世話をするようでは、ストレスがたまるのも無理はありません。
食べ物の好みや味つけが違う
よくあるのが、和食派と洋食派などの食べ物の好みの違いです。朝食のご飯派とパン派、肉好きと野菜好きなど夫婦で好みが違う場合、ママの好みばかり優先しているとパパはストレスがたまっていきます。
また味つけも同様です。食卓で味を調整できる薄味料理ならまだしも、ママが濃い味つけの料理ばかり出していると薄味好きのパパは嫌気が差してしまいますね。
中には「ママは健康食品が好きで、食卓にはテレビで話題になっている食材が入れ替わり並んでいる。ご飯とみそ汁で十分なのに…」と、ありがた迷惑な行為にストレスを感じているパパもいるようです。
夫婦でお互いのストレスをためないためには
たまには喧嘩をして意見を言い合う
ときには意見を言い合ううち、喧嘩になることもあると思います。「喧嘩になるからパパに意見を言うのはイヤ」というママもいると思いますが、不満を持ったまま黙っているより相手と向き合って自分の気持ちを伝える方が、夫婦関係にとって重要です。
ただし、ヒートアップして喧嘩がメインになるとよくありません。あくまで喧嘩した理由を忘れず、お互いに分かり合うための「ガス抜きの喧嘩」をしてくださいね。