2歳は離乳食から幼児食にかわる時期。たくさん食べたくなる工夫と献立
離乳食が完了し、幼児食にかわる2歳児。イヤイヤ期とも重なり、好みがはっきりしてくるため、なかなか食事が進まない…と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは、そんな2歳児がたくさん食べたくなる食事の工夫やおすすめの献立をご紹介します。
2歳からの幼児食でやってあげたい工夫は?
栄養をしっかりと摂れるようにしよう
栄養素のイメージがしやすい「3色食品群」をご紹介します。
・赤…体をつくるもと「肉・魚・卵・乳製品・豆類」
・黄…エネルギーのもと「米・パン・麺・芋・油・砂糖類」
・緑…体の調子を整えるもと「野菜・果物・きのこ類」
上の3色をバランスよく1汁2菜を整えられるのが理想ですが、難しい場合には、1食あたり8品目以上を目標に、上の3色が揃うようさまざまな食材を組み合わせて献立を作るとバランスも取れやすくなりますよ。
フォークやスプーンを使えるようにしよう
「自分で食べられた!」という喜びを積み重ねていくことが大切です。慣れないうちは、フォークで刺しやすいよう一口大に整えたり、スプーンですくいやすいよう汁物に入れる葉野菜は小さめに切ったり、いろいろと工夫をしてみましょう。
初めのうち、子どもはフォークやスプーンを上から握りこんで使いますが、慣れてくるうちに3本の指で上手に使うようになります。まずは慣れることを念頭に、気長に見守りましょう。
楽しく食事する環境作りをしよう
できるだけ家族揃って食事ができるとよいですね。パパの帰りが遅い場合は、毎朝の朝ごはんと週末は家族全員揃って食事するようにする、などを習慣にするとよいかもしれません。
食事中にテレビがついていたり、おもちゃが近くにあったりすると、子どもはそちらに気を取られてしまいます。テレビは消しておもちゃもしまい、食事に集中できるようにしましょう。
たまには外にお弁当を持って出かけたり、お祝いや行事には特別な食事にしたり、家族で楽しく食卓を囲む時間が取れるとよいですね。
2歳の子が食べないときにできること
手づかみで食べられるようにする
離乳食に逆戻りしたように感じてしまうかもしれませんが、何事にも好奇心旺盛な時期ですので、手づかみなら楽しく食べられることもあるでしょう。いつものメニューを、時には手づかみで食べられるように出してみるのも一つの方法です。
たとえば、サラダの代わりに野菜スティックにしてみたり、カボチャの煮つけの代わりに巾着風に丸めてみたり、焼いたお肉にアルミホイルを巻いて持つ部分を作ってみたり、など。子どもに興味を持ってもらうよう工夫してみましょう。
盛り付け方や食器を変えてみる
また、盛り付けをいつもと変えてみるのも一つの方法です。たとえば、いつも個別に盛り付けているのなら、大皿から取り分ける方式にしてみると気分が変わるかもしれませんね。
子どもが喜びそうなかわいい盛り付けにしてみるのもおすすめです。カラフルな野菜や卵などを取り入れて食材の色合いを華やかにすると目を引くかもしれません。また、クッキーの型抜きなどで野菜やハム・チーズなどをかわいくくりぬいてみると喜んでくれるかもしれませんよ。
おやつの量とご飯の量を調整してみる
いつもご飯を食べる量が少ない…その分お腹が空くのでおやつをしっかり食べてしまう、という悪循環に陥ってはいませんか?どうもご飯の量が少ないようだと感じたら、おやつの量を見直してみるようにしましょう。
また、もともと小食で盛り付ける量が多すぎている、ということも考えられます。「ぜんぶ食べられた!」という達成感が味わえるよう、あえて最初は少なめに盛り付けてみるのもよいかもしれませんね。
2歳の幼児食におすすめの献立を紹介
子どもが大好き!カレーライス
短時間でできる栄養満点のカレーをご紹介します。
◆材料
カレーの王子さま顆粒 1袋
ひき肉 15g
玉ねぎ15g (約1/8個)
にんじん 5g (輪切り1枚)
ブロッコリー 15g (小さめ1房)
しめじ 10g (約5本)
水 200ml
サラダ油 小さじ1
◆作り方
(1)玉ねぎはみじん切り、にんじん・ブロッコリー・しめじは1cm程度に切る。
(2)熱した鍋に油をひき、玉ねぎ、ひき肉、にんじん、しめじの順に炒める。
(3)しんなりしたら水を入れ、煮立ったらブロッコリーを入れる。最後にルーを入れてとろみがつけば完成。
かたまりの肉が苦手でも、ひき肉なら食べやすいですね。