ヒップシートにはどんな特徴がある?使える時期や抱っこ紐との違い
子どもを支える必要があるので片手が塞がる
特に子どもが自分からママやパパの体にしがみついてくれない時期だと、急に反り返るような体勢を取ることがあるので、背中から頭にかけてしっかりと支えていなければ危険です。また、油断していると子どもがバランスを崩して台座から落ちてしまうこともあるので、注意が必要です。
とはいえ片手があくことで、買い物袋やカバンを持ったり、掃除機をかけたり、ドアを開けたりなど、両手で抱っこしているときに比べてスムーズにできることが増えますよ。
ベルトがしっかりフィットするように装着を
装着するときは、体にフィットするようにベルトの長さを調節することが大切です。きつめに締めたほうが安定するのではないかと思われがちですが、きつすぎても腰が痛くなることがあります。実際に装着してみて、少しずつ調節しながら自分が「ちょうどよい」と思える長さを見つけましょう。
また、子どもを乗せているうちにヒップシートがだんだんと下にずれてくることがありますので、ずれることも考慮して初めは腰の上の位置に装着するという方法もおすすめです。
自分に合ったポジションを見つけて負担を軽減しましょう。
ヒップシートが活躍するシーンを紹介
子どもが歩けるようになって間もないとき
反面、一人歩きがまだ安定しておらず体力も未熟なため、疲れると「抱っこして」とパパやママに抱っこを要求しますが、抱っこをすると「また歩きたい」と抱っこを嫌がることがあります。抱っこ紐だと装着に時間がかかるため、何回も装着を繰り返すのはつらいですよね。
ヒップシートなら簡単に装着できるので、抱っこしたり一人歩きをしたりを子どもが繰り返しても、イライラせずにすごせるでしょう。
ベビーカーを使わないお出かけのとき
いつまでも抱っこしたままで歩くのは疲れますが、ヒップシートがあるとママの負担を軽減できて便利です。
また、水族館や動物園などで子どもと一緒に見て回るときにも役立ちます。子どももママと近い目線の高さになるため見やすく、同じ眺めを共有できて楽しめるでしょう。
ほかにも、近所をちょっと散歩するときにもヒップシートを活用すると、財布とスマホなどの必要最低限の物だけ持ってサッと出発できます。
抱っこで寝かしつけをするとき
ヒップシートを活用すれば抱っこが安定し、ママの負担を軽くすることができますよ。また、抱っこ紐を使って寝かしつけをしているママも多いと思いますが、ぐっすり眠るまでの間、子どもはちょっとした振動で起きることがありますよね。「もうそろそろ寝たかな?」というタイミングで子どもを布団におろしたのに目を覚ましてしまい、また寝かしつけるまでに時間がかかった経験もあるかもしれませんね。
ヒップシートならママが腰をかがめながらスムーズにおろすことができるので、子どもの眠りを妨げにくいでしょう。
ヒップシートを選ぶときのコツは?
使える月齢や体重を確認してから購入しよう
新生児のときから使いたいのか、3歳ぐらいまでは使いたいのかなど、家庭によって使いたい時期は様々だと思いますので、使える年齢や体重を確認してから購入しましょう。
ただ、月齢が低いうちは体重が軽いので、普通に抱っこしていてもそんなに負担を感じることはないかもしれません。先ほどもお伝えしたように、ヒップシートが大活躍するのは1~2歳の時期です。新生児のときから使える商品もたくさんありますが、1~2歳の時期に使えるものを選ぶとよいでしょう。
メイン使いかサブ使いかで選ぶ
すでに抱っこ紐は持っているというママは、ヒップシートのみのタイプを選べば、その日のすごし方や子どもの成長に合わせた使い分けができますよ。肩ベルトの取り外しが可能なタイプを選べば、子どもの気分やお出かけ中の状況にも合わせて使い分けられるので便利でしょう。
どのように使いたいかによっても選び方は変わってきます。「お家で子どもの寝かしつけをするときにだけ使いたい」というママは、ヒップシートのみのものでも十分ですね。
素材や収納など機能性で選ぶ
例えば抱っこ紐タイプなら通気性をよくするために、子どもの背中を支える部分にメッシュ素材を採用しているものがあります。これなら子どもとの長時間の密着でも蒸れにくく快適ですね。寒い時期は上から抱っこ紐用の防寒カバーをつけると、子どもの防寒対策もできますよ。
ほかにも、収納力があるとちょっとしたお出かけや買い物にも便利です。財布やハンカチなど、軽くて小さいものを持ち歩くだけならわざわざカバンを持ち歩く必要がなくなります。
清潔を保つためにも、洗濯できる素材かどうかも確認してから選ぶとよいですね。