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乳児の視力はいつからどれくらい見える?視力発達時期の注意点や病気

乳児の視力はいつからどれくらい見える?視力発達時期の注意点や病気

生まれたばかりの赤ちゃんの視力はぼんやりと見えるくらいですが、成長するにつれ視力も発達していきます。ママの顔を認識して笑ってくれるようになるのが待ち遠しいですよね。乳児の目の見え方や、視力の発達や目の病気など、赤ちゃんの大切な目について気になる点を分かりやすく説明していきます。

赤ちゃんの視力の発達と目の見える時期

新生児は明暗とモノクロカラーが認識できる

新生児は視力が弱く周りがぼやけて見えている状態です。物への認識ができないので、眼球の動きが定まらず焦点が合わないことが多くなります。そんな様子に不安になるママもいると思いますが、月齢が進み視力が良くなってくると焦点が合うようになるので心配しないでください。

視力が弱くても「明るい」「暗い」という明暗は認識しています。まぶしいときに目を閉じたり、光に反応を見せる様子に気づくママもいるでしょう。まだ色別はできず、すべてが白、黒、グレーのモノクロカラーに見えています。

物や輪郭も認識できません。見える距離も20cmほどなので、赤ちゃんに話しかけるときは近づいてあげましょう。ぼやけていても、気配や臭いで誰かがいることは分かります。

生後3カ月では追視が始まり色が識別できる

生後3カ月までには物を両目で注視することができるようになり、焦点が合うようになります。そして、3カ月頃からは視力がどんどん発達し、人間の輪郭や物の形がぼんやりと分かってきます。動いているものに反応し目で追う、追視が始まるのもこの頃です。

色も徐々に認識し、最初に分かるようになるのが「赤」です。赤いおもちゃなどを見せたり、目の前で動かしてあげると目で追うでしょう。明るくてはっきりした色が認識しやすいので、いろいろな色を見せてあげてください。

目と手は連動して発達するので、自分の手を認識し、自分で動かした手を目で追い出すのもこの頃です。早い子はママが笑うと笑顔を返してくれるので、ますます子育てが楽しくなりますね。

生後6カ月では人を認識できるようになる

生後6カ月で視力は0.1にまで発達します。奥行きや距離感をつかむことができ、人や物を立体的に見ることができるようになります。さらに、人の顔を覚える能力がついてきます。

今までは聴覚や嗅覚を使い声や臭いで人を区別してきましたが、それらに視覚が加わり、顔を見てママやパパの区別がついてきます。そのため、人見知りが始まるのもこの頃が多くなるのです。

また、お座りできるようになると寝ているときより視野が広がり、景色も変わるので、いろいろなものに興味を示しだします。

また、動き回っているママを目で追いかけるでしょう。家事をしながらでも、名前を呼んだり、声を掛けてあげてください。きっと可愛い笑顔を見たり、声が聞けますよ。

乳児の視力を発達させる効果的な方法

ママやパパの顔を近づけたり離したりする

赤ちゃんと30cmくらい離れて向き合い、ママやパパの顔を少しずつ赤ちゃんの顔に近づけたり離したりします。近く、遠くの顔に焦点を合わせる練習になり、視力発達の効果が期待できます。

次はママやパパの顔を左右に動かして、赤ちゃんに目で左右に追わせてください。どちらの動作も、2、3回繰り返してください。繰り返していくうちに、顔を両目でじっと見つめるようになります。

一番身近で、大好きなママとパパの顔が近づいてくると喜んでくれるでしょう。ママとパパの笑顔をたくさん見せてあげるのは、赤ちゃんにとってとても大切です。

ママの笑顔は赤ちゃんに安心感を与え、笑顔を交わすことで絆も深まり、自然に笑顔の多い子どもに育つといわれています。

おもちゃなどを使い目を追わせる

6カ月頃からどんどん視力が発達し物がはっきり見えてくるので、赤ちゃんの興味をひくおもちゃや絵本などを使って、目で追わせましょう。目で追うことを繰り返すことで目の機能を発達させるだけでなく、首の筋肉も鍛えることができます。

最初は赤ちゃんの注意をひくために、目の前でゆっくりおもちゃを揺らします。注意がひけたらおもちゃを上下、左右に動かします。動くおもちゃを目で追えるようになったら、動きをだんだん大きくしていきましょう。

おもちゃは明るくカラフルなもの、絵本は飛び出す絵本のように立体的に見えるものがおすすめです。「青いボールだね」「黄色いバナナだよ」と教えながら見せると、物や色の名前が覚えやすくなります。

