子育てを通じて地域とつながりを持とう!役立つ情報や関わり方を紹介
子どもが生まれると、今までよりも地域の人とつながりをもつことも増えていきます。「地域とつながることは子育てのなにに役立つのか」「子育てサークルってどういうものなの?」「ファミリーサポートではどういう支援があるの?」などについて調べてみました。
地域とつながりを持つことは子育てに役立つ
地域の目が子どもの防犯対策になります
「知らない人から声をかけられたら逃げるように教えているので、マンション内の挨拶を禁止して欲しい」という話がでたマンションがあるようです。確かに知らない人から話しかけられたら注意をしなければいけないのですが、「この人は近所の人だ」と子どもが認識することで万が一のときに子どもが安心して頼ることもできますよね。
誰が知っている人で、誰が知らない人なのか子ども自身が理解することで、犯罪に巻き込まれる可能性も可能性も少なくなるでしょう。
家族以外との関わりが社会性をつちかいます
自分の考えと異なる考えがあると知ったり、子ども同士のトラブルを自分たちで解決したりすることもあるでしょう。いろいろなことを経験することで、「相手を思いやる心」や「マナーやルールを学ぶこと」ができますよね。
さまざまな人と接することで、いろいろな価値観があることやどうやって人と関わるかを学ぶことができますよ。
グローバル社会のなかでは「文化の多様性を受け入れること」や「周りの人と協力をして物事を解決すること」などが必要になります。家族以外の人との関わりは、それらの大切な基礎を築くことにもなるといわれていますよ。
困っている人を助ける心がはぐくまれます
家族はもちろん地域の人との関係が良好であれば、相手を思いやる気持ちが育まれ、周りの人たちへ心くばりできる態度が形成されたとするデータもありました。この思いやる気持ちが、「悪いことは絶対にしない(相手が困ることはしない)」という誘惑に負けない心も育ててくれます。
周りの人に優しくしてもらうことで、「自分自身も困っている人がいたら助けてあげよう」という気持ちになりますよね。誰かを助けることで、「人の役にたった」という喜びを実感することもできますよ。
子育てサークルで気軽に地域とつながろう
子育てサークルにはどんな種類があるの?
活動内容も、親子遊びメインだったり、子どもは託児でママの勉強会をしたり、ボランティアによる絵本の読み聞かせだったりいろいろあります。地域によって子育てサークルの活動内容には特徴があるようです。妊娠中から活動ができるサークルや、双子や三つ子など多胎児ママ限定のサークル、転勤族向けの子育てサークルなどもあります。
サークルの運営者も以下のように、個人から団体までさまざまです。
・子育て支援センター
・特定非営利活動法人
・地域有志の仲間づくりサークル
・児童館内にある子育てサロン
・病院内での育児サークル
子育てサークルはどうやって探すの?
インターネット上で探すこともできます。「〇〇(自治体名) 子育てサークル」などで検索をすれば、近くの子育てサークルを探すことができます。一覧になっていたり、サークルがやっているHPやブログなどがあります。
代表者の名前や電話番号、メールアドレスなどが記載されていて、直接問い合わせをできるところが多いので、気になるサークルがあれば一度連絡をしてみてくださいね。
トラブルはないの?人見知りでも大丈夫?
大きなトラブルが起こることはあまりないようですが、人間同士なので、多少嫌な思いをすることはあるかもしれません。サークルに参加したことのあるママからは「トラブルなく楽しめた」という意見が多くありました。
人見知りのママもしんどいなと思うことはあったようですが、「子どもが楽しんでいる姿を見ることもできたし、同じ幼稚園に行くママ友もできたので、参加してよかったと思う」という声もありましたよ。
子育てサークルはいくつもあるので、一度お試しで参加をしてみて合わないなと思ったら、また別のサークルに行ってみるなど、気軽に参加すると楽ですよ。
地域の子育てサービス、ファミリーサポート
ファミリーサポートってどんなサービス?
設立や運営は各自治体ごとにおこなわれています。平成28年度の実績として、833の市区町村でファミリーサポートが実施されています。
利用をするには登録が必要です。依頼会員は各自治体のセンターで登録をおこないます。そのときに印鑑や顔写真が必要なことが多いようですが、登録料は必要ありません。援助会員は登録の前に各自治体で実施される講習会に参加をする必要があります。
依頼会員の希望する援助ができる援助会員をファミリーサポートセンターが紹介し、事前に顔合わせなどをおこなってからサポートが実施されます。