睡眠の質が悪いとどうなる?寝不足の原因と睡眠の質を高める方法
子育てをしていると、しっかりと睡眠をとるのが難しいですよね。万年寝不足が当たり前というママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、子育て中のママが寝不足になってしまう原因と、睡眠の質が悪いと起こる体調の変化、育児中のママの睡眠の質を高める方法などについてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
子育て中のママが寝不足になってしまう原因
授乳や夜泣きなどで夜中に起こされてしまう
夜中に授乳しながら、ついうとうとしてしまうこともあるでしょう。さらに夜泣きで起こされ、みんなが寝静まった夜に子どもを抱っこしながら、ゆらゆらと揺らして寝かしつけているママも多いかもしれません。子どもによっては動いているベビーカーだとよく眠るので、夜泣きするとベビーカーに子どもを乗せて散歩するというママもいるようです。
子どもの成長とともに、授乳や夜泣きで起こされることは少なくなってくるので、しばらくの辛抱だと思って乗り切りたいですね。
子どもが寝た後に家事をしているため
子どもがいると、家事をしていても中断させられることが多いので、効率よく済ませることができません。しかし、子どもが寝た後の時間は静かなので、家事に集中することができます。
気になっていたバスルームやキッチンの掃除、子どもがそばにいると危なくてできないアイロンがけなど、子どもが寝た後に頑張っているママが多いことでしょう。家事は確かにはかどるかもしれませんが、その分ママの睡眠時間が減ってしまうことになるのです。
寝かしつけた後につい夜更かしをしてしまう
子どもを寝かしつけた後に、「子どもは寝たし、少しだけ」と、好きなことをしながらつい夜更かしをしてしまうこともあることでしょう。通販でショッピングを楽しんだり、SNSで友だちとのコミュニケーションを取ったりなど楽しんでいるうちに、あっという間に時間がたってしまいます。
夜少しでも1人で楽しめる時間があると、それを励みに一日頑張ることができますし、精神的には満足しますよね。しかしその分寝不足になって、翌朝起きるのが辛くなるという現実があります。
睡眠の質が悪いと起こる体調の変化とは?
疲労の回復ができず身体的ストレスがたまる
まず、赤ちゃんの夜泣きや授乳によりママが寝不足になると、身体的ストレスがたまっていきます。すると、ママが食事により摂取した栄養の多くがストレスに対抗するために消費されます。この状態で授乳しても、母乳には栄養素が少なくなっているので、赤ちゃんのための栄養素が足りなくなってしまうのです。
その結果、栄養が足りない赤ちゃんはストレスを感じて夜泣きをし、ママはまたその夜泣きによってストレスをためてしまうのです。
育児中の睡眠不足は産後うつの原因に
産後、体が回復しないうちから育児は始まりますよね。最初はやっと会えた赤ちゃんとの時間が嬉しくて、睡眠不足が気にならないかもしれません。しかし時間がたってくると、毎日待ったなしの慣れない育児に、ママの精神が参ってくることもあるようです。
さらに、産後は周囲から「子育て中の睡眠不足は当たり前」といった目で見られるので、ママが「寝不足で体がつらい」という愚痴をこぼしにくい風潮があります。つらいことも誰かに相談できれば気が楽になるのに、誰にも理解してもらえないまま、ママはますます孤独感をつのらせていくのです。
寝不足が続くと脳へのダメージが心配される
たまに子どもと一緒に昼寝をしても、頭がすっきりしないと感じるママも多いようです。寝不足すぎて、ちょっと昼寝しただけでは寝不足が解消できない状態になっている可能性があります。寝不足が続くと脳へのダメージが心配されるので、気をつけたいですね。
神経がいらついて治まらなかったり、テレビを観ていても内容についていけず音を不快に感じたりしている場合は危険信号です。脳がかなり疲れている証拠なので、これ以上ダメージを受けないよう、睡眠の質を高める必要がありますよ。
育児中のママの睡眠の質を高める方法とは?
家事や育児の合間に短時間の睡眠を取ろう
まず、家事や育児の合間に短時間の睡眠をとることをおすすめします。短時間の睡眠でも、回数を重ねることにより、疲労回復につなげることができます。子どもが昼寝をしたときなど、一緒に体を休めるようにしてくださいね。
短時間では眠れないというママの場合、目を閉じて静かに横になるだけでも神経が休まり、リラックス効果を得ることが可能ですよ。