かぼちゃを美味しく保存する方法!家族で味わえる調理アイデアも紹介
1年を通して食べられているかぼちゃは、ママやパパだけではなく赤ちゃんにもおすすめの野菜です。栄養豊富なだけではなく、上手に保存すれば美味しく食べることができます。そこで、美味しいかぼちゃの選び方や保存の仕方について解説するとともに、家族みんなで味わえる調理の仕方についてご紹介します。
かぼちゃは手軽に冷凍できる優秀食材
美味しいかぼちゃの選び方と下処理の仕方
かぼちゃは、採れ立てのものほど美味しいというわけではありません。収穫後に十分な熟成がされているものが美味しいかぼちゃです。追熟されたかぼちゃはでんぷんが糖分に変わり、甘味が強くなっています。
かぼちゃを選ぶときには、濃い緑色をしていて手にしたときに重量感のあるものを選んでくださいね。ヘタの周りが柔らかくなっているものは、避けた方がよいでしょう。
カットしたかぼちゃは、すぐに痛み始めます。購入後にわたと種を取り除いて冷蔵庫に保存すれば3~4日は持つでしょう。長期間保存したいときには、冷凍保存がおすすめですよ。
生のまま冷凍すれば解凍せずに調理できる
煮物として使いたいときには小さく角切りにし、ソテーなどに使いたいときには薄くくし形切りにカットしておくと、料理しやすいようですよ。カットしたかぼちゃは、ラップに包んで冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。
生で冷凍したかぼちゃは、解凍せずに調理することで味や食感、色の変化を防げて美味しく食べられます。かぼちゃを解凍すると、水分が抜けてしまって食感が失われてしまうようです。色や味も落ちてしまうので、冷凍のまま調理をしてくださいね。
マッシュして冷凍すれば離乳食にも便利
離乳食ではマッシュしたかぼちゃを使うことが多いので、マッシュして冷凍すればそのまま使えて便利です。
まず、カットしたかぼちゃをラップに包んで電子レンジで加熱し、柔らかくします。その後熱いうちにスプーンやヘラなどでペースト状になるまで潰しましょう。
マッシュしたかぼちゃは、離乳食1回分ごとに小分けしてラップに包んで冷凍保存すると使いやすいですよ。冷凍庫であれば2週間程度は保存できるでしょう。めん棒で平らに伸ばして筋を入れて冷凍すれば、必要な分だけ折って使うことができます。
かぼちゃを丸ごと使い切るコツとは
丸ごとかぼちゃは時間が経つと甘みが増す
収穫した後のかぼちゃを丸ごと保存しておくと、追熟が進んで甘味がますます強くなっていきます。丸ごとかぼちゃを購入したときには、新聞紙に包んで風通しのよい涼しい場所に置いておけば2~3カ月は保存できるんですよ。
直射日光が当たる場所や湿度が高い場所に保管していると、すぐに傷んでしまうので気をつけてくださいね。また、かぼちゃは10~13℃の保存が適温です。暑い夏の日に保存するときには、冷蔵庫の野菜室に入れて保存した方がよいかもしれません。
栄養たっぷりの皮も捨てずに活用しよう
かぼちゃには数多くの栄養成分が含まれています。特にママや赤ちゃんにうれしい成分が食物繊維、βカロテン、ビタミンC、ポリフェノール、カリウムの五つです。
食物繊維は腸内環境を整えて肥満予防に役立ちますし、βカロテンには美肌効果や免疫力を高める効果があります。
ビタミンCやポリフェノールは肌荒れを防ぎ、美容に高い効果を発揮する栄養素です。カリウムには余分な塩分を体の外へ出す働きがあり、体のむくみを解消してくれますよ。
ビタミンが豊富な種も食べてみよう
かぼちゃの種は、わたの中に入っています。スプーンなどを使ってわたごとすくったら、水洗いをしてぬめりを取りましょう。その後ザルや新聞紙などに種を並べて、乾燥するまで天日干しをしてください。
カラカラになるまで乾燥させたら、外側の皮を剥きます。種の尖っている部分をキッチンバサミや爪切りなどを使って割り、中身を取りだしましょう。フライパンや電子レンジでローストすると、簡単に皮を剥くことができますよ。
家族みんなでかぼちゃを味わうアイデア
グラタンは様々な具材と合わせられる
ブナシメジと合わせると、かぼちゃの甘味にきのこの風味が加わって絶品料理になります。チーズをトッピングすると、美味しさがさらにアップしますよ。
鶏肉とかぼちゃのグラタンはビタミンAが豊富に含まれているので、お肌に優しいおかずになります。一口サイズのかぼちゃをレンジで加熱し、ミートソースと合わせてフライパンで炒めれば、ラザニア風のグラタンになります。グラタン皿に移し替えてピザ用チーズとオリーブオイルで和えたパン粉を上にのせ、オーブントースターで加熱すれば完成です。