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ママがパートでも保育園に入れる?融通を利かせた働き方で上手に両立

ママがパートでも保育園に入れる?融通を利かせた働き方で上手に両立

子どもが保育園に入ることができる年齢になったらパートタイムで働きたいと考えているママは多いのではないでしょうか。パート勤務は正社員よりも給与は低いかもしれませんが、仕事と子育てを両立させるうえでさまざまなメリットがあります。今回は保育園を利用しながらパートで働くコツを紹介します。

パートでも保育園に入園できる?

パートママでも入園の申し込みはOK

保育園は誰でも利用できるわけではなく、「保護者の代わりに園が子どもを保育する必要がある」と判断された場合にのみ利用することができます。

代表的なものは「就労」で、保育園を利用しているママの多くが働いています。働いていない場合でも「産前・産後」、「保護者の病気または障害」、「同居家族の介護」、「災害の復旧」なども保育園利用の理由になります。

「就労」については雇用形態の決まりはないため、正社員はもちろん、派遣社員などの非正規雇用や、自営業も保育園を利用できます。パートママでも入園を申し込むことはできますよ。

また、「就労」を理由とする場合、基本的には「就労中」であることが条件ですが、就職活動中でも保育園を利用できることもあります。

雇用形態より勤務時間を重視

パートタイムでも正社員でも利用可能な保育園ですが、勤務時間が極端に短いと利用できないこともあります。

保育園利用の可否を決めているのは、利用条件ごとに定められたポイントの合計です。ポイントの定め方は自治体によって違いますが、ポイントが高いほど優先順位が高くなります。

例えば、自治体が「週5日以上勤務かつ週40時間以上の就労」を50ポイント、「週3日以上勤務かつ週16時間以上の就労」を20ポイントと定めている場合、優先順位が高いのは50ポイントのママです。

雇用形態は利用条件と直接関係ないため、正社員でもパートでもフルタイムで働いていればポイントは同じになります。子どもを保育園に預けられる仕事を探すときは、勤務時間を重視して選ぶとよいでしょう。

待機児童の多い自治体だと入れないことも

雇用形態の違いは保育園利用の条件とは直接関係ありませんが、待機児童が多い自治体だと正社員に比べて不利になることもあります。

パートの勤務時間や勤務日数は職場によって違いますが、正社員に比べて少ない場合がほとんどです。そのため、パートママは正社員ママよりも優先順位が低くなる傾向があります。

待機児童が多い自治体では、ママが正社員であっても「時短勤務」「育休中」などの場合、保育園に入れないことも珍しくありません。勤務日数や勤務時間が短いパートでは入園がさらに難しくなるでしょう。

パートで勤務時間が短いと、競争率が高い園ほど不利になります。待機児童の多い自治体の場合、子どもの定員数が多い園を選べば入園できる可能性が高くなります。

保育園に通いながらパートで働くメリット

勤務時間を徐々に増やしていくことも可能

子どもが保育園に入ったら、すぐにフルタイムで働きたいと考えるかもしれません。

しかし、入園後数日間は午前中だけの「慣らし保育」であったり、環境の変化に慣れていない子どもが体調を崩したりするため、思っているように働けないことがほとんどです。

また、フルタイムの仕事と子育て、家事を両立させるのは時間、体力に大きな負担がかかります。新しい環境に慣れる前に負担を抱えすぎると、ママが体を壊す原因になりかねません。

正社員の場合、勤務時間や勤務日数の増減は簡単ではありませんが、パートは勤務時間を融通しやすいという特徴があります。入園したばかりのうちは勤務時間を少なめにしておき、慣れてきたら勤務時間を増やすことも可能です。

保育園の行事に合わせてシフトを組める

保育園によって親子で参加する行事の数は異なりますが、運動会や発表会などの行事はほとんどの保育園で行われています。「参加必須」というわけではありませんが、子どものためにもできるだけ参加したいですよね。

勤務する時間や曜日がきっちり決められている仕事の場合、行事に参加するために会社を休んだり、早退したりしなくてはなりません。しかし、シフト制のパートであれば行事に合わせてシフトを組むことができます。

行事に合わせてシフトを組むと、その日は「休業日」ということになるため、休んだことで肩身が狭い思いをすることもなく、気兼ねなく行事に参加できますね。

子どもを保育園に通わせながら働ける仕事を探しているママは、シフト制の仕事を選ぶとよいでしょう。

パートでも社会復帰することでママの自信に

子育てママの就職活動は、働ける時間の制限や子育てとの両立といった条件面で難しくなる傾向があります。一方、条件がマッチしていても面接で落とされるということも珍しくありません。

面接で失敗する原因として多いのが、「ブランクが長い」「妊娠前の社会経験が少ない」などの理由から、ママが自分に自信を持てずにいるというケースです。

例えば、子どもを預けるときに保育士が「たぶん面倒を見られると思います」といったとしたら、ママは不安を感じますよね。これは会社が人を雇うときも同じで、自信がある人と自信がない人では、自信がある人を採用します。

パートでも社会復帰をすれば、ママは自信をつけることができます。正社員登用制度があるパートならキャリアアップも期待できますね。

パートで保育園に入れる前に確認しよう

高額な保育料で赤字にならないように

子どもを保育園に預けるときに気になることといえば、やはり保育料ではないでしょうか。

認可保育園の保育料は世帯収入などによって決まりますが、おおむね1カ月に3万5千円から5万5千円くらいです。認可外保育園は園が自由に設定できるため、保育料のばらつきが大きくなりますが5~7万円くらいが多いといわれています。

ママがパパの扶養から外れない範囲で働く場合、月収は8万5千円程度に抑えなくてはなりません。もし、保育料が7万円かかるとしたら、月収8万5千円でも手元に残るお金は1万5千円になってしまいます。

パート収入が低いと認可保育園でも赤字になるかもしれません。パートで保育園に入れるときは保育料がパート収入を超えて赤字にならないよう注意しなくてはなりません。
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