保育園に通う1歳の生活リズムは?生活の変化と大切なポイントを紹介
1歳の子どもの保育園入園を控え、入園後の生活リズムはどのようなものか知りたいと考えているママも多いのではないでしょうか。ここでは、保育園での平均的な生活リズムを知るとともに、0歳から1歳になると大きく変わるお昼寝や離乳食のこと、またこの時期に大切になる睡眠についてもご紹介します。
0歳から1歳になるとき大きく変わること
保育園に通う1歳の平均的な生活リズムの例
子どもは、毎朝7時に起床。身支度と朝食を済ませ、8時半に登園します。
午前中は、お散歩や室内遊びなどをして過ごし、11時半ごろから昼食を食べます。その後、12時半から15時までお昼寝をして、起きたらおやつの時間です。
おやつを食べ終わったら、お迎えの時間までは遊びの時間になります。
知り合いのママは、17時過ぎにお迎えに行き、帰宅後すぐに入浴。19時前には夕食を食べ始め、20時には布団に入れるように心がけているそうです。
お昼寝の回数が2回から1回になる
ある程度の体力がつくと、午前中にお昼寝をしなくても元気に過ごすことができるようになるので、お昼寝の回数が1日1回になります。
そのようなこともあり、多くの保育園では、1歳児クラスのお昼寝は昼食後の1回のみに設定されていますが、入園したばかりの子どもがその生活リズムに慣れるまでは、午前中のうちに疲れて寝てしまう子もいるようです。
保育園がお休みの日に、子どもが眠そうなときには無理をせず、午前中に1時間程度のお昼寝時間を設けてもよいかもしれませんね。
離乳食がほぼ完了し1日3回の食事になる
離乳食初期から後期までのあいだは、回数を1日1回から3回に増やす必要があるので、生活のリズムを安定させることが難しかったかもしれませんが、大人と同じように、1日3回決まった時間に食事を取れるようになってくると、生活のリズムも安定し、規則正しい生活が送れるようになります。
家族みんなで食卓を囲めるようになると、食事の時間も一層楽しいものになりますよね。ただし、大人と同じ固さや味付けの食事は1歳児にはまだ負担が大きいので、離乳食の進み具合いに合わせて、大人と同じメニューだったとしても味付けを薄くしたり、柔らかく煮込んだりして、固さや塩分を調整しましょう。
生活リズムを整えるために大切な睡眠
成長に欠かせない成長ホルモンが分泌される
その時間が過ぎると、こんどはレム睡眠と呼ばれる夢をみる浅い眠りの時間に入ります。このレム睡眠は、昼間経験したことを頭の中で整理する時間です。
身体の発達を促す成長ホルモンが分泌される眠り始めの時間も、脳の発達を促すレム睡眠の時間も、子どもの成長には欠かすことのできない大切な時間です。そのため、眠り始めてすぐに深い眠りにつけるような睡眠リズムと、一晩中ぐっすり眠れる睡眠環境を整えることは、子どもが成長する上で、大切なことといえるでしょう。
朝日を浴びて体内時計をリセットしよう
体内時計のずれは、朝日を浴びることでリセットできます。太陽の光を浴びると、睡眠を促すメラトニンというホルモンが消失し、体内時計をリセットしてくれるのです。
もし、最近子どもの「寝つきが悪い」とか「眠りが浅い」と感じているのであれば、体内時計がずれているのかもしれません。夜はできるだけ部屋を暗くし、朝起きたら、カーテンを開けて太陽の光を室内に取り込んでみましょう。
疲れを回復して健康的な体をつくる
大人でも、寝不足のときは前日の疲れが取れず、辛いと感じるときがあるものです。同じように、子どもも十分な睡眠を取っていないと、疲れを感じるのです。
体が疲れていると、病気や怪我のリスクも高まります。機嫌が悪くなることもあるかもしれません。
1歳児の理想の睡眠時間は11~13時間程度といわれています。夜だけで、この睡眠時間を満たすのは難しいかもしれませんが、お昼寝でも同様の効果が期待できます。
疲れをリセットして体力を回復させ、健康的な体をつくるためにも、毎日の睡眠時間を大切にしましょう。