赤ちゃんの冬の服装を選ぶポイントは?肌着や寝るときの服装について
寒さが厳しい冬の時期、「赤ちゃんにどんな服を着せたらいいのか」「どんな素材がいいのか」「お出かけや寝るときの格好はどうすれば?」など、ママとしては迷いますよね。冬の肌着の種類や選び方、お出かけのときの服の着せ方、就寝時の服装のポイントなど、赤ちゃんの冬服についてご紹介します。
赤ちゃんの冬の肌着を選ぶポイント
赤ちゃんは敏感肌ということを意識して
生後3カ月ごろから、胎内でもらったママのホルモンが減少するのと同時に、肌を覆っていた皮脂の分泌量も減少します。皮脂には肌の表面を保護する働きがあるため、減少すると肌が乾燥し刺激に弱くなるようです。
また、あんなにも小さな体であるにもかかわらず、汗腺の数は大人と同じです。赤ちゃんは新陳代謝が活発で体温が上がりやすいため、すぐ汗をかいてしまいます。敏感な肌に汗をかくと、あせもなどの肌トラブルにつながりやすくなりますよ。
そんな敏感な肌に合わせる衣類は、デザインだけでなく肌に優しい素材かどうかが重要です。通気性や吸湿性に優れているかも気にしたいですね。
肌着の種類とそれぞれの特徴とは
「短肌着」は半袖・お腹くらいの丈で、ボタンではなく紐で開閉します。甚平の上部分のような形です。「長肌着」は、膝くらいまでの長めの丈で、短肌着と同様、紐で脱ぎ着します。長袖と半袖があります。
「コンビ肌着」は、長肌着の形で股部分にスナップボタンがついているため、足をバタバタ動かすようになってもはだけることがありません。「ボディ肌着」は、丈の長いTシャツのような形で股部分をスナップボタンで留められます。短肌着などよりやや厚手の生地が多いです。
「ショートオール」は、半袖・半ズボンの丈感で股部分にスナップボタンがついています。前身頃にもスナップボタンがついていて、大きく開けるようになっています。
肌着の素材も意識してみよう
同じ綿でも、織り方により種類が異なります。吸水性と速乾性にすぐれた「ガーゼ」は通年重宝します。冬はソフトな肌触りで吸湿性・通気性に優れた「スムース」、やや厚手で保温が高い「フライス」などもおすすめです。
寒いからと、厚すぎる肌着を選ぶのは避けましょう。服を重ねたときに腕周辺がゴワゴワしたり、汗を吸水しづらく熱がこもりやすかったりします。肌着を厚手にするより、その上の服で調整しましょう。また、寒い時期はヒートインナーなどの化繊の肌着を見かけますが、肌が敏感な赤ちゃんへは避けたほうがよいですよ。
お出かけするときの赤ちゃんの冬の服装は?
赤ちゃんの防寒対策を意識しよう
ですが、冬ならではの澄んだ空気を吸うと、ママも気分転換になるでしょう。また、赤ちゃんも冷たい空気を感じることで、肌や心臓が鍛えられて免疫力を高められますよ。
防寒対策を意識して洋服や小物を工夫すれば、快適にお出かけすることができます。風を通しにくいアウターやブランケットなどの小物は、寒い時期のお出かけに大活躍でしょう。また、気温が比較的高い正午から夕方までの時間を選んだり、公園の日は思いっきり遊べる天気のよい日に設定したりなど、服装以外の工夫もしたいですね。
お出かけのときの冬の服装の組み合わせ
抱っこの場合は、赤ちゃんにアウターを着せる代わりに抱っこ紐ごとすっぽり覆えるようなママコートや、抱っこ紐の上からかぶせる防寒ケープが活躍します。抱っこするとズボンやロンパースの裾が持ち上がり足が出てしまうので、レッグウォーマーや長めの靴下をプラスするとよいでしょう。
ベビーカー移動では、アウターを着せた上にブランケットをかけると温かいです。抱っこ紐の防寒ケープをブランケットと兼用しているママも多いですよ。
体温調整を意識することが大事
外は寒くても室内に入ると暖房が効いていて暑いということも多く、室内外の寒暖差が冬の時期は大きいですよね。赤ちゃんは新陳代謝が活発で汗をかきやすく、室内に入ると汗をかいてしまうこともしばしばです。
厚手の肌着と厚手の洋服の2枚を着せるなら、薄手の肌着1枚に薄手の服を2枚という風に、1枚マイナス・プラスすることで体温調整が容易にできるよう考慮しましょう。ベストやカーディガン、レッグウォーマーは脱ぎ着が楽で部分的に温められるため、体温調整にはおすすめのアイテムです。
赤ちゃんのアウター選びに悩むママに
ねんねの時期はおくるみでOK
アウターの代わりに、おくるみで赤ちゃんを包んで抱っこすると、寒い日でも安心してお出かけできますよ。夏場はタオルケットなどをおくるみの代わりに活用している方も多いですが、冬場は少し厚めの生地のおくるみがおすすめです。
おくるみの下は、室内で過ごすようなカバーオールやツーウェイオールを着せるだけで大丈夫でしょう。寒い日は足元までしっかりおくるみで包み、頭にはニット帽をかぶせると頭が冷える心配もなくなりますね。