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新生児と添い寝しても大丈夫?事故を起こさないために注意すること

新生児と添い寝しても大丈夫?事故を起こさないために注意すること

添い寝が原因で起こりやすくなる事故とは

重い布団やママの寝返りで窒息の危険が

安心して添い寝ができるように、添い寝で起こりやすい事故について知り、事故を未然に防ぎましょう。まず注意したいのが、添い寝をしていて赤ちゃんが窒息してしまう事故です。

添い寝をしている間にママの布団が赤ちゃんの顔の上に乗ったり、ママが寝返りして赤ちゃんの上に覆いかぶさったりすると、赤ちゃんは鼻や口がふさがって息ができなくなり、窒息してしまう恐れがあります。実際にママが覆いかぶさって赤ちゃんが亡くなる事故が起きています。

敷き布団が柔らかい場合も赤ちゃんの顔が沈み込んでしまい、窒息する危険性があります。添い乳をしてそのままママが眠ってしまっても赤ちゃんの口がふさがれてしまうことがあるので、気をつけましょう。

目を離した間にベッドから転落してしまう

ママやパパとベッドで添い寝をするときには、目を離したすきに赤ちゃんがベッドから落ちてしまう危険性があります。ベッドから落ちると全身を強くうちますから、命にかかわり危険です。

赤ちゃんが寝返りができるようになっていると、寝返りをして落ちてしまうこともありますし、ママがベッドから降りようとしてベッドが沈んで赤ちゃんが転がってしまうこともあるかもしれません。

子どもがある程度大きくなってからも、赤ちゃんが寝ぼけながらママを探してベッドから落ちてしまうこともありえます。赤ちゃんがベッドの上にいるときは、ママが目を離すのは危険です。

ベッドに赤ちゃんを寝かせる際には、きちんと対策をとる必要がありますね。

SIDSを引き起こすリスクが高まることも

SIDS(乳幼児突然死症候群)は突然赤ちゃんが亡くなってしまう病気です。日本では、年間約150人の赤ちゃんがSIDSで亡くなっていて、赤ちゃんの死亡原因の第2位となっています。

特に4~6カ月の赤ちゃんに多いとされています。原因はまだはっきりとは解明されていませんが、添い寝をするとリスクが5倍になるといわれています。

二酸化炭素濃度の高い空間や温度の高い場所では赤ちゃんの呼吸や心拍が乱れるため、それがSIDSを引き起こす一因と考えられているようです。添い寝をすると二酸化炭素の濃度が上がりやすいことや、ママの体温が赤ちゃんに伝わることから、添い寝もSIDSのリスクを上げる可能性があるといわれているのです。

新生児と添い寝するときの注意点

固めの敷布団を使って掛け布団は別にする

赤ちゃんと添い寝するときの布団は固めの敷布団を使いましょう。前述したように柔らかい布団は赤ちゃんが窒息する危険性があります。

そのほかにも、下が固くないと寝返りをしたときに元の姿勢に戻れませんし、柔らかい布団の上で寝ていると骨が曲がった状態で固まったり、股関節脱臼の危険性もあるといわれています。

また、掛け布団はママと赤ちゃんで別々のものを使いましょう。ママの使う掛け布団は赤ちゃんにとっては重い場合もありますし、大きい布団が顔にかかっても赤ちゃんがどけることは難しいでしょう。

赤ちゃんには赤ちゃん専用の掛け布団を使用するのがおすすめです。また、赤ちゃんはおくるみでくるむ、スリーパーを着せるなどして寝かせてもよいですね。

寝る場所の近くに危険なものを置かない

布団やベッドの周りには何か置いていますか?赤ちゃんが安全に眠れるように寝る場所の周りには危ないものを置かないようにしましょう。

赤ちゃんにとって危ないものは、大人用の枕、ガーゼ、ぬいぐるみなどになるでしょう。ガーゼは赤ちゃんのよだれや涙などを拭こうと思って置いているママもいるのではないでしょうか。ガーゼは赤ちゃんの顔に落ちた際に口や鼻がふさがれてしまうと窒息してしまう危険性があります。

