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子どものためのジュニアnisa!始める前に知っておきたい基礎知識

子どものためのジュニアnisa!始める前に知っておきたい基礎知識

口座の金融機関を切り替えると課税が発生

ジュニアnisa口座を開設後は、金融機関を切り替えることができません。どうしても変更する必要がある場合は、いったん現行の口座を廃止する必要があります。

つまり「18歳になる前に途中で払い出しをする」ということになり、それまでに得た利益すべてに対して20%の税金が課せられてしまいます。もちろん同じ金融機関内で所有しているほかの口座に移すということもできません。

もし金融機関を切り替えるという際は、ジュニアnisa口座を廃止したことを証明する、「未成年者口座廃止通知書」を取得して、新たに開設する金融機関に提出する必要があります。せっかくの節税制度がすべて無意味になってしまいますので、最初に口座開設するときに金融機関をよく吟味したほうがよいでしょう。

ジュニアnisa口座開設時に必要なもの

未成年者のマイナンバーカード

ジュニアnisaを取り扱っている金融機関は証券会社をはじめ、銀行や郵便局、生命保険会社などさまざまです。各金融機関によって多少違いはありますが、口座開設時に必要なものをご紹介しておきます。

口座開設する子ども本人のマイナンバーが必要です。マイナンバーが記載されているカードには、自治体から配布された紙製の「通知カード」と、希望者に配布されるプラスチック製の「マイナンバーカード」の2種類があります。または「マイナンバーが記載された住民票」もあります。

金融機関によって、この3つのうちどれかのコピーでよいというところと、「マイナンバーカード」以外の場合は免許証やパスポートなどのコピーとあわせて提出する必要があるところがあります。

未成年者と運用管理者の本人確認書類

先ほども書きましたが、ジュニアnisaでは名義人こそ子ども本人ですが、実際の口座管理は保護者などの大人がおこなうことになります。基本的には口座開設者となる未成年の二親等以内の親族とされています。

「運用管理者」として口座管理する大人の本人確認書類として、下記いずれか1点、もしくは2点のコピーが必要です。

旅券(パスポート)
運転免許証(裏表両面)
住民基本台帳カード(裏表両面)
住民票
印鑑登録証明書
運転経歴証明書
身体障害者手帳
精神障害者保健福祉手帳
療育手帳
在留カード(裏表両面)
特別永住者証明書(裏表両面)
各種保険証(裏表両面)

金融機関によって書類の種類や提出に必要な点数は異なります。

運用管理者との続柄が確認できる書類

運用管理者が両親の場合と祖父母の場合、または口座開設者となる子どもと同居しているか別居かによって、必要な書類が違ってくる場合が多いようです。例として楽天証券と三菱UFJ銀行の必要書類を記載しておきます。

【楽天証券】
同居の場合…家族全員が記載された住民票の写し(親子の続柄が記載されているもの)
別居の場合…戸籍謄本、または戸籍全部事項証明書(親子関係が確認できるもの)

【三菱UFJ銀行】
親権者が運用管理者の場合…健康保険証、 住民票の写し、戸籍謄本、母子健康手帳(母・子の証明のみ)などのいずれか1点
祖父母が運用管理者の場合…住民票の写し、戸籍謄本など

続柄を確認する書類に関してはその定義自体が金融機関によってだいぶ異なるようです。

ジュニアnisaの口座選びのポイント

投資商品が豊富に選べる会社

いざ口座開設してみようと思っても、どこの会社を選んだらいいのか、初心者には悩むところですよね。しかもジュニアnisaでは一度開設した金融機関は変更できない決まりなので、会社選びは重要です。

選ぶ際のポイントはいくつかありますが、取扱商品数が多い会社はおすすめです。投資を始めるにあたって不安を持っていると、窓口で直接話を聞けるような会社を選びたいところですが、銀行や郵便局などは取り扱い数がとても少ないのが現状です。

そこでおすすめなのはネット証券です。会社によっては国内株式、投資信託だけでなく海外株式まで取り扱っているところもあります。またジュニアnisaでも、銘柄によっては最近話題の「株主優待」が受けられるので、選択肢は多いほうがありがたいですね。

ポイントが貯まる制度のある会社

主にネット証券でのサービスですが、投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる、またはキャッシュバックする制度があります。貯まったポイントは、現金にかえたり、新たな投資商品を購入するのに使ったり、中にはグループ企業でショッピングできるものなどがあるようです。

ポイント還元率は各社でかなり違いがあります。還元率の高い会社と低い会社では2~5倍近くの差があるようなので、金融機関を選ぶ際の条件に「ポイント還元率のいい会社」を入れておくのもよいと思います。

また、同じ「ポイント」でも、上記のような保有残高に応じて毎月付与されるものもあれば、売買手数料を還元するために付与されるものもあります。せっかくならポイント制度のある会社で少しでもお得に利用したいですね。

お得なキャンペーンを活用しよう!

ジュニアnisaは比較的新しい制度なので、今は各社ともに新規契約者を獲得するための争奪戦の最中。魅力的なキャンペーンを打ち出して、興味を持ってもらおうという証券会社は多いようです。

抽選で現金がキャッシュバックされるものや、商品をプレゼントしてくれるものなど、キャンペーン内容はさまざまです。たいていは新規に口座開設するとき、始めて取引するとき、などに対するものが多いようです。

キャンペーンは応募期間や条件などがその時々で変更するのでこまめにチェックする必要があります。繰り返しになりますが、金融機関変更ができないので、キャンペーンやポイントなど目先の利益だけでなく、中長期的に見て会社を決める必要があるでしょう。

まとめ

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