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仕事中もつわりがひどくうつ状態に。先輩ママも経験した妊娠うつとは
妊娠が分かったら嬉しい反面、普段の生活や仕事中にひどいつわりに悩まされ気分が落ち込むことも少なくありません。幸せであるはずの妊娠期間を、辛く苦しいものにしてしまう妊娠うつ。先輩ママの経験談から症状や解決策を紐解いて、妊娠うつを予防、改善していきましょう。
妊娠初期に起こりやすいこころと身体の変化
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人それぞれ、つわりの様々な症状
つわりの症状にもさまざまなものがあり、食べ物を受け付けなくなってしまう「吐きつわり」、逆に食べていないと気持ち悪くなってしまう「食べつわり」、ほかにも特定の匂いに敏感になったり強い眠気が1日中あったりするつわりや、唾液の分泌が過剰になりよだれが止まらなくなる「よだれつわり」というものもあります。
多くの妊婦さんが経験するつわりですが、不快な症状が続くと気持ちまで落ち込んでしまいます。つわりが治まる時期も人それぞれなので、早く終わってほしいと願ってしまいますね。
妊娠初期に起こるホルモンの変化とこころ
ホルモンのバランスが変化すると、同じ視床下部が支配している自律神経にも影響を与え始めます。自律神経とは体温や内臓の働きなどを調整している部分で、自律神経の乱れが感情をうまくコントロールできない原因にもなります。
自律神経は大きなストレスなどによっても乱れがちですので、不安や孤独を感じやすい妊婦さんはホルモンバランスとストレスの両面から、こころの負担も大きくなりがちです。
妊婦さんの約1割に起こる?妊娠うつとは
「うつ」は自分では気が付かない、自分で認めたくない気持ちが起こりやすいため、発見が遅くなりがちです。しかし、妊娠うつは妊婦さんの10人に1人にみられる症状で、治療が必要な病気です。
妊娠うつはストレスやホルモンバランスの変化などが原因となり、孤独であるほどリスクが大きくなります。なんでも1人で頑張ろうとせず、周りに助けを求める余裕が必要かもしれませんね。
先輩ママが経験したつわりと仕事、妊娠うつ
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「つわりは気の持ちよう」といわれるけれど
確かに、楽しいことや夢中になって取り組むことがあると、一瞬つわりの辛さを忘れることができたというママもいます。しかし、本当に気の持ちようでどうにかなるのでしょうか。
つわりがなぜ起きるのか、その仕組みは実はまだわかっていません。つわりがあるママは神経質で、ないママは楽天家ということでもないようです。
ただ、辛いときに「辛い」といえずにため込んでいると、ますます気持ちが落ち込んでしまいます。つわりの期間は身体をいたわり、自分のこころも守りましょう。
つわりで仕事を休むのは甘えなの?
もちろん、まだまだ職場での理解が進んでいない場合もあります。「つわりは病気じゃないのだから」と休むことをとがめられた先輩ママもいるそうです。
一方で、ママ以上につわりを心配してくれる上司や同僚がいるのも事実です。ただ、「無理をしないで」といわれればいわれるほど、申し訳ない気持ちになってしまう部分もありますね。
つわりは病気ではありませんが、赤ちゃんを育むママの身体に無理をさせないための現象といわれることがあります。今は赤ちゃんの命を守るのを優先させる時期と割り切って、仕事への取り組み方を上司と相談しましょう。
妊娠うつに寄り添ってくれた母に感謝
そんなとき実家に里帰りし、実母が1日中寄り添ってくれたことで産後うつが克服できたと、かけがえのない母の存在に感謝しています。産後うつは専門医による治療が有効とはいえ、1人ではなかなか回復が難しく、周りのサポートや信頼できる誰かの助けが必要な場合が多くあります。
母の助けで規則正しく落ち着いた生活が取り戻せた先輩ママは、産後は短期間のマタニティブルーを経験したものの、現在は赤ちゃんと充実した毎日を送っているようです。