なぜ兼業主婦はイライラするのか?原因と対処法を知り笑顔で過ごそう
兼業主婦のママは仕事と家事、育児で忙しく、ストレスがたまってイライラしがちです。しかし、同じ兼業主婦でもあまりイライラしていない人もいます。一体何が違うのでしょうか。今回は兼業主婦が抱えるイライラの原因と、笑顔で過ごすためのイライラ対処法を紹介します。
イライラする原因が家庭の外にある場合
仕事が思うように進まず常に時間がない
朝は誰よりも早く起きて朝食とお弁当を用意し、子どもを預けたあと仕事に出かけ、仕事から帰れば夕食やお風呂の世話など息をつく暇もありません。
時間的な余裕がないため、仕事が思うように進まないとストレスが大きくなりイライラが強くなります。仕事をしたいけれど子どもの急な発熱で早退しなければならない、休まなければならないなど、仕事と育児の間で不満を感じることもあるでしょう。
また、育児があるから残業ができないといった場合、周囲と同じ仕事量をこなしているのに評価が下がることがあります。昇進が遅くなる、将来のキャリアデザインができないといった不安はストレスとイライラの原因です。
子育てへの理解が得られない職場にイライラ
時短勤務に切り替えたり、残業を断ったりして人事評価が下がってしまったというママや、子どもの体調不良などで早退すると嫌味を言われたというママもいます。
子どもの世話のための時短勤務や早退、欠勤は「仕方がないこと」です。楽をしているわけではないのに「サボっている」と受け取られるとイライラしてしまいますよね。
子育てをしながら働くことの大変さを伝えることで理解が得られれば、イライラを軽減できるかもしれません。働くママ同士で協力し合うなど働きやすい環境を作れるとよいですね。
立場の違いから起こる専業主婦ママとの対立
例えば「あなたは子どもと離れてリフレッシュできていいよね。私は子どもにつきっきりで息が詰まりそう」と言われるとイライラするかもしれません。仕事中は子どもと離れているとはいえ、自由時間ではないからです。
また「子どもが小さいうちはママがいないとかわいそう」などと価値観を押しつけるママもいます。立場の違いから起こる専業主婦ママとの対立にイライラしているママは意外と多いようです。
お互いの立場を尊重できない人とはなるべく距離を取るとイライラを減らすことができますよ。
イライラする原因が家族や両親にある場合
パパが家事や育児に協力的ではない
ワンオペ育児までいかなくても「パパがもう少し家事や育児に協力的だったらいいのに」と感じるママは多いようです。
例えば、子どもの世話をパパに頼んだところ、子どもの横に寝そべってスマホを触っているだけだったり、ママが土曜出勤している間、パパが家事をしていなかったりするとイライラが爆発しそうになりますね。
家計の負担をシェアしているのであれば家事や育児もシェアしないとフェアではありません。できるだけ不公平感ができないよう話し合えるとよいですね。
子育ての壁にぶつかりイライラすることも
特に「子育ての壁」を感じやすい2~4歳ごろの子どもを育てているママは、ストレスや不安などを感じやすいようです。仕事が忙しい時期などと重なると、時間の余裕がなくなってイライラが強くなるでしょう。
また、この時期は子どもが習いごとを初めて支出が増えたり、就学後に備えて働き方を変更したことで収入が減ったりします。育児に関するお金の不安が大きくなりストレスを感じるのではないでしょうか。
子育ての壁や育児のお金の悩みを乗り切るには周囲の協力が不可欠です。ひとりで抱え込まないよう注意したいですね。
考え方の違いで両親や義父母とぶつかる
例えば、両親や義父母が「子どもが3歳になるまでは母親が子育てをするべき」といった考えを持っている場合、仕事のために子どもを預けると「育児ができないなら仕事なんか辞めなさい」と言われるかもしれません。
また、お菓子やおもちゃを必要以上に買ったり、現在は間違いとされている方法でお世話をしたりすることにイライラを感じるママも多いようです。
感謝している気持ちは伝えつつも、ママの考え方や子育て方針を話して理解を得ることができればイライラを減らすことができます。どうしても理解が得られない場合は距離を取るのも一つの方法です。
家族そして自分のために笑顔を取り戻そう
イライラしていることに気づき自分を見直す
例えば、イライラの原因が「時短勤務に嫌味を言う同僚」の場合、仕事への協力に感謝している気持ちを伝え、子育てが大変であることを話してはいかがでしょうか。
また、「職場はお金を稼ぐための場所」と割り切ったり、「仕事のストレスを引きずるのはつまらないことだ」と考えたりするのもよいでしょう。嫌味を聞き流してしまえばイライラすることもなくなります。
イライラという感情を見直してみると、よい解決法が見つかったり、その原因が「ささいなこと」に感じられて気持ちが収まったりしますよ。