遅生まれのメリットを知りたい。遅生まれと早生まれの育児の違い
同じ学年でも生まれ月によって遅生まれと早生まれっていいますよね。どうして遅生まれ早生まれというのでしょうか。なにか違いはあるのでしょうか。今回は遅生まれのメリットやデメリットを詳しく知りながら、遅生まれの人の育児のポイントについて紹介しますね。
早生まれは損?遅生まれは得?それぞれの違い
早生まれと遅生まれはいつからいつまで?
年齢計算に関する法律では「人は誕生日の前日に年をとる」と定められているので、4月1日生まれの人は3月31日に年をとることになります。小学校は「満6歳になって初めて迎える4月1日に入学すること」と定められていることから、4月1日生まれは3月31日に満6歳になるので翌日に入学することになるのです。
小学校に入学するときの年齢が早生まれは満6歳、遅生まれで満7歳になります。
このように同じ年に生まれたのに早生まれの人は先に小学校に入り、遅生まれの人は次の年に小学校に入ることから、「早い・遅い」というようにわけられているのです。
早生まれのメリットは何?先輩ママや保育士さんからみる早生まれの特徴 - teniteo[テニテオ]
子どもが幼稚園や保育園に入園するにあたり、早生まれなのでほかの同年齢の子よりも小さかったり、できないことが多かったりすることを心配しているママもいることでしょう。早生まれであることにどんなメリットがあるのか、先輩ママや保育士さんからみる早生まれの特徴についてお話しします。
早生まれと遅生まれの発達や学力の違い
身長や体重、運動能力については、高校生ごろまで遅生まれのほうが数値が高く、特に男子に大きな差があることがわかっています。
プロ野球やサッカー選手などのアスリートには、圧倒的に遅生まれの人が多いという研究結果もでています。体格や運動能力が早生まれより発達していることから、幼いうちにレギュラーに選ばれ、さまざまな練習や試合経験を積むことができることが一因のようです。
早生まれにハンデがあるって本当?早生まれの心配ごとやサポート方法 - teniteo[テニテオ]
早生まれの子を持つママは、まわりの子どもと自分の子どもを比べたときに、なにかと不安に感じてしまいがちですよね。生まれ月の差は子どもにとって本当にハンデになるのか。また、もしハンデがあるように思えたときには、子どもをどうサポートしていくべきなのか。一緒に考えてみませんか。
遅生まれの育児で気をつけること
過度の期待は子どもの重荷や負担になってしまいます。
また、今まではあまり苦労なくなんでも先にできていたのに、早生まれの人の成長が追いついてくる年齢になると、できるできないの差がなくなったり、追い抜かされたりすることで挫折を感じ、人一倍自信を失ってしまうこともあります。
遅生まれだからできることが当たり前ととらえず、本人が努力してできるようになったということを認めて、自信が持てるような言葉をかけてあげてくださいね。
遅生まれが得といわれる3つのメリット
1.早生まれの人に対し優越感や自信が持てる
その子供たちが集まって一緒に勉強や運動をしたとしたら、もともと成長の早い遅生まれのほうが体格や勉強、スポーツなど早生まれの人より秀でていることが目立ってくるようです。
できることも多く行動も早いため、集団生活でも余裕を持って過ごすことができるといわれています。そのため「自分はできる」と自信を持つことができたり、うらやましがられたりすることもあるかもしれません。
免許の習得や結婚できる年齢、お酒を飲める年齢に先に到達するため、早生まれの人より早く大人になった気分になれます。
2.体の成長が早生まれの人より早い
奈良女子大の研究チームによると、小学校1年生から4年生までは男女共に遅生まれが身長、体重などの数値が高くなっています。特に男子では小学校5年生以降は体格差が顕著になり、中学2年生の平均身長は4,6センチの差、中学3年生でも差は2センチとなっていることがわかっています。
女子では小学校5年生以降はほとんど差はないそうですが、データからも遅生まれの方が体の成長が早いということがいえます。
3.金銭面でも有利?各種手当について
児童手当は年度で支給され、4月生まれでも3月生まれでも中学3年生の3月31日まで支給されることから、4月生まれは3月生まれにくらべて総受給額が多くなります。医療費助成も同じで対象期間が長くなります。
遅生まれの人は中学を卒業し児童手当が終了しても、すぐに扶養控除が適用されます。扶養控除の対象となる基準日はその年の12月31日(翌年1月1日生まれを含む)なので、遅生まれの人はその年に16歳として判定されるのです。
逆に早生まれの人(1月2日生まれの人から)は16歳になっていないので扶養控除の対象にはならず翌年からとなります。