生後7カ月はこんな時期!気になる成長スピードやイヤイヤ期突入も
人見知りが始まるのも7カ月頃から
大好きなママのこともしっかり識別
赤ちゃんは、お腹がすくとおっぱいをくれたり、おむつが濡れると替えてくれたり、いつも抱っこしてくれるする大好きなママという存在をしっかり識別しています。ママとママではない人を区別しているからこそ人見知りをするのですね。
ママは大変だと思いますが、人見知りは悪いことではありません。赤ちゃんの心が成長している証拠です。「ママのこと大好きでいてくれて嬉しいな」と優しい気持ちで赤ちゃんを見守ってあげましょう。
赤ちゃんが人見知りする理由は?
しかし最近の研究で、赤ちゃんは生まれたときに、すでにママを識別しているという結果が出ました。では、なぜ6カ月を過ぎたあたりから人見知りが始まるのでしょうか。
それは、赤ちゃんは生後6カ月あたりからママ以外の人を認識するようになり、興味はあるけれど近づくことが怖いという心の葛藤が起こるからだそうです。人見知りをするということは、他人に興味を持ち始めるという心が成長し始めたという合図なのです。
また、ほとんど見えていなかった赤ちゃんの視力が上がってきたことで、周りのものや人をきちんと識別できるようになったことも関係しています。
対処のポイント、実はママにある?
まず赤ちゃんが他人を怖くないと思うことが大切です。ママは赤ちゃんが泣きだしたら「大丈夫だよ~」「こんにちはだよ~」などと声をかけてあげましょう。はじめはうまくいかないと思いますが、繰り返し行うことで赤ちゃんも理解していきます。
また、ママと2人きりの時間が多い子は、人見知りが強い傾向にあるようです。公園などに積極的に出かけて、ママ以外の人とふれあえる時間を持つとよいですね。
もちろん赤ちゃんが嫌がる場合は、無理に人に慣れさせようとしなくて大丈夫ですよ。成長とともに慣れていくでしょう。
7カ月頃、楽しく離乳食を進めるには?
徐々に2回食へステップアップしよう
7カ月に入ったからといって、すぐに回数を2回に増やす必要はありません。
2回食への目安
・離乳食を始めてから1~2カ月が経っている
・スプーンを嫌がらずに、上手に食べることができる
・口に入ったものをごっくんと飲みこむことができる
・毎回決まった量を食べきることができる
上記のことができるようになったら2回食へ徐々にステップアップしていきましょう。
食材バリエーションと固さの目安は?
目安としては、スプーンに入れて傾けると、トロトロと流れ落ちるくらいで、赤ちゃんが舌でつぶせるくらいの固さとされています。
食材のバリエーションも増えます。
・7倍粥
・人参・ほうれん草・りんごなどの野菜や果物(指でつぶせる固さ)
・豆腐・鶏ささ身、卵黄、白身魚などのたんぱく質(指でつぶせる固さ)
赤ちゃんの舌はとても敏感です。いきなり固さを変えると驚いて、離乳食を食べてくれなくなることもあります。今まで食べていたものに、少しずつ固さのあるものを加えていくと、赤ちゃんもスムーズに食べられるでしょう。
赤ちゃんのペースでゆっくり進めよう
今まで順調だったのに、2回食になってから食べてくれなくなったという子もいるでしょう。ママはどうして食べてくれないのだろうと心配かもしれませんが、焦らなくて大丈夫ですよ。
赤ちゃん自身も食事の練習をしはじめてまだ2カ月ほどです。2回食にしてうまくいかない場合は、もう一度1回食に戻して、食材も柔らかくしてあげましょう。食材によってはぼそぼそ感が残って、赤ちゃんが嫌がることもあります。そんなときは、とろみをつけると赤ちゃんも食べやすくなりますよ。
少しずつ赤ちゃんのペースで進めてくださいね。
授乳間隔やミルクの回数の目安は?
授乳回数の目安と夜間授乳のポイント
中には授乳回数が減らないというママもいると思いますが、この頃の離乳食の進み具合には個人差があります。赤ちゃんが欲しがるときは飲ませてあげましょう。
同時に夜間授乳が増えることもあるようです。これは夜泣きが原因と考えられています。空腹で泣いているとは限らないので、優しくトントンしてあげると眠ってくれる場合もありますが、ママが眠れなくてつらいときは授乳してあげましょう。
前歯に注意、授乳中に噛まれることも
赤ちゃんが乳首を噛む理由として
・歯の生え始めで歯がむずむずする
・ただ遊んでいるだけ
・母乳の味がいつもと違いおいしくない
・乳管がつまりかけていて乳首が固い
などがあげられます。
乳首に傷がつくと毎日の授乳がストレスになり、場合によっては授乳できなくなることもあります。食生活やおっぱいの状態に気を配りながら、赤ちゃんが乳首を噛んだときは、一度授乳を中断するなどして「痛いからやめようね」と繰り返し声をかけてあげましょう。
離乳食とのバランスを考えて授乳しよう
母乳やミルクも大切ですが、あげすぎるとお腹いっぱいになり、離乳食の量が減る傾向にあるようです。そうはいっても、赤ちゃんがぐずりだしたりするとあげてしまいますよね。
そんなときは、お散歩に出かけてみたり、おもちゃで気をそらしてみてはどうでしょうか?生活のリズムにメリハリをつけることで、授乳回数や間隔も落ち着いてくることでしょう。
授乳やミルクのあげすぎがよくないという訳ではないので、1日何回までなどと決めなくて大丈夫ですよ。ママの無理のない程度に離乳食とのバランスを見て授乳してくださいね。