パパにはわかりにくいつわり中の気持ち!ママの辛さを楽にするヒント
妊娠検査薬が陽性を示し、その喜びに浸っていたのもつかの間、しばらくするとつわりが始まったというママも多いことでしょう。そこで今回は、つわり中のママの辛い気持ちと辛い気持ちをどうやってパパに伝えたらよいのか、家事や育児をパパに協力してもらう方法などについてお話しします。
つわり中のママは辛い気持ちと闘っている
つわり中はホルモンの影響で気分も塞ぎがち
妊娠するとママの体内では多くの女性ホルモンが分泌されるようになり、妊娠前に比べるとホルモンバランスが大きく変化しています。
このホルモンバランスの変化は、吐き気や頭痛といった体調の変化だけでなく心へも大きな影響をおよぼし、マタニティブルーとも呼ばれています。
マタニティブルーはホルモンバランスの変化だけでなく、妊娠による体の変化への戸惑いや育児への不安など様々な原因によって引き起こされることもあるので、一番身近な存在であるパパにママのよき理解者となってもらい、サポートしてもらうことも必要ですよ。
上の子のお世話で思うように休めない辛さも
第1子のときは、休みたいときに横になり、食事の支度ができないときはパパに外食をしてきてもらったり、お弁当を買って来てもらったりして乗り越えられたかもしれません。しかし第2子となるとそうはいかないことでしょう。
どんなに気持ちが悪くても上の子のお世話をしなければならず、好きなときに寝ることができません。つわりのせいで、ご飯の炊ける匂いや湯気の匂いを嗅ぎたくないと思っても、子どもの食事の支度をしなければなりません。
ときには出来合いのお惣菜やお弁当で済ませたとしても、子どもの健康を考えると毎食手を抜くというわけにはいきませんよね。
パパに八つ当たりして自己嫌悪に陥ることも
特にマタニティブルーになると自分でパパに八つ当たりをしておきながら、しばらくして気持ちが落ち着くと「どうしてあんなこと言ってしまったのだろう、パパに嫌がられるかも」と自己嫌悪に陥ってさらに落ち込むということもあります。
自分の体なのに、自由に動けないことにストレスを感じてパパに当たりたくなることもありますよね。同僚と飲み会に行ったり、身軽に外出を楽しんでいたりするパパを見て、無性に腹が立つこともあるかもしれません。
妊娠中のママはちょっとしたことで情緒不安定になりやすいということを、パパに理解してもらいたいものですね。
ママの辛い気持ちをパパに伝えよう
つわりでどんな症状が起きるのか説明を
一般的につわりと聞くと「うっと突然吐き気が来てトイレに駆け込む」といったイメージを持っている人が多いかもしれません。しかし実際にはそれ以外の症状が出ることもよくあります。
匂いに敏感になったり、味覚が急に変わったりすることもあります。妊娠前は大好きだった食べ物の匂いや味が急に苦手になるケースも聞きますよね。
また、寝ても寝ても眠気が消えないということもあります。ほかには唾液が過剰に分泌されて飲み込みにくくなる唾液つわりもあります。
パパにわかりやすいのは「二日酔い」
吐きつわりの場合、パパに一番わかりやすい例としては「二日酔い」かもしれません。お酒を飲まないパパには「車酔いや船酔いに似た感じ」と説明してみましょう。
ただ、二日酔いや車酔いなどと違い、吐いたからといって決して気持ち悪さが楽になるというわけではありません。何度吐いても気分がすっきりすることはなく、常に気持ち悪さが消えないという説明をつけ加えるようにしたいですね。
少しでもママの辛さをパパが理解してくれるよう、上手に説明してみましょう。ママの辛さをパパが想像することができれば、積極的に家事のサポートもしてくれるかもしれません。
つわりは個人差があることも伝える
つわりには個人差があるということを、パパにはきちんと理解してもらうようにしましょう。また、第1子のときはつわりは軽かったのに、第2子のときはつわりが辛くて寝込んでいたというママもいます。
同じママであっても妊娠の度につわりの程度に差があることもあるので、パパに知ってもらうようにしたいですね。ちなみにつわりの症状も妊娠の度に違うというママもいるので、毎回同じ種類のつわりがあるとは限りません。
つわりが辛いときはパパに協力してもらおう
パパにしてほしい手伝いを具体的に言う
パパの中には「何か手伝いたいけれど、何をしたらよいのかわからない」というパパもいます。察してくれたらよいのにと思う前に、パパに手伝ってほしいことを具体的に言ってお願いしてみましょう。
たとえば「食べ物の匂いを嗅ぐのが辛いから、自分の夕飯だけでも用意して食べてくれる?」というように頼むと、パパも自力で調理をしたり、お弁当を買ってきたりするかもしれません。
察することが苦手なパパも多いので、手伝ってほしい内容は具体的に伝えるようにしたいですね。