LINEの乗っ取り被害を防ぐには。情報を守るためママができること
「LINE」は、プライベートだけでなく幼稚園などの連絡ツールとして利用しているママも多いでしょう。しかし、アカウントの乗っ取りや不正ログインが問題になっており、ママはセキュリティが心配ですね。今回は、LINEの乗っ取り被害に遭わないために、ママができる個人情報の守り方を考えていきましょう。
便利なLINEだからこそママも気をつけて
乗っ取られてしまうリスクは誰にでもある
たとえば、ログインに必要なIDとパスワードはママだけが知っていますよね。しかし、いつ、どこでIDとパスワードが流出するか分かりません。ママが気づかないうちに不正ログインや乗っ取り行為をされている可能性もあります。
乗っ取られた場合、LINEの中の個人情報や子どもの画像などが流出する恐れがあります。幼稚園の連絡網として利用している場合は、園の情報なども知られてしまいます。
ママは、自分が乗っ取られて周りを巻き込むリスクがあることを理解してLINEを利用しましょう。
自分のアカウントが削除されてしまうことも
スマホ画面に「利用することができません」と表示された場合、いつもログインしているママの端末がログアウトされて、何者かがほかの端末からログインしているかもしれません。ママになりすました犯人は「友だちリスト」の友だちへメッセージを大量に送りつけるなどの嫌がらせ行為を繰り返します。最終的には運営にアカウントを削除されてしまうそうです。
一度乗っ取られるとアカウントを取り戻すことはできません。定期的にパスワードを変更するなどして、乗っ取り被害に遭わないようにしましょう。
友人や知人が金銭的被害を受ける可能性も
2014年ごろに多く見られたのが、LINEを乗っ取った犯人が本人になりすまして友だちへメッセージを送るという手口です。メッセージの内容は、「時間があれば近くのコンビニなどでプリペイドカードを代わりに買っておいてほしい」というもので、購入したプリペイドカードの画像を送信させることで、プリペイドカード番号を入手して現金化するという詐欺行為です。
普段ならあやしいと感じても、親しい友人の頼みを疑うことなく受け入れる人が続出し、被害が広まったと考えられます。現在も、同じような被害に遭う人がいますので注意しましょう。
乗っ取り被害を防ぐためにできること
LINEアプリにロックを掛けておく
ママがスマホを落として紛失した場合なども注意が必要です。スマホ端末にロックを掛けているママは多いですよね。同じようにLINEアプリにも「パスコードロック」を掛けて乗っ取り操作を防ぎましょう。
設定方法は、LINEのホーム画面から設定、プライバシー管理の順に進み、「パスコードロック」をオンにして、設定したい4桁の数字を入力しましょう。LINEを開くたびに入力することになりますがセキュリティ面で安心です。
ほかの端末からのログインを制限する設定に
設定方法は、LINEのホーム画面から設定、アカウントの順に進みます。「ログイン許可」のタブをオフにして、ログインを制限するとよいですよ。
乗っ取りのほとんどはパソコンなどを使用しているそうです。ログインを制限すると、iPad版LINEやパソコンなどの端末からの操作ができなくなります。ちょっとした対策でセキュリティが高まります。ただし、ママもスマホ以外でログインできなくなるので気をつけましょう。
友だちになりすましたアカウントを見極める
友だちになりすました犯人は、LINEで「電話番号を教えてほしい」などのメッセージを送り、その後「認証番号が届くから教えて」と要求してくるそうです。要求どおりにすると、ママのLINEが乗っ取られてアプリ内の子どもの画像や色々な情報などが盗まれてしまうことになるのです。
友だちの様子がいつもと違うと感じた場合は安易に信じない方がよいでしょう。公式サイトのような偽サイトのURLを添付されるケースもあります。あやしいメッセージが届いたらすぐに返信せずにメールや電話で友だちに確認しましょう。
LINE以外でも使える乗っ取り防止法
SNSでも乗っ取りやなりすまし被害がある
詐欺行為や個人情報の入手、アカウント本人への嫌がらせや別サイトへの誘導などでアカウントを乗っ取ることが目的と考えられます。たとえばInstagramで、勝手に高級ブランドを安く販売するショップの投稿がされ、それを見て購入しても商品は送られて来ないというような詐欺行為などです。
ほかにも、SNS上の友だちにダイレクトメールを送り、個人情報を聞き出すというような手口があります。定期的なパスワードの変更や、覚えのない投稿がされていないかなどのチェックを心掛けましょう。