30代の食欲低下の原因はなに?改善策を知って健康的な生活を
子育て世代真っただ中の30代のパパ、ママは、子どものパワーに負けないように健康的な食生活を心がけたいですね。しかし、最近なんだか食欲がないと感じているママはいないでしょうか。30代で起きる食欲低下の原因を探って、美味しく食べられる毎日を取り戻しましょう。
食欲低下で考えられる病気は?早めに受診を
肉体的な病気の初期症状の可能性もある
風邪をひいたり、お腹を壊していたりするのにもかかわらず、食欲旺盛という人はあまりいませんね。食欲が低下しているときは様々な病気が隠れている可能性も否定できませんので、長引く場合は注意が必要です。
食欲低下で考えられる病気といっても、胃腸や肝臓、すい臓などをはじめとした消化器の炎症や潰瘍、そのほかの臓器の悪性腫瘍、脳出血や心不全など、あらゆる病気の初期症状として現れることがあります。食欲低下が長引き、気になる症状がある場合は検査を受けましょう。
精神的な病気で食欲不振になることも
それらは一時的なものであっても、うつ病や統合失調症などの精神疾患である場合には食欲低下が長引き、内臓などの検査をしても異常がみつかりません。精神的な病気はなかなか自分で気がつくことができないので、後から考えると食欲低下が症状の一つであったと分かることが多いようです。
また、産後の体形変化と育児のストレスが重なって摂食障害になることも考えられます。痩せたいという思いからなる病気ですが、原因はそれだけでない場合が多く、本人には自覚症状がないので注意が必要です。
常用している薬の副作用で食欲不振になる
妊娠中や授乳中のママであれば、飲む薬にも細心の注意を払い、飲まないという選択もすることがありますが、それ以外の人は症状を軽減させるために薬を飲みます。しかし、多くの薬には治したい症状を改善する効果のほかにも体に影響を与える副作用があります。
その副作用の中に食欲不振もあり、痛み止めや抗生剤、抗精神病薬などで症状が現れる場合があります。薬の服用を止めることで食欲不振も改善していきますが、飲み続けなければいけない場合は副作用の症状をよく理解して、上手に付き合っていくことが必要です。
ママのストレスによる食欲低下を改善しよう
たまにはママひとりの自分の時間を作ろう
とくに専業主婦であれば、子どもとだけ過ごす時間が長く、自分だけのために使える時間を確保するのが難しくなります。パパの目から見ると子どもと2人で自由に過ごしているようでも、現実は違いますね。
パパの休日も家事と子育てに追われているママは、思い切って休暇宣言をしてみましょう。「今日はパパが子どもと2人で自由に過ごしてね」と任せて、美味しいものを探しに行ってみてはいかがでしょうか。
育児中でも実行しやすい気分転換を見つけて
適度な運動は心も体もリラックスさせ、健康的でママにも子どもにもおすすめです。寝る前に一緒にヨガやストレッチをしてみたり、児童館や公民館の子どもも一緒に参加できるダンスクラスや運動プログラムに参加してみたりするのはいかがでしょうか。
女性の場合、思い切りおしゃべりすることがストレス発散に効果的です。ママ友を誘って昼カラオケや簡単なホームパーティーをすると、子どもは目の届く範囲で遊べて、ママも存分におしゃべりすることができますよ。
ストレスによる自律神経の乱れの整え方
自律神経は循環器や消化器など、自分の意志では動かせない体の活動を調整している神経です。胃腸の動きも自律神経で動いているので、ストレスによって食欲不振になるのも理解できますね。
自律神経の整え方はシンプルで、ストレスを減らし規則正しい生活を送るのが効果的です。しかし、忙しいママにはこれが一番大変なことかもしれません。
そこでおすすめなのが、子どもと一緒に寝る、食事をする、公園で遊ぶなど、子どもの生活リズムを参考にすることです。ママが子どもの生活リズムを整えるのと同時に自分のリズムも見直してみましょう。
30代は生活習慣で食欲低下に陥ることも
若いころより食欲低下することは自然
子どもや若者はまだ体を大きくするため、たくさんの栄養やエネルギーが必要です。そんなことから、若いころは食欲も旺盛、胃腸の働きもスムーズでいくら食べても胃もたれなど起こしにくいのです。
ところが30代に入ったころから、昔のような食べ方や生活習慣を続けていると消化不良や胃もたれなどが起こるようになってきます。決して10代、20代のころのように食べられることが正常ではありませんので、年齢や活動量に見合った食事量をみつけるようにしてみましょう。