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新生児は昼夜逆転しやすい!夜寝るための対策や寝ないときの対処法

新生児は昼夜逆転しやすい!夜寝るための対策や寝ないときの対処法

新生児との新しい生活がはじまると、ママは十分な睡眠時間が取れなくなります。赤ちゃんは昼夜関係なくお世話が必要ですが、そもそもなぜ夜まとめて寝ることが難しいのでしょうか。新生児は昼夜逆転しやすいといわれますが、その理由と対策についてもご紹介します。

新生児の昼夜逆転はなぜ起きる?

新生児に生活リズムはない

「朝目覚めて夜眠る」この当たり前のことは、私たちに備わっている体内時計がつかさどり、自然なサイクルとして身についていきます。ですが、生まれたばかりの新生児は、体内時計がまだ未熟なため、昼と夜の区別がつかず昼夜逆転してしまうことも珍しくありません。

むしろ、1日のほとんどを寝て過ごす新生児には昼も夜も関係なく、お腹が減ったりおむつに不快感を感じたりすることで目を覚ましてしまいます。ママはまとまった睡眠が確保できず、非常につらい時期ではありますが、生活リズムが整うことで徐々に改善されていきますのでもう少しの辛抱です。

生後2カ月をむかえたら、徐々に赤ちゃんの生活リズムを整えることを意識して過ごすようにしましょう。

まとめて寝ることができない

新生児はほとんど眠って過ごしているようにみえても、その眠りは浅く、ちょっとした物音や不快感でも目を覚まします。眠っているようでも色々な音や刺激を感じ取る様子は、ママのお腹にいたときの名残でもあるのかもしれませんね。

生まれてからの1カ月間である新生児期は、めざましい成長を遂げるときでもあります。眠る中で成長をし、身体の機能を整え、外の世界に一生懸命慣れようとしています。

ママは赤ちゃんが早くまとめて寝てくれるようにならないかと切に願う日々が続くかもしれませんが、薄暗かったお腹の中から出てきてまだ間もないことを忘れてはいけません。赤ちゃんが日の光や夜の静けさを感じられるようになるまで、もう少し待ってくださいね。

2~3時間たてばお腹がすく

身体の機能がまだ未熟な新生児は、なにをするにも「少しずつ」が基本にあります。まだミルクや母乳をうまく飲めないため少しずつ飲む、消化機能も未発達なためうんちやおしっこも少しずつ出します。

そのためママは1日に何度も授乳やおむつ替えをすることが必要になります。赤ちゃんは眠っていても2~3時間たてばお腹がすいてしまうので、授乳とおむつ替えで1日が終わってしまうような感覚です。

ただし、これも時間が解決してくれます。1度に母乳やミルクを飲める量はどんどん増え、膀胱はおしっこをためられるように発達してきます。

寝てばかりだった日々から、日中の活動時間が増える日々に変われば、昼と夜が区別できるようになるまでもう少しです。

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昼夜逆転させないための対処法は?

生活の中で刺激や興奮を減らす

新生児にかかわらず、いつもと違う環境や日中に興奮するようなできごとがあると、夜まで神経が高ぶりなかなか寝つけないということがあります。乳幼児ではお出かけ後に発熱してしまうこともよくありますね。

生後間もない赤ちゃんでも、環境の変化に驚いて眠る時間が乱れてしまうことがあります。長距離移動をしたり、知らない人にたくさん出会うだけでも赤ちゃんにとっては大きな刺激です。

まだ生活リズムが整っていないからといって、夜中に大きな音でテレビを見ることや大きな声で話すことは避けましょう。新生児期はとくに、穏やかな環境で赤ちゃんが安心して過ごせるように心がけることが、その後の生活リズムを身につけるうえでも大切です。

暑すぎたり寒すぎたりないように適温を意識

赤ちゃんは体温調整が苦手なので、暑すぎたり寒すぎたりする環境では快適に眠ることできません。汗をかいているときは必ず着替えをしてから、室内を赤ちゃんにとって快適な20℃から25℃程度に調整しましょう。

