寝不足のなかの新生児育児。新米ママの最初の壁はこうして乗り越える
出産を終えるとすぐにスタートするのが赤ちゃんのお世話です。ママの体調が万全に整っていなくても待ってはくれないので本当に大変な時期だともいわれています。特に、自宅に戻ってからはさらに大変さが増します。今回は、新米ママの新生児育児についてみてみましょう。
新生児のお世話は寝不足との戦い
新生児期の赤ちゃんは睡眠リズムが不安定
パパママであれば、朝起きて、夜寝るという一定のサイクルがありますよね。しかし、新生児の赤ちゃんはこのサイクルができあがるのは当分先のことです。
基本的には寝て過ごすことが多いものの、いつ起きて、いつ寝るのかは予測はできないのです。当然、赤ちゃんが起きていればママも赤ちゃんを放置して寝ることはできませんよね。
たとえママが眠たくても赤ちゃんが寝るまで付き合う必要があるので、寝不足が続く恐れがあります。
授乳におむつ替え、もう次の授乳タイムが!
これに加えて、ママがやらなくてはいけないのが授乳とおむつ替えです。授乳はだいたい3時間おき、おむつ替えは赤ちゃんのおしっこやうんちが出たらその都度してあげる必要があります。
これも昼夜問わず繰り返す必要がありますので、ママは基本的には3時間以上続けて眠ることができないということになります。慣れないうちは、授乳にも時間がかかってしまいますので、授乳を終えたと思ったら、もう次の授乳タイムになっていたということもあるかもしれませんね。
寝かしつけもむなしく背中スイッチ発動
このなんともむなしい結果を引き起こす原因に背中スイッチの作動が関係しています。背中スイッチを押してしまい赤ちゃんが起きてしまったらまた寝かしつけを一からしなくてはいけません。
背中スイッチを作動させないようにするには、とにかく赤ちゃんを熟睡させることがポイントです。しかし、この見極めがなかなか難しく、気づいたら抱っこしたまま椅子に座って眠っていたというママも多いのです。
敏感な背中スイッチを作動させないコツを習得するまでが一番大変な時期かもしれませんね。
寝不足が引き起こす、ママのトラブル
頭痛やめまいなど、身体的な不調
しかし、新生児の赤ちゃんのお世話で蓄積される寝不足は、一時的ではあるもののいつ終わりがくるのか予測がとても難しいです。寝不足が重なれば重なるほど身体的な不調が出ることもあります。
寝不足が重なると、ただ単に疲れやすい、眠気を感じるという症状のみならず、頭痛やめまいが生じることもあります。そういった症状が出たと気づいたときに、すぐに眠ることができればよいですが、それもなかなか簡単なことではありません。
休めないストレスでイライラしてしまう
どんな姿でも愛らしくてしょうがないと思うママがほとんどですが、寝不足が重なることで気持ちに余裕がなくなり、泣き声にイライラしてしまったり赤ちゃんのお世話が億劫に感じてしまったりすることもあるようです。
赤ちゃん以外に上の子がいてお世話をしなくてはならない場合や、家事をしていると、休めないストレスは増える一方でイライラを解消するタイミングすら得られないことも珍しくありません。寝不足は精神的、肉体的にもママを追い詰めてしまう原因になるのです。
産後うつに繋がる可能性も
これらの体調不良に加えて、忙しい日常生活、赤ちゃんのお世話、これらを一生懸命こなそうとするママに起こる可能性があるのが産後うつの症状です。産後うつはその名のとおり、うつ状態の一種であり、誰もがなる可能性のあるものなのです。
赤ちゃんが可愛いと思えない、何もやる気がしない、外出するのが億劫になる、突然悲しくなるなど症状はさまざまですが、症状が悪化してしまうと赤ちゃんに虐待をしてしまったり、自殺をしてしまったりすることもある本当に怖い症状です。