添い乳は夜泣きの原因になる?その理由と添い乳をやめる方法を紹介
赤ちゃんが夜間に何度も起きたり、おっぱいを求めて泣いてしまったり…。こんなとき、ママはどのように対応していますか?もし、添い乳で対処しているのだとしたら、それが夜泣きの原因になっているかもしれません。ここでは、添い乳が夜泣きの原因になるといわれている理由や、添い乳をやめる方法などをご紹介します。
夜泣きの原因は添い乳かも!その理由とは
添い乳は癖になってしまう
特に、赤ちゃんが夜泣きをしたときなど、添い乳をすればすぐに泣きやんでくれますから、落ち着かせようとしておっぱいをあげるママもたくさんいるのではないでしょうか。
しかし、赤ちゃんが泣くたびに添い乳をしていると、夜中に目を覚ましたときにおっぱいを飲んで寝る癖がついて、赤ちゃんはおっぱいなしでは眠れなくなってしまいます。いくら寝かしつけが楽だとはいえ、夜間に何度も起こされて授乳をするのはママも大変ですよね。
また、添い乳が癖になっていると、断乳や卒乳をしようとしたときに、赤ちゃんもおっぱいをやめるのが難しくなってしまうかもしれません。夜間の授乳では、前回の授乳時間から判断するなどして、赤ちゃんがお腹を空かせているとき以外は、できるだけおっぱいをあげないようにしておきましょうね。
赤ちゃんの眠りの質が悪くなる
1人でも眠ることができる子は、浅い眠りから目覚めたとしても、しばらくすればそのまま再度眠りにつきます。でも、添い乳が癖になっている子の場合、目覚めたときに口にくわえていたはずのおっぱいがないことに気づいて、不安になり泣いてしまいます。
ママは添い乳をすれば、赤ちゃんが寝るとわかっているので、また添い乳をして寝かせますよね。このように頻繁に授乳を繰り返すことで、結果的に赤ちゃんが夜中に起きる回数を増やしてしまっているわけです。
一説では夜中に何度も目を覚ますことで、赤ちゃんの睡眠の質が悪くなるという話もあります。もちろん、赤ちゃんが眠る時間の長さや、夜間に起きる回数などは個人差も大きいので、十分な睡眠が取れていないと決めつけられるものではありません。
ただ、赤ちゃんの夜泣きが続く場合は、添い乳以外に対策を考える必要があるかもしれませんね。
夜泣き対策で添い乳をやめる方法は?
入眠と授乳を切り離す夜間断乳
そこでおすすめしたいのが、夜間断乳です。夜間断乳とは、就寝前に授乳した後、赤ちゃんが朝起きるまで授乳をしないという方法です。個人差はありますが、夜間断乳がうまくいけば、赤ちゃんがぐっすり眠ってくれることも多くなります。
ただ、月齢の低いうちに無理に夜間断乳すると、赤ちゃんの成長に影響が出る可能性もあります。生後半年を過ぎるまではなるべく避けたほうがよいでしょう。また、夜間断乳を始めると、最初の数日大泣きする子もいます。入眠方法の工夫や、夜泣きしたときの対処法など、事前の対策が必要不可欠といえますね。
腹持ちのよいミルクを使う
赤ちゃんが空腹で起きてしまうと、ママは授乳せざるを得なくなりますよね。夜間の授乳を控えるためには、赤ちゃんのお腹を十分に満たしておく必要があります。
ミルクは母乳に比べて消化や吸収に時間がかかるので、腹持ちがよいともいわれています。就寝前だけミルクに切り替えれば、赤ちゃんが空腹で目を覚ますのを防ぎやすくなるでしょう。
生後9カ月頃からはフォローアップミルクも使えますから、離乳食の栄養補給に利用してみるのもよいかもしれませんね。
入眠儀式を絵本や子守唄に変える
寝かしつけの定番でもある絵本や子守唄は、ママの声で赤ちゃんがリラックスできるので、眠気を誘いやすいようです。絵本を読むときは、優しいトーンでゆったりと語りかけるように行うのがコツですね。
また、子守唄にも色々ありますが、落ち着いた曲調なら、ママの好きなバラードなどを歌ってあげるのもよいと思います。
入眠方法を変えるときには、寝かしつけに苦労してしまう場面が増えるかもしれません。でも、しばらく続けることで、だんだん新しい入眠儀式が習慣づいてくるはずです。