産後の授乳中なのに食欲がない原因とは?母乳のためにできる対処方法
授乳中に食欲がないときの対処方法
母乳のために水分補給をしよう
母乳も身体の外に出される水分の一つですが、新しい水分が補給されなければ作り出すことができません。食欲が湧かないときでも、たっぷりの水分を補給することで母乳を生産する助けになります。
赤ちゃんの月齢や飲む量によっては、母乳として1日1Lほどの水分が失われることも。授乳中は意識してそれ以上の水分、約2Lは飲むようにした方がよいといわれています。
身体が冷えると母乳の出が悪くなるので、ハーブティーやホットミルクなど温かい飲み物を飲むようにするとよいでしょう。
温かいスープで体を温めつつ栄養補給
身体を温めることは代謝を高め母乳の出もよくします。スープは作り置きもでき、温めなおすだけですぐ食べられるので忙しいママにもぴったりです。
消化がよいスープは胃腸を休め、弱った身体を回復させるのにも効果的です。最初は具のないスープだけでも飲むようにすると、徐々に食欲が戻ってくるかもしれませんね。
野菜や肉をたっぷり入れて煮込めばスープにも栄養素が多く含まれるようになります。ブレンダーにかけてポタージュにすれば具材も食べやすくなりますので、工夫しながら栄養補給をするようにしましょう。
疲労感がつらいときは栄養ドリンクの利用も
ただし、栄養ドリンクにもさまざまな種類があり、妊娠中や授乳中には避けた方がよいものもあります。とくにカフェインや微量のアルコールがふくまれているものには注意が必要です。
どちらも母乳を通して赤ちゃんが摂取する可能性があり、それによる悪影響も考えられます。エナジードリンクと呼ばれる手軽な栄養ドリンクは、カフェインが大量に入っているものがあるので授乳中には避けたいですね。
ラベルを確認して妊娠中や授乳中でも飲める栄養ドリンクを選び、用法容量を守って飲むようにしましょう。
まとめ
焦りや不安を抱いてしまうかもしれませんが、なるべく穏やかな気持ちで過ごすことが育児を乗り切るポイントになります。今食欲がなくても「いつか食べられるようになる」と気持ちを前向きにもって、今できることを大事にしていけたらよいですね。