体のゆがみは立ち姿にあらわれる!姿勢を整えて不調を解消しよう
何気ない瞬間に撮られた自分の立ち姿の写真に愕然としたことはないでしょうか。とくに後ろ姿など、普段自分では見ない角度からの姿勢が思った以上に格好悪くショックを受けることもありますよね。姿勢が悪いと老けて見えてしまうだけでなく、体の不調にもつながるので早めに改善しましょう。
ママの不調の原因と立ち姿の関係とは
子育て中は姿勢が悪くなってしまいやすい
帝王切開のママは傷口を守るため、痛みを軽減させるために猫背になってしまうことがあります。赤ちゃんと目線を合わせるために、前かがみになることも1日に何十回もあるのではないでしょうか。
このように子育て中は猫背になりやすく、長期間その生活が続くことで姿勢が悪くなってしまいがちです。意識して姿勢を矯正するなどの時間がないと、体のゆがみにつながってしまうことがあるので注意しましょう。
姿勢が悪いと心身に不調が出ることも
きれいな姿勢の人はそれだけで健康そうですが、姿勢が正しいと血流もよく、内臓も正しい位置で働くことができるので健康というのは本当かもしれません。逆に、姿勢が悪ければ、血流が滞り、その影響で老廃物がたまりやすい、自律神経が乱れやすい、肩こりや腰痛になりやすいなどよいことがありません。
ほかにも便秘や肌のたるみ、肥満になるなどママの気になる症状も出やすくなります。体の不調が多くなれば気持ちも落ち込んでしまいますよね。明るく前向きな印象を持たれるためにも、姿勢を正すようにしましょう。
立ち姿から猫背と反り腰の確認をしよう
まず、壁を背にしてかかとを壁につけ立ちます。このとき両肩や後頭部が壁につかない人は骨盤が後傾した猫背の可能性大。頭はつくけれど腰と壁の間に手のひら1枚分以上の隙間ができている場合は骨盤が前傾した反り腰かもしれません。骨盤のゆがみは姿勢の悪さの発端になりますので、まっすぐ立てるのがポイントです。
骨盤が整うと1本芯の通ったまっすぐな姿勢に近づきます。
きれいな立ち姿をつくる方法とは
普段からまっすぐと左右対称を意識する
また、肩の高さや腰の高さが違うことも違和感を覚えますね。自分は大丈夫と思っていても、鞄をいつも同じ肩にかけることで肩の高さが違ってしまう人は多く、立つときの体重のかけ方や脚を組むなどの座り方で脚の長さが違ってしまう人もいます。
まずは背筋を伸ばしてまっすぐ立ち、左右のバランスが崩れないよう左右均等に体を使う、同じ姿勢で長時間過ごさないなどを心がけるようにしましょう。
ヨガでインナーマッスルを鍛える
姿勢を保つために必要な筋肉に腹筋や背筋がありますが、それよりも体幹と呼ばれる体の芯、内臓を支えるインナーマッスルを鍛えるのが効果的です。インナーマッスルを鍛えるのに有効なのがヨガやピラティスといったエクササイズです。
ヨガであれば自宅で気軽に始められ、筋トレなどでは鍛えにくいインナーマッスルを徐々に鍛え、正しい姿勢へと導くことが可能です。子育て中の合間時間にもできるので、早速始めてみましょう。
整体でプロの施術を受ける
産後に限定しなくても、整体でプロの施術を受けることで正しい姿勢になりやすいというメリットがあります。骨盤以外の体のゆがみも見てもらえるので、現在感じている不調も改善する可能性があります。
ただ、効果には個人差があり、1回で劇的に改善する場合もあれば、すぐ元に戻ってしまうこともあります。整体だけに効果を期待するのではなく、ママ自身が姿勢を改善していく上での一つの工程として捉えましょう。
子どもの立ち姿もチェックしてみよう
体をまっすぐに保てない子どもが増えている
なぜ体をまっすぐに保てない、姿勢の悪い子どもが増えたのかといえば、生活が便利になったことでの運動不足が大きな原因といわれています。野山を駆け回る代わりに、スマホやテレビ、ゲームの普及により室内で遊ぶ子が増え、階段をたくさん上る機会も減りました。
道路が舗装され、デコボコ道を歩かないこともバランスを取れない子の増加につながっているそうです。足の裏全体を使って立てない、浮き足(浮き指)の子どもも増加傾向にあります。