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離乳食の卵は何カ月からスタート?改定ガイドの紹介と注意点や進め方

離乳食の卵は何カ月からスタート?改定ガイドの紹介と注意点や進め方

卵を取り入れた離乳食の進め方とは

固ゆでの卵黄を1さじからスタート

最初に卵黄を食べさせることになったときに「どれくらいの量から始めるの?」と悩むママもいるでしょう。そこで、どのように食べさせていくかをご紹介します。

生後6カ月ごろ(離乳食を始めてから1カ月ほど経ったころ)に固ゆでにした卵黄部分だけを用意します。このとき、卵白が混ざらないように気をつけて取り出しましょう。

量は1日に、耳かき1杯くらいから始めます。最初は少量で様子見をし、大丈夫そうなら徐々に増やしていく方法をとりましょう。

初めて食べさせるときは、平日の午前中にします。これは、なにか症状が出たときにすぐに病院に駆け込めるからですよ。昼食だと夕方の診療まで時間がありますし、夕食の場合は診療時間が終わっている可能性が高いからです。

卵黄を1個分食べられるようなら卵白へ

卵黄を1個分食べても問題がない赤ちゃんは、離乳食中期には卵白へとステップアップしていきます。ただし、卵白はアレルギー原因になるたんぱく質が多く含まれていますから、卵黄と同様に耳かき1杯分から少しずつ増やしていきましょう。

卵白もしっかり火を通したものを使います。全卵と言われて勘違いするママもいますが、全卵とは卵まるごと1個という意味ではなく、黄身と白身の両方が食べられるということです。

中期の目安としては、黄身1個から全卵1/3個分食べられればよいでしょう。後期で全卵1/2個、完了期でも1/2~2/3個が目安ですから、くれぐれも摂りすぎには気をつけてくださいね。

また注意が必要なのは、卵のサイズは大きいほど白身の量が増えるということです。

卵に慣れていても生卵はもう少し待とう

全卵を食べられるようになったから、生卵も大丈夫という考えは早計です。しっかり火を通した卵は大丈夫でも、半熟卵や生卵を食べた途端にアレルギー症状が出る子どももいるようですよ。そのため、消化器官が完成する10歳くらいまでは加熱が十分でない卵には注意を払う必要があるでしょう。

改定版「授乳・離乳の支援ガイド」には、鶏卵を介したサルモネラ菌の食中毒になる恐れがあるため、2歳以下の乳幼児は生卵を避けるようにとの記載があります。生卵は、アレルギーだけでなく食中毒にも気をつけなければならない食材なのです。

お友だちが小さいときから生卵を食べているからといって、我が子も大丈夫というわけではありませんから、加熱をしっかりして食べさせるようにしましょう。

まとめ

「授乳・離乳の支援ガイド」が改定されたのは2019年のため、すべてのママに情報が浸透しているわけではないでしょう。第一子のママは新しい情報を雑誌などで得ることもありますが、第二子以降のママはそれまでの情報で動いてしまいがちかもしれません。

しかし、卵の開始時期を遅らせることがアレルギー発症を抑えるという根拠はなく、反対に初期から卵黄を食べさせた赤ちゃんの発症率が下がるという研究結果も出ています。ママたちは赤ちゃんのためにも正しい情報を得て、それを実践するようにしましょう。
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