育児ストレスで家族や物にあたる!八つ当たりする前にできること
子どもはママの思う通りにはならないものです。どんなに心穏やかな性格でも、育児をしていてまったくストレスを感じないというママは少ないでしょう。ストレスで周りに八つ当たりしてしまう前にできる対応策を知って、ストレスとうまくつき合いながら育児をしていきましょう。
育児ストレスが原因で家族や物に八つ当たり
イライラの方向がパパに向いてしまう
子どもにとって、パパとママが不仲なのはよくないことです。結果的に子どもがさらに反抗的になるなど、ママのストレスは悪循環的に増大する可能性もあります。
一番身近にいて、信頼できる存在だからこそパパにあたってしまうんだよ、という素直な気持ちを説明して、何とか受け止めてもらえるような関係を築きたいですね。一緒に育児ストレスを乗り越える「同志」として、パパとの良好な関係は必須といえます。
ときには子どもにあたってしまうことも
まだ話ができない0~1歳くらいまでは、理由の分からない「ギャン泣き」にストレスを感じますね。ようやく言葉が話せるようになる2~3歳ごろは「イヤイヤ期」で、ママのストレスも最高潮に達します。
そしてしっかりと意思疎通できるようになってくる4~6歳ごろになると、ママに嘘をついたり、口答えをしたり、知恵がついたことでイライラの種類が変わってきます。幼児にあたってしまうなんて…と思うかもしれませんが、ママだって人間です。ときには子どもにあたることもありますよ。
物にあたって子どもが怖がってしまう
クッションくらいならよいですが、固いものを投げたり、物を壊したりするのは危険ですね。ママが物に八つ当たりしている姿を見て、子どもは怖がってしまうでしょう。
子どもを恐怖心で支配しようとするのは、子どもの健全な心の発達の上で悪影響を及ぼします。「ママを怒らせると怖いから」という理由だけで言うことを聞かせようとすると、本当の意味で正しい行いが何なのか、知らないまま成長することになるでしょう。
物や家族にあたりそうになったときの対処法
イライラの原因を言葉にしてみよう
ふつふつと怒りが沸き起こってきたら、早い段階でイライラの原因を言葉にしてみると、冷静になることができますよ。「早く片づけなさい!」と怒鳴るよりも、「さっきもお願いしたのにまだ散らかしっぱなしだから、ママは今すごく怒ってるよ」と、子どもに説明してみてもよいですね。
イライラの原因を頭の中で言葉に変換する過程で、ひと呼吸おくことができるでしょう。そして感情が整理されて、怒りをコントロールしやすくなるのです。
子どもを抱きしめて愛情を再確認
しかし子どもにあたってしまうのは、子どもに本気で向き合っているから、大切だからこそよりよく育ってほしいと思っている証しともいえるでしょう。しかし行き過ぎてしまうと子どもは恐怖しか感じなくなりますし、捉え方次第で「虐待」と言われる可能性すらあります。
そもそも子どもを愛しているからこその怒りなんだ、ということをママ自身が再確認する必要があります。子どもをぎゅっと抱きしめて、お互いの愛情を再確認しましょう。
一旦冷静になって考える時間を確保
心理学的に、怒りのピークは6秒程度といわれています。カッとなったら、ゆっくりと深呼吸したり、10秒数えたりして、いったん冷静になって考える時間を確保するとよいですよ。
怒りの対象が子どもやパパだったら、相手が見えない部屋に移動して、時間と距離を置いてみてください。冷静になることで、八つ当たりは回避できるでしょう。余裕があれば、甘いものを口にしたり、コーヒーを飲んだりして気持ちを落ち着けるというのもよいでしょう。
育児ストレスを溜めないためにできること
ママのリフレッシュ時間を持とう
真面目なママ、一生懸命なママほど、ストレスを溜め込む傾向にあるといえます。「ママ」という立場は、大変さや頑張りを数値化しにくいため、ストレスを理解されにくいものです。
しかし、子育て中のママが精神的・肉体的に大変なことは間違いありません。頑張っているご褒美に、リフレッシュの時間を持つのは大切なことですよ。パパや両親に子どもを預けて1人で出かけたり、家族が寝静まった後でひとりスイーツを楽しんだり、自分なりのストレス解消の時間を持ちましょう。