冬エアコンで赤ちゃんもぬくぬく!快適にするためのポイントやコツ
寒くなってくると欠かせないアイテムのエアコン。今までは気にせずに使っていたけれど、赤ちゃんが生まれると、冬場エアコンを使用する際、赤ちゃんにとってちょうどよい室温はどのくらいなのか、また、赤ちゃんが乾燥するのではないかなど不安になりますよね。快適に過ごすためのポイントをご紹介します。
赤ちゃんにとって快適な温度って?
赤ちゃんは体温調節が苦手
大人や子どもであれば、暑ければ脱ぐ、寒ければ着ることができます。また、相手に寒さや暑さを伝えることができます。大人や子どもが簡単に行える体温調節でも、赤ちゃんは自分で行うことが難しいので、ママやパパが気を付けてあげる必要があります。
赤ちゃんは、自分の言葉で暑さや寒さを伝えられないだけでなく、自律神経の発達が未熟なため、大人や子どもよりも、気温の変化による感覚があまりありません。
そのため、寒くても上着を着なかったりすると赤ちゃんの体温はどんどん下がってしまい、暑くても上着を脱がないままでいると、熱中症になってしまうこともあります。
快適な室温と湿度はこれくらい
エアコンは室内全体を暖めてくれるし、温度の設定もできるのでとても役立つアイテムですが、気をつけたいのが湿度です。
理想的な湿度は50%といわれています。しかし、エアコンを長時間使用していると、湿度が下がり室内がとても乾燥してしまいます。乾燥すると何がいけないかというと、空気中に漂うウイルスの活動が活発になってしまうことです。
赤ちゃんは免疫力が低いので、ウイルスに感染しやすいです。そのため湿度にも気をつけてあげる必要があります。加湿器を使うことで乾燥対策ができますが、濡れたタオルを干しておくだけでも効果的です。
必要以上に暖めすぎないように注意
赤ちゃんは意外と暑さに弱く、寒さに強いところがあります。寒いときに、心配だからと厚着をさせて室温も高くしてしまうと、乳幼児突然死症候群を引き起こす可能性もあるため、必要以上に暖め過ぎないように気をつけましょう。
とくに夜は、着ているものや布団で調節できる場合はエアコンに頼らなくてもよいのではないでしょうか。明け方などの冷え込みが心配なときは、エアコンの設定温度を低めにして、加湿器を一緒に使うことをおすすめします。
赤ちゃんによい環境を上手に保つには
エアコンはつけっぱなしでもよいの?
実際に一日中エアコンをつける必要はありません。夜寝ているときが一番心配になると思いますが、赤ちゃんは眠っているときに代謝が上がるので大人よりも体温が上がります。
一晩中エアコンをつけっぱなしにするのではなく、寝かしつけする30分くらい前から寝室を暖めておき、赤ちゃんが眠りに入ったら一度エアコンを止めます。そして、明け方の一番冷え込みそうな時間帯に、暖房が入るようエアコンのタイマーをセットしておくと、赤ちゃんにとって快適な室温を保つことができます。
お部屋の乾燥対策をしっかりとおこなって
乾燥には、加湿器を使ったり、濡らしたタオルや洗濯物を室内に干したりすることが効果的です。また、2〜3時間に一度は換気をすることで、結露対策にもなります。
室内が乾燥してしますと、喉の粘膜が乾き、風邪を引きやすくしてしまいます。赤ちゃんは、喉が渇いたことをママに言葉で伝えることができないので、こまめに水分を取れるように気をつけてあげるとよいでしょう。
室温が下がるよりも、湿度が下がってしまう方が赤ちゃんにとっては心配だということを覚えておいてください。
寝冷えにはスリーパーなどで対策をする
そんなときにおすすめなのが「スリーパー」です。スリーパーとは、布団がベストのような形になっていて「着る毛布」といわれています。
スリーパーは肩のところにスナップが付いているので、着脱させやすいのが特徴です。首がすわり、手足をバタバタさせるおよそ3カ月くらいから使うことができます。布団のようにはいでしまったり、顔を覆ってしまい窒息してしまったりする心配がないのでとても便利です。
冬にエアコンを使用する際の注意点
使用前にはエアコンの掃除をしっかりと
エアコンのフィルターには、ほこりがたまりやすく、使用していなくてもほこりはたまります。また、夏場にエアコンを使用しているとさらにフィルターは汚れています。
エアコンを使用する前に必ずフィルターを掃除することをおすすめします。機種にもよりますが、どのエアコンも比較的簡単にフィルターが外せるようになっています。外し方がわからない場合は、説明書を参考にしてみてください。
洗い方は、ほこりなどの汚れが取れればどのような方法でもよいですが、取れる汚れを軽く落としてから、水洗いすると簡単にきれいになります。