パパのいびきがうるさくて眠れない!原因や対策と病院に行く目安とは
毎晩、パパのいびきがうるさくて眠れないと悩んでいるママもいることでしょう。ママが寝不足になると翌日に響きますよね。そこで今回は、パパがいびきをかくのはどうしてなのか、パパのいびき対策、病院へ行ったほうがよい症状の目安などについてお話しします。
パパがいびきをかくのはどうして?
鼻づまりやストレスで口呼吸になっている
いびきは喉の気道が狭くなり、その狭い空間を空気が通り抜ける際に周りの粘膜が振動することにより引き起こされます。
よくある理由に鼻づまりがあります。鼻づまりを起こすと、鼻から呼吸ができないために口呼吸となっていびきが起こるのです。
また、ストレスを抱えていると交感神経が活発になり、多くの酸素を体内に取り入れようとして口での呼吸が盛んになります。そしてその結果いびきをかいてしまうのです。
薬や飲酒のせいで気道が狭くなっている
睡眠薬のおかげでパパはよく眠れるようになるかもしれませんが、ママと子どもはパパのいびきで起こされてしまうので、ちょっと困ってしまいますよね。
また、パパが飲み会から帰ってきた日は特にいびきがひどいと感じるママもいることでしょう。飲酒をするとアルコールの作用により舌の筋肉が弛緩するので、睡眠薬を飲んだときと同じように舌が気道に落ちてふさいでしまい、いびきが起こるとされています。
肥満や舌が長いなど身体的な理由も
肥満になると、首回りに脂肪がつきやすく、自然と気道が狭くなってしまうためいびきをかきやすい体質になります。これと同様に、スポーツなどで首回りに筋肉がついていると気道を圧迫するため、いびきをかきやすいようです。また、扁桃腺が腫れているときも、気道を圧迫していびきをかくことがあります。
先ほども少し触れたように、舌が気道をふさぐと空気が通りにくくなるため、舌が長い人も要注意です。ほかにも、あごが小さい人はあごの周りの筋肉が弱いことが多く、寝ている間に舌を支えることができずに、舌が落ち込んで気道の邪魔になることがありますよ。
パパのいびき対策でママにできること
寝具を見直し横向きに寝るようパパに伝える
まず、寝具を見直してみることも大切です。パパの枕が高すぎると、首が曲がって気道が圧迫されるのでよくありません。首の高さに合った枕を選ぶことがいびき防止のカギとなります。
頭が沈み込む枕であれば安心なように思えますが、横向きの態勢になったときに頭を支えることができないので、ほどよい高さがあるものを選ぶようにしたいですね。
また、横向きで寝るようにすると舌が気道をふさぐ心配がないため、いびきが治まることもあります。
体型や体調を整えるようにサポートを
肥満で首回りが太いと感じたら、ダイエットをしてもらうのも一案です。パパ自身が運動を心がけるのはもちろんのこと、ママもカロリーの少ない料理をするなど協力したいですね。なかなか痩せない、リバウンドしてしまうという場合には、専門家に相談することも大切です。
飲酒や睡眠薬、ストレスが原因と考えられる場合には、お酒を減らすようにし、睡眠薬がなくても眠りやすいよう、夫婦で寝る前のストレッチをしてみるのもよいですね。パパがストレスを感じている場合は、パパが家でリラックスできるようサポートしてみましょう。
いびき対策グッズを使ってみる
舌が気道をふさぐことによりいびきをかくという場合には、マウスピースがおすすめです。マウスピースをすることにより気道を確保することが可能なので、いびきを減らすことができます。ドラッグストアにもありますが、歯科もしくは耳鼻科で作ってもらうのもよいですね。
鼻づまりが原因でいびきをかくようであれば、いびき対策用のテープが役立つかもしれません。テープを貼ることにより、鼻腔を拡張することができるので鼻づまりの改善が期待できます。
いびきは病院を受診したほうがよいの?
鼻づまりが原因でいびきが長引くなら病院へ
耳鼻科へ行き、鼻づまりが原因である可能性があると判断された場合は、鼻づまりを緩和するような点鼻薬を処方されることがあります。そしてこの点鼻薬によりいびきの改善が見られた場合は、鼻づまりを解消するためにレーザーメスで簡単な手術をするケースもあります。
この手術を受けた後はいびきをまったくかかなくなったという声もあるので、気になる場合はぜひパパに受診してもらうようにしたいですね。症状によっては手術に保険が適用されることもあります。