寝ぐずりの効果的なあやし方!赤ちゃんを心地よい安眠に誘うには
夜になって赤ちゃんを寝かしつけようとしても、泣いたりぐずったりしてなかなか寝てくれなくて困っているママはいませんか?今回は、そのようなママのために赤ちゃんが寝ぐずりしてしまう主な原因や、寝ぐずりをしたときの効果的なあやし方についてご紹介します。
寝ぐずりについて知っておきたいこと
寝ぐずりとは眠れなくてグズグズすること
この寝ぐずりとは、お昼寝や夜寝るときに赤ちゃんが眠たいのに眠れなくてグズグズすることをいいます。中にはすんなりと眠りにつく赤ちゃんもいますが、毎日寝かしつけるたびに機嫌が悪くなって1時間以上も寝てくれない赤ちゃんも珍しくはありません。
母乳やミルクをいっぱい飲んでお腹は空いていないはずだし、おむつも濡れてはいません。赤ちゃんの体調にも問題がないはずなのにグズグズと泣き続けるだけだと、ママもどうしたらよいのか困ってしまいますね。
夜泣きとの違いについて
寝ぐずりは「眠りたくてもなかなか眠れないでグズグズ泣いたり不機嫌になったりすること」をいいますが、夜泣きは「一度寝た後に突然起きて泣き出すこと」をいいます。
日中は元気に生活していて、寝るときにも上機嫌で眠りについたはずなのに、夜中に突然起きて泣き出すことは、赤ちゃんにはよくあることです。
確かに、寝つきは悪くないけど夜中に何度も起きてしまう赤ちゃんや、なかなか寝なくて1時間以上もあやさなければいけない赤ちゃんなど、様々なタイプの赤ちゃんがいます。赤ちゃんの睡眠に関するママの悩みといっても、人それぞれですね。
1~2歳までには終わることが多い
寝ぐずりは、当然個人差があります。寝ぐずりが始まる時期は赤ちゃんによってそれぞれ異なり、新生児のときから始まるケースがあるくらいです。中には、寝ぐずりをまったく経験しない赤ちゃんもいます。
寝ぐずりは、昼と夜の区別が身について生活リズムが整い始める生後6カ月ごろに治まることが最も多いようです。1カ月程度で自然に少なくなっていく赤ちゃんがいるかと思えば、1年以上も続く赤ちゃんもいます。個人差はみられますが、一般的には1~2歳までには終わることが多いといわれていますよ。
赤ちゃんが寝ぐずりしてしまう主な原因
日中の興奮が収まらないため
赤ちゃんは、日中に興奮したことを夜思い出すといわれています。初めて新しい乗り物に乗ったことや、新しいおもちゃで遊んだ興奮をその日の夜に思い出しているのかもしれません。これは環境の変化を理解できるまでに赤ちゃんが成長した証拠であり、記憶力がついてきたからでもあります。
だからといって、寝ぐずりをなくすために外出を制限する必要はありません。赤ちゃんに無理のない範囲内で刺激を与え、成長を促しましょう。
ママに不快感を伝えるため
赤ちゃんが寝ぐずりをしているようであれば、不快な思いをしていないか考えてみましょう。おむつは汚れていませんか?もしかすると、お腹を空かせているかもしれません。ゲップが出なくて不快に感じていることだって考えられます。
また、部屋の温度が原因で寝ぐずりをしているかもしれません。赤ちゃんにとって室温が暑すぎないか、寒すぎないかを確認しましょう。冷房を効かせた部屋で赤ちゃんを寝かしつけるときには、28℃くらいが適温だとされています。
生活リズムがまだ整っていないから
生まれてすぐの赤ちゃんは、昼と夜に関係なく短い周期で寝たり起きたりを繰り返しています。その後、夜長い時間眠れるようになるのが3~4カ月を過ぎたころです。体内時計が発達し始め、少しずつ昼と夜の区別がついてくるからだと考えられています。
それでも体内時計は未発達です。このようなときに朝遅くまで寝かせておいたり、長い時間お昼寝をさせたりすると、生活リズムが崩れてしまいます。寝ぐずりをなくすためには、生活リズムを整えることから始めましょう。生活リズムを整えることで赤ちゃんの体内時計が発達し、眠りにつきやすくなっていきます。
寝ぐずりしたときの効果的なあやし方
ママの体温を伝えながらあやそう
赤ちゃんにとって、添い寝はママの匂いや温もりを直接感じることができます。リラックスした気分になって、いつの間にか寝てしまうようです。
また、抱っこ紐やおんぶ紐を使わずに抱っこをするのもよいでしょう。大好きなママと触れ合うことで、赤ちゃんはお腹の中にいたときのように安心するようです。
どうしても泣きやまないときには、抱っこをしながら部屋の中をしばらく歩いてみましょう。ママの胸と赤ちゃんのお腹をぴったりくっつけて歩くことがポイントです。