散歩しながらいろんな色を見せる

お散歩は景色がどんどん変わり、いろいろな物が目に飛び込んできて、視力の発達によい刺激を与えてくれます。また季節によって見られる物の色も違います。

お散歩では自然の色をたくさん見せてあげられるのが、親としては嬉しいですよね。人工的な物では見られない、自然で微妙な色を見る機会はとても大切です。

いろいろな色を見せると視力の発達以外に、脳の発達にもつながります。色彩感覚を育てると、感受性が豊かになり、言語発達の効果が期待ができるともいわれています。

お散歩は視覚以外にも、嗅覚、聴力など全身にたくさんの刺激を受け、小さな赤ちゃんは疲れてしまいます。月齢が低いうちは、抱っこひもやベビーカーでゆっくり歩き、長時間のお散歩は避けましょう。

乳児の視力発達において注意すること

テレビや携帯を長時間見させない

家事を終わらせたいときなど、赤ちゃんにテレビや携帯を見せてしまうことがあるでしょう。

見せるときは暗闇を避け、長時間つけっぱなしにしないようにしてください。途中で休憩を入れるなど、メリハリをつけることが大事です。テレビは1時間以内、携帯は30分以内を目安にしてくださいね。

画面を長時間見つめることで、視力の発達や立体視力に影響を及ぼすことが懸念されています。立体視力は立体感を把握する視力のことです。立体視力が未発達だと、階段を踏み外したり、障害物を避けられずぶつかってしまうことがあります。

また、言語の遅れやコミュニケーション能力に支障をきたすといわれています。声をかけたり、画面に映っている物の名前を言葉にして伝えてあげましょう。

テレビや携帯を近くで見させない

未発達の赤ちゃんの目は大人よりストレスを受けやすくなっています。テレビや携帯を近くで見ると、光の刺激を強く受けます。特に携帯は画面が小さく手に持って見ることが多いので、近くなりがちです。また携帯が発するブルーライトは赤ちゃんの目には刺激が強すぎるので、注意が必要です。

小さい頃から画面を近くで見ることで、遠くを見る機会が減り、視力の低下につながる可能性があるといわれています。原っぱや大きな公園に連れて行き、遠くを見る機会を与えてあげるとよいですね。

自分で動けるようになると、自分でテレビに近づいていってしまいます。「離れて見ようね」と声をかけ、近づきすぎたらTVを消すなどして、小さいころから近くで見てはいけないことを教えていきましょう。

カメラのフラッシュなど眩しいものは控える

赤ちゃんは光や明るいものへ反応し、顔をそちらに向けたり、見つめていることがありますが、まぶしい光やフラッシュは敏感な赤ちゃんの目に負担やストレスを与えてしまいます。

大人でもフラッシュや強い光を目に受けた後に、映像が目に残り、目がチカチカすることがありますよね。赤ちゃんには、そのような現象が起こりやすく、泣き出したり、具合が悪くなったりする子もいるようです。可愛い赤ちゃんの写真をたくさん撮りたいでしょうが、至近距離でフラッシュを何回もたかないようにしましょう。

また、太陽の光にも注意が必要です。紫外線は肌だけではなく目にも影響を与えますので、日差しが強い日はつばの広い帽子をかぶせたり、ベビーカーの屋根を広げてあげましょう。

乳児がかかりやすい主な目の病気

細菌やウイルス性による結膜炎

白目が赤くなったり、黄色い目やにがこびりついて目が開かず慌ててしまったときはありませんか?目やにが出る症状で多いのが細菌性、ウイルス性の結膜炎です。アレルギー性結膜炎の場合は目やにが出ることはほとんどありません。

細菌性は抗菌薬入り点眼薬と軟膏で約1週間ほどで治ります。細菌の種類によっては内服薬を処方される場合もあります。ウイルス性も抗菌薬入り目薬を使用しますが、感染力が強く、治るまで2~3週間かかります。完治するまでは、タオルを別にする、お世話のあとは手を洗う、など注意しましょう。

目やにが出て不快なため、目をこすってしまうと悪化する恐れがありますので、こまめに濡れたティッシュなどで拭いてあげましょう。

さかさまつげや先天鼻涙管閉塞

目やに以外に、涙が出る、まぶしがる、白目が赤くなるなどの症状がある場合は、さかさまつげや先天鼻涙管閉塞が考えられます。

さかさまつげの原因の多くは下まつげが内側にはえていることですが、脂肪の多い赤ちゃんのまぶたに押され、上のまつげが内向きになってしまうこともあります。成長とともに自然に治ることが多いですが、2、3歳までに治らないときは、医師により処置が必要になる場合があります。

