子どもの離乳食や夜泣きが心配な生後5カ月。安心して過ごす方法
落ち着いて対応したい赤ちゃんの病気
ぐずって泣き止まないときは中耳炎も疑って
6カ月~1歳半の子に「中耳炎」が発症しやすいといわれています。中耳炎とは、鼓膜の奥にある中耳に、細菌が入り込んで炎症を起こす病気になります。
鼻水やうみが鼓膜の内側に入って炎症を起こすため、耳の痛みが起こります。耳の痛みからぐずって泣き止まない状態が続くのですね。
中耳炎は放っておくと耳垂れが垂れてきますので、そうなる前に小児科にいって診てもらいましょう。小児科の診察で、耳も必ず診るのは中耳炎かどうかを確認しているのですね。
息が止まってる!?周期性呼吸と無呼吸発作
呼吸のリズムも安定していませんので、浅い呼吸、深い呼吸、浅い呼吸、呼吸を止めるという周期性呼吸を続けることで少しずつリズムを作っていくのです。ですから、周期性呼吸は病気ではないということです。
一方で、無呼吸発作は寝ている赤ちゃんの呼吸が20秒以上止まるか、呼吸が止まりチアノーゼや脈が遅くなる状態をともないます。呼吸が止まっている間に赤ちゃんの脳や体にダメージを与えるのです。呼吸中枢の未発達か、上気道が狭くなることから起こると考えられています。
深夜も対応!24時時間相談できるダイヤル
そんなときは、まず子どもの病気の相談に乗ってくれるところに電話をしてみるのはどうでしょうか。専門家が対応してくれますし、どの都道府県でも実施していますので安心です。
ママが安心することで、赤ちゃんの様子も落ち着くということがあるかもしれません。赤ちゃんは話ができない分、ママが判断しなくてはいけないことが多くて大変ですが、しっかりと赤ちゃんを見守ってあげましょう。
ママがあたふたするちょっとしたトラブル
鼻がつまって苦しそう!どうしたらいい?
サラサラした鼻水が、回復してくると黄色でねばねばしたものへと変化し、鼻の奥で詰まりやすくなるのです。そうなる前に、できるだけ赤ちゃんの鼻水はこまめに吸い取ってあげましょう。
鼻水吸い取り機や綿棒でとってあげるとよいですね。ただ、赤ちゃんの鼻の粘膜はデリケートですので、傷つけないように気をつけましょう。
そのほかにも、加湿器を使って鼻水を柔らかくして外に出やすくしたり、お風呂に入れて血行をよくして鼻水の流れをよくしてあげましょう。上半身を高くして眠るのも鼻がつまりにくくなりますよ。
ママを悩ませる夜泣き対策
夜泣きは日中の生活が影響しますので、日中できるだけ生活リズムが整うように生活をしてみましょう。朝は同じ時間に起こし、ミルクやおっぱいもできるだけ同じ時間にあげ、お風呂も同じ時間にいれ、毎日同じ時間に同じことをしてリズムを整えるのです。
朝は太陽の光を浴びて起こし、日中はできるだけママと一緒に遊んで、起きていましょう。2時間以上の昼寝をすると夜眠れなくなりますので、昼寝は長くしない方がよいですね。
小児科医ママが書いた不安解消本!
不安に感じたことを解決してくれることはもちろんのこと、不安になったときに、この本を読んでみると「大丈夫、大丈夫」と少し安心できるでしょう。ママが余裕をもって赤ちゃんに接すると、赤ちゃんに伝わってお互いに穏やかに過ごせるでしょう。
ママが温かいまなざしで見守り、赤ちゃんが大変なときはすぐに対応していれば、赤ちゃんはすくすく大きくなってくれそうです。不安を抱え込まないでくださいね。
そろそろ離乳食スタート。準備を始めよう
離乳食時期はいつ?上手な始め方
離乳食のスタートは、口に食べ物をいれて飲み込むことから始まります。噛む必要のない10倍粥をスプーン1杯から始めてみましょう。赤ちゃんが抵抗なく飲み込んでくれたら、そのままスタートできます。
赤ちゃんが嫌がるようなそぶりを見せたら、無理やり食べさせず、しばらく休んでから再開しましょう。2日目に2杯、3日目に3杯と少しずつ食べてもらうと抵抗なく食べてくれるようになりますよ。