にんじんの保存方法が知りたい!離乳食で冷凍する際に気をつけること
にんじんを冷蔵庫に入れていたら、しなびてしまったという経験があるママもいるはずです。そこで今回は、にんじんを長持ちさせる保存方法と離乳食で使うにんじんの調理と保存方法、冷凍したにんじんを離乳食に使う際の注意点などについてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
にんじんを長持ちさせる保存方法は?
1本丸ごと新聞紙にくるんで冷蔵保存する
にんじんに葉がついている場合は、葉の根元のところで葉を切り落とします。葉をつけた状態にしておくと、葉が成長してにんじんが柔らかくなってしまいます。
にんじんに泥がついていると洗い落とすママも多いようですが、泥を洗い落とすときに表面が傷つきますし、水分が付着して腐敗しやすくなるので、泥はつけたままで保存しましょう。
にんじんは湿度が高い場所は苦手なので、保湿と過度な乾燥を防ぐために1本1本、新聞紙もしくはキッチンペーパーで包み、立てて保存してください。
使いやすい大きさに切って冷凍保存する
にんじんを生の状態で皮をむいてから千切りもしくは薄くスライスにし、平たくなるようにしてラップの上に乗せ包みます。そのまま冷凍可能な袋に入れて冷凍すれば、約1カ月ぐらい保存することができますよ。
にんじんを大きめにカットして冷凍すると、解凍して調理したときに食感が悪くなるので要注意です。千切りや薄いスライスであれば、冷凍まで時間がかからない上に、食感や鮮度をキープしたままの状態で早く冷凍することが可能です。
使いやすい量に分けてラップで包んでから冷凍するのもよいですね。
生よりは加熱後に冷凍したほうが長持ちする
生のにんじんには鮮度を失わせ、腐らせる酵素やポリフェノールが含まれており、低温状態で保存するとその働きは弱まるものの完全に止まるわけではありません。冷蔵庫に入れていたにんじんが傷んでいたという経験を持つママは多いはずです。
しかしにんじんを一度加熱すれば、これらの成分の働きを止めることができるので、冷凍保存しても質を保ったままおいしく長く保存することができますよ。
また、加熱処理をすることにより、にんじんに付着していた雑菌などを殺菌することもできるので、抵抗力のない小さな子どもに食べさせるときも安心です。
離乳食に使うにんじんの調理と保存方法
電子レンジは調理がラクで栄養素も逃げない
さらににんじんが柔らかくなるまで長時間茹でると、にんじんに含まれている栄養素が水に溶けてしまい、もったいないですよね。
電子レンジで調理をすれば、短時間で簡単に調理ができますし、栄養素も逃さずに済みます。
ニンジンの皮をむき、適当な大きさにカットしてラップに包んで電子レンジで加熱しましょう。電子レンジで使える耐熱皿やタッパーを使う場合は、少量の水を入れて蓋をするのを忘れないでくださいね。
電子レンジを上手に使って、おいしいにんじんを子どもに食べさせてあげたいですね。
にんじんの形状は月齢に合わせて調整を
離乳食初期は茹でて柔らかくしたにんじんを裏ごしするか、すりつぶしてペースト状にするのがおすすめです。生の状態だと、舌触りがザラザラとするので子どもが食べてくれないこともあるようです。
離乳食中期には、茹でたにんじんを薄くスライスにしてからすりつぶしてみましょう。舌に乗せたときに、細かいつぶつぶ感が残る程度にしましょう。中期の後半には、茹でたニンジンを細かく刻んだものが食べられるようになるはずです。
離乳食後期は、茹でたにんじんを5mmぐらいのキューブ状にして食べさせてみましょう。指でつぶせる固さにするよう心がけてくださいね。
一食分ずつ小分けして冷凍しておくと便利
かたまりで冷凍するときは、必要な量を手で割って使えるよう、切り目を入れておくとよいでしょう。
なお、金属製のトレーに乗せて冷凍庫に入れると冷えやすいので、食材の質を保ったまま早く冷凍することができますよ。
たとえば休日に調理してまとめて冷凍しておけば、平日は食事の度に解凍して使うことができるので、離乳食の支度をする手間を省くことができます。
冷凍したにんじんを離乳食に使う際の注意点
冷凍でも1週間を目安に使い切る
しかし離乳食の場合、水分を多く含んでいるので傷みやすく、あまり長く保存をすることができません。できれば1週間を目安に使い切るようにしたいですね。一般的ににんじんのような根菜はほうれん草などの葉物より保存期間が長いといわれていますよ。
冷凍した日付を袋にマジックで書くか、メモをして冷蔵庫の扉に貼っておくと、いつまでに消費したらよいのかわかりやすいのでおすすめです。
もしくは「毎週土曜日は離乳食用のにんじんをまとめて調理して冷凍する日」というように決めるのもよいでしょう。