先天鼻涙管閉塞は、生まれつき涙が鼻に流れる管が詰まっているので、涙があふれ、目やにが出ます。自然に治らない場合は生後5カ月頃に、ブジーという細いはり金を鼻涙管へ入れ、開通させる治療をすることが一般的です。

また、家でも目頭をマッサージしてあげると症状が和らぎます。

先天白内障や先天緑内障

先天白内障は生後まもなく赤ちゃんの眼球が白く濁ってくる病気です。遺伝や妊娠時のウイルス感染(風疹が有名)が原因のほか、原因不明の場合もあります。

放置すると弱視になったり、視力に影響したりしますので早期発見が大切です。濁っている水晶体部分を取り除く手術が必要になります。

先天緑内障は、房水を上手く排出できず、眼圧が高まっていきます。眼圧が高まると、眼球と角膜が広がり、黒目が大きくなります。黒目が濁り大きくなる、涙が多い、光を異常にまぶしがるなどの症状が見られたら、すぐに受診しましょう。

新生児の緑内障は眼圧が急速に高まり、視力に深刻な問題を与えてしまうので、手術や治療を受ける必要があります。どちらも稀な病気なので心配しすぎないでくださいね。

早期発見、乳児の目の病気の見つけ方

目やにや涙が多く出ていないか確認する

赤ちゃんが目をこすろうとしていたり、かゆそうな様子を見せていたりしたら、目やにや涙が出ていないか確認しましょう。

寝起きによく見られる白く粉っぽい目やには、目の分泌物や涙がたまったものなので心配ありません。色が黄色や緑っぽい、拭いたときに伸びるような粘り気がある目やには、細菌やウイルスの感染、風邪など様々な原因が考えられます。

また、いつも目が潤んでいる、泣いていないのに涙が出ているなどの症状があるときも、結膜炎や鼻涙管閉塞などの可能性があります。

赤ちゃんは目やにが出やすく、問題がないことが多いですが、普段の目やにと違う、涙の量が多いようなことがあったら受診しましょう。片目だけ、目やにと涙の症状が両方でることも多いですよ。

目の前でおもちゃなどを左右上下に動かす

「ちゃんと見えているのかな?」と赤ちゃんの視力が気になったときは、おもちゃを使って確かめてみましょう。月齢がまだ低いときは、認識しやすい赤や明るい色、光るおもちゃを使うのがおすすめです。

まず音が鳴るおもちゃや声をかけて赤ちゃんの注意をひきます。赤ちゃんがおもちゃに興味を持ったら、15cmから30cmくらい離して目の前でゆっくり揺らしてみましょう。

赤ちゃんがおもちゃを見つめたり、手や足をバタバタさせたりして反応が見られたら、左右、上下に動かして、それを目や顔で追うか確認しましょう。最初は小さく、徐々に大きく動かしてください。

赤ちゃんの機嫌のよいときに、優しく声を掛けながら行うと、赤ちゃんが安心し反応を示しやすくなりますよ。

瞳が白く濁ったり黄色く光ってないか

乳児期は特に、「瞳が白く濁って見える」「黒目の奥が猫のように黄色く光って見える」という症状に気をつけましょう。先天白内障や、わずかですが、網膜の悪性腫瘍である網膜芽細胞腫の可能性があります。網膜芽細胞腫は早急に眼底検査を受ける必要があります。

また、ごくまれな病気ですが、目が濁り、眼球が大きくなると先天緑内障が疑われます。これらの病気は視力に大きなダメージを与えるので、なるべく早く手術を受ける必要があります。

乳児期は寝ている時間が長いですが、生後すぐから症状が出ますので、赤ちゃんの目を観察する時間を作りましょう。より早く診断が下され、スムーズに治療が始められるよう、小児科より眼科を受診することをおすすめします。

まとめ

「赤ちゃんの目がちゃんと見えているか」というのは、とても気になることですよね。赤ちゃんの目は繊細なので、心配な症状がたびたび起こるかもしれません。

ミルクをあげるときなど、赤ちゃんの顔を近くで見る機会の多いママが赤ちゃんの目の異常に気づき、病気が発見されることもあるようです。「大げさかな?」などと思わず、どんな小さなことでも心配になったらお医者さんに診てもらいましょう。

ママの顔を見て笑うようになると、一安心し、とても幸せな気持ちになりますよね。そんな時間を思いっきり楽しんでくださいね。

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teniteo WEB編集部

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