産婦人科の選び方で大切なことは?里帰りや高齢出産で気をつけること
里帰り出産する産婦人科の選び方と注意点
里帰り先の産婦人科をしっかりリサーチ
また、里帰り出産をする時期は出産前後ということで体が思うように動かない時期でもありますよね。おじいちゃん、おばあちゃんの助けも必要になる可能性もありますので、実家から病院まで通院しやすい距離か、交通の便はよいかなども考慮して病院選びをすることも大切です。
可能であれば希望する病院に一度足を運んでみるとよいですね。自分の目で確かめることが一番安心できますよ。
病院を決めたら早めに予約をしよう
そもそも、産婦人科の多くが妊娠初期の時点で分娩予約をしておくことがほとんどです。妊婦健診自体は予約が必要でなくても分娩をするに当たって分娩予約を入れておくことは必要不可欠なのです。
人気のある産婦人科病院だと、早い段階で分娩予約がいっぱいになってしまう恐れもあります。そうなると出産日直前になって「分娩する病院が見つからない」というトラブルになりかねませんので、余裕を持って予約をしておきましょう。
妊娠経過によっては里帰りできないことも
里帰り出産ができなくなる例としてよくあるのが、切迫早産の恐れがある場合です。切迫早産は妊娠22週から妊娠37週前までに赤ちゃんが生まれてしまう危険がある状態のことをいいます。
この場合、絶対安静にしなくてはいけないケースが多く、車や電車などの移動で体に負担がかかると判断された場合には、里帰り出産はできません。里帰り出産が難しくなる場合には、出産後に里帰りするなど予定を変更するようにしましょう。
高齢出産するときの産婦人科の選び方
高齢出産は妊娠リスクがある
年齢を重ねることで妊娠率も少しずつ落ちていきますが、その反面、先天性異常や流産などのリスクは高まる傾向があります。もちろん、無事に妊娠出産するママもたくさんいますが、高齢出産でない女性よりもトラブルの発生リスクが高いのが現実です。
先天性異常や流産以外では、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの発生リスクも高まります。この場合には赤ちゃんの発育不全が起きたり、胎盤早期剥離が起こってしまったりする可能性もあるのです。
家から近くて緊急時に対応可能な病院が安心
妊娠後期になるにつれて、妊娠中毒症や切迫早産などのトラブルが起きやすくなり、早期対応が必要なケースが多くなります。赤ちゃんを無事に出産するためには、こういった緊急時に素早い対応ができる病院を選んでおくことが大切です。
家から近ければ近いほど早期対応ができますので、病院の方針や費用などよりも距離を優先するということも必要なのかもしれませんね。ママだけではなく、家族も通院しやすい場所であればより安心できますよ。
医師や助産師の対応も大切なポイント
普段の妊婦健診や診察の時点で不信感を抱いたままだと、出産を任せて本当に大丈夫なのかという心配が尽きませんし、後悔が残ることもあるかもしれません。特に高齢出産の場合には、妊娠中や出産時のリスクも若干ではありますが高くなります。
安心して出産に臨めるようにするためも、医師や助産師の対応が自分の納得のいくような形なのかどうかを見ておくことも大切なポイントです。どんなことでも相談しやすい医療スタッフに出会えるとよいですね。
まとめ
満足のいく出産をするためには、自分に合った産婦人科を選ぶことが大切です。希望するバースプランができるか、口コミなどを参考にしてみましょう。
高齢出産の場合、病院設備や家からの距離、トラブル時に早期対応ができるのかを確認しておくことも大切です。また、里帰り出産の場合、里帰り先の病院を探すことも必要です。
病院ごとに予約の有無や来院の必要がある場合もありますのでしっかりと調べておきましょう。
産婦人科ってどんなところ?意外と知らない産科と婦人科の役割 - teniteo[テニテオ]
若い頃には産婦人科というと何となく近寄りがたいイメージで、妊娠を機にようやく「産婦人科を少し身近に感じられた」というママも多いと思います。産科と婦人科のどちらも兼ねている産婦人科は「女性の健康のトータル的な相談窓口」です。今回は産科と婦人科の役割、産婦人科の選び方のヒントをご紹介します。