寒すぎると風邪をひいてしまいますので、赤ちゃんの手や背中を触って冷たくないか確認します。寒いときは室内温度を上げるか服をもう1枚着せますが、赤ちゃんは大人よりも暑がりなので、大人が着ている服の枚数より1枚少なめがちょうどよいといわれています。

室内で靴下をはかせることは自力での体温調整を育む妨げにもなりますので、室内が適温以内であればはかせる必要はないという意見もあります。季節や場所に合わせて赤ちゃんの眠る環境を整えましょう。

起床時間やお昼寝時間を調整する

新生児期は赤ちゃんのタイミングで起床やお昼寝をしてきましたが、徐々にママが調整していくと昼夜逆転現象の改善に期待ができます。2時間、3時間という小刻みの睡眠であっても、朝の7時を過ぎたら明るい部屋に赤ちゃんを移動する、お昼寝の時間になったらテレビなどを消して眠る準備をするなど工夫しましょう。

できる限りでいいので、メリハリのある1日を過ごすようにすると赤ちゃんも生活リズムを整えやすくなります。沐浴やお散歩なども毎日決まった時間に行うのがポイントです。

気まぐれで時間を変更することは赤ちゃんの整いつつある生活リズムを乱すきっかけにもなりますので、1日のスケジュールを決めてなるべく守るように心がけましょう。

新生児を夜寝かせるコツや寝かしつけ方

抱っこしながら歩いてみよう

泣いている赤ちゃんを抱き上げるとすぐに泣き止むことがあります。そのままゆっくり歩いてみると、寝てしまうことも珍しいことではありません。

赤ちゃんには抱き上げられると大人しくなるという本能が備わってます。これは動物の赤ちゃんにも備わっているもので、親猫が子猫の首を噛んで移動するときに子猫が動かなくなるのと一緒です。

赤ちゃんは抱き上げられると心拍数を下げ、リラックスしてそのまま眠りに落ちます。もともとは親と一緒に危険から逃れるために備わっていた本能ですが、眠ってほしいときにママが使う裏技としても有効です。

寝かしつけが難しい赤ちゃんでも、ママが抱っこして部屋の中をぐるぐる回ることで寝てくれることが多いようです。

ママの声は安心材料。ゆっくり話しかける

眠るときに大事な要素に「リラックス」があります。騒がしい音やまぶしい光、赤ちゃんにとって少しでも不快、不安な材料があると、なかなか寝ついてくれないことがありますね。

赤ちゃんにとってもっとも安心なのがママの存在、ママの声です。もちろん、パパでもOKな赤ちゃんもいますが、お腹の中でずっと聞いてきたママの声は別格かもしれませんね。

赤ちゃんにたくさん話しかけることは、赤ちゃんを安心させるだけでなく脳の発達にも大きな効果をもたらします。赤ちゃんだからわからないということは決してありません。

赤ちゃんはママの穏やかな口調や優しい声を感じ取ることができます。ゆっくり話しかけて、深い眠りにつけるように助けてあげましょう。

CDや子守唄も効果絶大

眠りに入るときに無音を好む人もいますが、心地いい音楽に包まれると心も身体もリラックスでき、眠りに入りやすい人もいます。赤ちゃんにとってママの声も大好きな音の一つですが、子守歌やリラクゼーションのための音楽CDを聴いても入眠効果があります。

耳にかすかには入る程度の音量で、眠る姿勢のままお気に入りの音楽をかけてみましょう。静かな環境の中で、音楽に耳を澄ますことが眠りを誘うコツです。

ママがそばで一緒に聴けば赤ちゃんはよりリラックスできますね。ママが子守歌を歌ってももちろんOKです。

ただし、テンポのいい曲や子どもの好きな歌をかけてしまうと逆に興奮して寝られなくなってしまうこともあるので選曲は慎重にしてくださいね。
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