つわりで仕事に行きたくない方必見!乗り切る方法と対策のご紹介
妊娠が分かって、喜びと幸せでいっぱいなのも、つかの間。徐々に始まるのが「つわり」です。つわりには個人差がありますが、ひどい方は、体力的にも精神的にも大きなダメージを受けます。そんなつらい中、休みたくても休めず、仕事に行かなくてはならない状況の方も多いでしょう。そんなときの乗り切り方をご紹介します。
つらいつわりについて詳しく知ろう
つわりはいつから始まりいつ終わるのか
まず、始まる時期は妊娠5、6週間頃から12~16週頃まで続くといわれています。症状の強弱は時期によりますが、平均6~8週間(約1~2カ月)続く方が多いようです。
また、症状は吐き気や嘔吐、食欲不振など様々ですが、妊娠16週目頃から落ち着く方が多いようです。理由は、未熟だった胎盤がこの頃に完成し、ホルモンバランスが落ち着くからと考えられていますが、これにも個人差が大きく影響するのであくまで目安としてください。
出口が見えないつらい時期が長く感じられても、いつか落ち着く時期が来るので、目安期間を参考にして、乗り越えていきましょう。
つわりのピークはいつ頃か
つわりピーク時の症状としては、それまで何とか耐えられていた吐き気や嘔吐の症状がさらに重くなり、「朝、起き上がれない」「水も飲めない」「ちょっとしたにおいだけで吐く」などという状態にまでなる方もいます。
また、食欲不振や激しい嘔吐により、体重が急激に落ちた場合などには、通院している産婦人科などで点滴を打つなどの対処も必要になる場合もあります。
こうした長引くつわりで精神的にもまいってしまい、今まで何とかなっていた通勤もつらくなって、会社を休みがちになってしまう方も多いようです。
つわりの症状は個人差がある
つわりの症状が出やすい方のタイプをまとめてみました。
・もともと体が弱い
・胃腸にトラブルを抱えている
・冷え性
・精神的ストレスを感じやすい
・たばこやお酒が苦手
・ゆっくり休めない環境 など
「冷え性」などの症状は、妊娠前から改善する対策をしておくとよいでしょう。また、ストレスも大きく影響するため、できるだけその要因を取り除く環境づくりも大切です。このように、個人差は生活習慣の違いも大きく関係していることが分かりますね。
つわりはママの疲れた体を休めるための休息時間のためにあるともいわれています。本当につらいときには、思い切って休息をとる勇気も必要です。
つわりで仕事に行きたくないときの乗り切り方
電車通勤の方は時間帯をずらす
妊娠中に満員電車で長時間立ちっぱなしだと、お腹が張ったり、貧血を起こして倒れたりする危険があります。ですが、優先席を譲ってもらえないことも多いようです。
ですから、満員電車の人ごみを避けて座って通勤するためにも、ラッシュの時間帯を避けることをおすすめします。ただ、時間をずらして遅らせられるとよいのですが、大事な商談が朝から入っていたり、妊娠の報告をまだ会社にしていない場合には、時間を遅らせることは難しいですよね。
そんな場合には、少し早起きしてラッシュ前の電車に乗るようにしましょう。会社からの理解が得られれば、遅らせる方法でラッシュ時間を避けるとよいでしょう。
仕事が終わったら自分にご褒美で気分転換を
そこで、自分が頑張れるご褒美を決めてみましょう。例えばスイーツが好きであれば、会社帰りに気になっていたコンビニスイーツを買うとか、カフェに寄ってみるのもよいかもしれません。
また、洋服好きであればショッピングに行ってみる、気の合う友だちと待ち合わせてディナーに行くなど、自分が一番リラックスできることを考えて、仕事帰りに実行してみましょう。
妊娠中は、これからの大仕事を控えたプレママにとって特別な期間です。「つわりがつらい中でも仕事をがんばった自分へのご褒美を用意しても、許されるときだ」と割り切りましょう。
ですが、浪費や、著しい体重の増加には気を付けましょうね。
割り切って休むことも大切
その気持ちも大切ですが、まずは自分とお腹の赤ちゃんのことを一番に考えましょう。ときには思い切って休むことも大事です。
そのためには、安定期に入るまで社内への報告をしない方針でも、直属の上司だけには妊娠と体調の報告をして理解を得ておくことが重要です。
妊娠中に医師の指導があったときには、時間短縮、作業制限、休業ができることになっています。しかし、会社によっては休暇制度がない場合もあります。そういった場合には、かかりつけ医に「母性健康管理指導事項連絡カード」を出してもらい、正当な権利として上司に休暇をもらいましょう。
つわりの種類とそれぞれの対策の仕方とは
半数以上の人が経験している「吐きつわり」
吐きつわりの原因として考えられているのは、
・妊娠中のホルモン分泌の変化
・胎児を異物として捉えての作用
・自律神経と交感神経の関係
といわれています。それでは、少しでも症状を軽くする対策をみてみましょう。
・時間にこだわらず、食べられるときに食べる
・苦手な匂いの元から離れる
・空腹になる時間を作らない
・水分補給を忘れない
全員に当てはまらないかもしれませんが、ぜひ参考にしてください。ひどい吐きつわりは「妊娠悪阻」といって、入院が必要になる場合もあるので、気を付けましょう。