子連れで移住するポイントとは?受けられる支援や注意点を紹介
人生の転機になればと計画する「移住」も、子連れとなるとパパだけママだけの問題ではなくなります。夢の膨らむ移住ですが、しっかり準備をしないとこんなはずではなかったと後悔することにもつながります。必要な情報を知り、集めて、子どものためにもなる移住を目指したいですね。
移住者に対する転職支援とポイント
「転職」に対する支援をしている地域
転職をするにしても起業をするにしても、気になるのが「仕事がみつかるか」「資金が足りるか」という問題です。その問題を解決するポイントとなるのが地方自治体による移住者への資金補助や支援です。
「地域おこし」として様々なメリットを用意して、移住者を増やしたい地方自治体は多く、市区町村ごとに支援の内容が変わってきます。どこに移住するかまだ迷っている段階であれば、転職支援のある地域が魅力的ですね。
移住先での仕事の探し方とポイント
移住先での仕事の探し方には大きく分けて二つあり、今までの経験とスキルを活かした仕事を希望する場合と、まったく新しい職種に挑戦したり起業したりすることを希望する場合に分けられます。いずれにしても、仕事内容を決めつけてしまうと新しいチャンスを逃してしまう可能性があります。
過去の職業や希望だけにとらわれず、視野を広げて仕事探しをするのが移住先での就職活動をするポイントです。
生活基盤の仕事探しは事前にしておこう
移住先が田舎であればあるほど「行けば仕事がみつかるだろう」とはいきません。小さな農村などでは仕事そのものも少なくハローワークもない地域もあり、移住後もただ時間だけが過ぎていくことにもなりかねません。
ウェブデザインやライターなど、場所を選ばず収入を得られる仕事ができるパパやママはよいですが、現地の仕事を探す場合は事前の下調べが重要です。
移住者に対する子育て支援とポイント
「子育て」に対する支援をしている地域
たとえば、北海道の標津町では幼稚園の使用料金、給食費や教材費も無料化にするなど、太っ腹な子育て支援制度を実施しています。これから子どもが欲しい、2人目、3人目が欲しいという家庭なら、出産祝い金などが支給される自治体はいかがでしょうか。
宮崎県椎葉村で出生し、住民登録をした赤ちゃんには最大100万円(第4子以降)の出生祝い金が支給されます。ただ、祝い金が支給されるのは出生から5年後です。ほかの地域の支援でも細かい条件などしっかり確認しておきたいですね。
移住先で子育てするときのポイント
移住先に理想的な子育て環境を求めるパパやママも多いです。やはり事前に下調べをして「こんなはずじゃなかった」と後悔しないようにしたいですね。保育園や幼稚園などは都会に比べて待機児童などが少ないと予想できますが、そもそも数が少ないので自宅の近くに幼稚園や保育園がないかもしれません。
小学校や中学校の場所も将来のためにチェックしておきたいポイントです。「学校に通うのに徒歩1時間」「船で海を渡る」なんて環境も実際にありますので、環境と利便性のバランスを考えて移住先を決めましょう。
保育園や病院の有無はしっかり調べよう
また、都会では気軽に行ける病院も地方では常時お医者さんがいるとは限りません。専門医も少なく、腹痛も骨折もひとりの医師が診察しているなんてことも珍しくありません。
重病であれば市街の病院に運ばれ、入院しても家族が通うのは大変です。子どもがいると、急病などで病院に行きたいこともありますよね。不安を少しでも減らすため、医療制度の整っている地域を選びたいですね。
移住者に対する住宅支援とポイント
「住宅」に対する支援をしている地域
支援の内容は地域によって違いますが、多くの場合長く住んでもらうことを目的としているため、ある程度居住することが条件になる場合が多いようです。たとえば、20年以上住んだら家や土地を無償譲渡、定住のために家を購入したら250万円補助などがあります。
ほかにも、住宅補助に関して細かい条件がある場合もありますので、移住先候補の情報をじっくり比較検討したいですね。