気を付けたい20代の女性の食欲の悩み!原因の対処法や注意点を紹介
子育て中の20代のママは、過食になったり、反対に食欲がなくなったりすることがあります。どうしてこのようなことになるのでしょうか。ここでは、産後に食欲で悩むママに原因を知ってもらい対処法や注意点をご紹介します。そのほか、食欲の改善方法などもお伝えしますのでご参考ください。
いつも食べ過ぎてしまう原因と対処法
産後やとくに授乳中はお腹がすきやすい
母乳を作るのに必要な1日のエネルギーは、500~800kcalほどといわれています。これは食事1食分くらいのカロリーを必要とするので、ママの食欲が増えるのは自然なことといえるでしょう。
しかし、そうはいっても食べ過ぎは体によくありません。産後太りの原因になるので気を付けなくてはなりません。母乳は赤ちゃんの栄養になるので、和食中心を心がけて、カロリーの高い菓子パンや甘いものはなるべく控えた方がよいでしょう。温かい飲み物は母乳の出もよくなるし、食欲も落ち着かせることができますよ。
ストレスが原因の過食の場合も
そのほか、子育て中はママの時間が持てないことが多いですよね。ストレスはたまるのに好きなことをして発散する時間もない。そうなると、ストレス発散に手っ取り早いのが「食べること」なのです。
人は疲れやストレスがかかると、脳の神経伝達物質である「セロトニン」の分泌が減少します。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、精神の安定に深く関わっており、減少するとイライラや落ち込みなどの症状が表れます。そこで、美味しいものや甘いものを食べると、セロトニンが分泌され気分が一時的に落ち着くのです。
食欲ホルモンを味方につけよう
卒乳によって女性ホルモンが増えると、レプチンも増えてきます。レプチンが増えると満腹感を感じられるようになります。しかし、卒乳して急にママの食事をコントロールすることは難しいので、満腹感を感じられるようにゆっくりよく噛んで食べることが大切です。
また、睡眠も大切ですが、子育て中のママには難しいですよね。そこで、睡眠の質を上げて改善してみましょう。朝は太陽の光を浴び、夜は部屋を暗くすることで体内時計が正常に働くようになるでしょう。
食欲がなくなってしまう原因と注意点
疲れやストレスで食欲がなくなってしまう
また、慣れない赤ちゃんのお世話や授乳で寝不足になり、ママはゆっくり休むことができません。それで、だんだんと疲れやストレスがたまってきて気力がなくなり、食欲もわかなくなってしまうことがあるようです。
食欲がなくなってくると、体重が減少して体調も崩しやすくなります。赤ちゃんのためにもママが元気であることが大切なので、産後はできるだけ周りの協力を得たり、家事の手を抜いて休むことを心がけてくださいね。
食欲がなくても母乳育児は続けられるの?
また、母乳の質や量は個人の体質によって異なります。これはどうしようもないことなので、気持ちを楽にして過ごすことも大切ですよ。母乳については個人差が大きいので、出なくても食欲不振が原因とは限りません。ゆっくり体を休めながら様子を見て、混合にすることも考えてみてはどうでしょうか。
ほかにも不調がある場合は産後うつかも
産後うつは病気なので、ママは自分を責めないようにしてくださいね。それほど育児は大変なものであり、環境が要因であることもあります。自力で解決しようとして心がボロボロになってしまわないうちに、早めに病院に行くことや助けを求めることが大切です。パパや周りの協力、地域の保健師さんや子育て支援などに理解を求め、ママの心が回復することを優先しましょう。
食欲を整えるために取り入れたいこと
具だくさんの汁物で内臓から温めよう
汁物はいろいろありますが、野菜をたくさん入れて具だくさんの味噌汁にすれば、多くの栄養が摂れますよ。味噌汁に生姜も少し加えれば、血行がよくなり体全体がぽかぽかになります。
また、味噌には多くのイソフラボンが含まれており、女性ホルモンを活性化する働きがあるといわれています。さらに、脂肪の吸収を抑え燃焼するダイエット効果も期待できます。味噌汁は産後ママにとっておすすめの汁物ですね。