夫婦げんかが子どもに与えるストレスは?ママの効果的な気分転換方法
子育て中は育児方針や生活のことなどで、夫婦げんかに発展してしまうことも多いかもしれません。夫婦げんかを繰り返していると、子どもの発達に悪影響を与えることもあるようです。ストレスがたまったときに気持ちを切り替える方法や、夫婦げんかを長引かせないコツをお伝えしますので参考にしてくださいね。
夫婦げんかが与える子どもへの悪影響とは?
子どもの自己肯定感が低くなる
パパとママが大きな声で言い合いをしていると、子どもは不安な気持ちになります。そして「けんかをやめてほしい」と思っても、うまく伝えることができず我慢をしてしまうことが多いのです。
子どもは「パパとママがけんかをするのは自分のせいだ」と思い込んでしまい、自分の存在を否定してしまうのです。そう考えることで、子どもは自己肯定感が低くなり、自分に自信が持てなくなってしまう場合もあるのです。
子どもの成長のマイナス要因になる
しかしパパとママの仲が悪ければ、先ほどお伝えしたように心の成長が遅くなってしまいます。ネガティブな思考になれば、体の成長にも悪影響を与えてしまうのです。
たとえば寝る前にパパとママが大声でけんかをしていると、子どもは不安な気持ちのまま眠りにつくことになります。なかなか寝付くことができなかったり、寝付いたとしても夜中にうなされて起きてしまったりすることもあるでしょう。
ぐっすり眠ることができなければ成長ホルモンにも影響を与えます。成長ホルモンの出が悪くなれば、成長にマイナスの要因になってしまうのです。
子どもの人間関係を壊してしまう
そのためママがパパの悪口を子どもに言うと、子どもはつらい気持ちになってしまいます。ママがパパを嫌っているとわかれば、ママの前でパパに甘えることができなくなるかもしれません。
夫婦げんかが子どもに与える影響は、大人になって出る場合もあります。成長したときに「パパやママのようになるなら結婚したくない」と思う子もいます。
結婚に対して悪いイメージがあるのでチャンスがあっても踏みとどまってしまいます。パパとママからすれば、子育て中の夫婦げんかは「昔のこと」になっているかもしれませんが、時間が経っても子どもにはそうならないので注意しましょう。
気持ちを切り替えるためのストレス解消方法
いったん外出して気分転換をしよう
けんかになりそうだと感じたら、いったん外出して気分転換をするとよいですよ。自転車や車で近所を回ってくるだけでも気持ちが落ち着きます。
お店が開いている時間なら、かわいい服や雑貨を見に行くだけでも癒やされます。書店で本を読むのもおすすめです。
イライラしても、後で冷静になって考えると小さいことだと思うこともあります。イライラを感じたときは外出してリフレッシュしましょう。
ママ友とのおしゃべりでリフレッシュしよう
夫婦げんかの内容を聞いてもらうとすっきりしますよ。さらに自分の中でモヤモヤしていた気持ちが整理できます。
「うちもそうだよ!」「その気持ち、すごくわかるよ!」などとママ友に共感してもらえることもあるでしょう。どの家庭でもよくあることだとわかれば、イライラが落ち着いてくるはずです。
ストレスがたまったときは、ママ友とランチやお茶に出かけておしゃべりするようにしましょう。美味しいものを食べて笑うと気分転換になりますよ。
自分の好きなことを思いっきり楽しもう
「自分のやりたいことを我慢している」とストレスを感じるママは、もっと自分の好きなことを楽しんでみましょう。たまには「自分の時間」を作ってリフレッシュすることが大切ですよ。
子どもがお昼寝をしている間に、ゆっくりひとりで甘いものを食べたり、お気に入りの映画やドラマを見たりするのも楽しいものです。パパに子どもを預けてジョギングなどのスポーツをするのもおすすめですよ。
子育ての負担がママにばかりかかると気分が滅入ってしまいます。たまにはリフレッシュタイムを作りましょう。
夫婦げんか予防と長引かせないための注意点
パパママそれぞれの考え方の違いを知る
そもそも男と女では基本的な考え方が違っています。男性は答えをみつけて解決しようとするのに対し、女性は同情や共感を求めているのです。
たとえば「今日は子どもの用事が多くて忙しかった」という話をパパにしたとき、「それは大変だったね。おつかれさま」と言ってくれるとママは気持ちが落ち着くでしょう。しかし、「もっと効率よくできるんじゃないの?」と言われると嫌な気持ちになってしまいます。
男女の違いを理解すれば、パパの言葉を受け入れることができるかもしれません。