そのほかにも、何かの振動で赤ちゃんの上に物が落ちてきたら危ないですよね。枕元に花瓶や絵本などを置いていて、赤ちゃんの顔の上に落ちてきたらけがをしてしまいます。もしものことを考えて、できるだけ寝る場所の近くに物を置かないようにすることが安全ですね。

ママの体調が悪いときや飲酒後は控える

普段のママが赤ちゃんと添い寝していたら、赤ちゃんが泣いたりぐずったりしてもすぐに起きて対処することができるでしょう。しかし、ママが体調不良のときや飲酒をしているときは、普段とは違い赤ちゃんの変化に気がつきにくくなることがあります。

そのようなときは、対応が素早くできないことも考えられますから、添い寝は控えておいた方がよいですね。ママが体調不良のときに添い寝をして、赤ちゃんの上に覆いかぶさったまま寝込んでしまい窒息させてしまったということになったら大変です。

ママの体調が悪いときは、パパに赤ちゃんと添い寝をしてもらって、ママは一人でぐっすりと眠り体力を回復させるようにしましょう。その方が赤ちゃんのためにもよいですよね。

新生児と安全に添い寝する方法とは

一緒の布団ではなくベビー布団を使う

赤ちゃんと布団を敷いて添い寝をするママは、敷布団や掛け布団をママとは別々にする方が安全ですね。ママの敷布団を敷いた隣に赤ちゃんの布団を敷いて並んで眠る方法と、ママの敷布団に一緒に眠る方法があります。

ただし、掛け布団に関してはどちらの場合もそれぞれで別々の掛け布団をかける方がよいですね。赤ちゃんの掛け布団も軽めのベビー布団が寝返りもしやすく、熱がこもりにくく、布団が小さいため扱いやすく清潔に保てるので、おすすめですよ。

大人と一緒の敷布団を使う場合には、赤ちゃんが寝るスペースにだけでもおねしょシートをシーツの下に敷いておくと、おむつから漏れたときにも安心です。また、赤ちゃんは汗っかきなので、布団はこまめに干して清潔に保ちたいですね。

ベビーベッドを大人用ベッドにつけて並べる

赤ちゃんとの添い寝をベッドでしようと考えているママは、ベビーベッドを大人用のベッドの横に並べて添い寝をしてみましょう。大人用のベッドとベビーベッドの高さを一緒にするとよいですね。

ベッド同士が離れてしまうと添い寝になりませんから、二つをくっつけて並べて離れないようにしましょうね。赤ちゃんが眠った後はベビーベッドの柵を上げれば、赤ちゃんがベッドから落ちる心配もないので安心です。

ママが赤ちゃんの上に乗る心配もないですから、ママも安心して眠ることができますね。ベッドを並べて眠る場合は、赤ちゃんとの距離は適度にありますから、ママの熱が伝わって体温が高くなりすぎたり、二酸化炭素を吸いすぎることは避けることができるでしょう。

添い寝用のグッズを使って安全を確保する

安心して添い寝ができるように添い寝専用のグッズを使って安全を確保する方法もあります。少しお金がかかるかもしれませんが、添い寝のメリットを十分に活かしながら、安全に添い寝できればうれしいですね。

添い寝用のグッズは布団での添い寝用やベッドでの添い寝用、両方に利用できるものなど、いろいろな種類のものが出ています。ママの事情に合わせて、適したものを選んで使ってみましょう。

添い寝用グッズの値段もいろいろですから、経済事情と合わせて考えてみるとよいですね。安全を買うと思えば安いかもしれませんよ。

添い寝用のグッズを使うことでママも安心してぐっすり眠れるでしょうし、赤ちゃんもママを感じながら安心して眠ることができるでしょう。
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