就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

生理で仕事がしんどいときはどうすれば?対処法と注意点について

生理で仕事がしんどいときはどうすれば?対処法と注意点について

1カ月に1回はやってくる生理。どうしておなかが痛くなるの?どうしたら痛みが軽くなるの?といった疑問点や、仕事に行けないくらい生理痛がひどいときの会社への報告、そしてあまりにも痛みが続く場合疑われる病気などについて、女性だったら誰しもが気になることをまとめました。

生理のメカニズムについて知っておこう

生理が起こる仕組みについて

女性は約1カ月に1回卵巣から卵子を出し、それに合わせて子宮内膜を厚くして受精卵を待ちます。しかし受精をしなかったとき、赤ちゃんを産む準備をしていた子宮内膜がはがれ、血と一緒に落ちることで生理が起きます。

生理には卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という二つの女性ホルモンが影響しています。

エストロゲンは女性を健康的で美しくしてくれる効果があり、排卵前に分泌量が増えます。対してプロゲステロンは排卵後に分泌が増え、体温を上昇させたり乳腺を発達させたり、いわゆる月経前症候群(PMS)の症状を引き起こす作用があります。

この排卵前と排卵後に分泌が増減する二つのホルモンバランスが保たれていると、規則正しい周期で生理が起きるのです。

平均的な生理周期の目安とは

生理の始まった日から次の生理が始まる日の前日までが、一つの生理周期です。この生理周期は月経期~卵胞期~排卵期~黄体期を繰り返します。

一般的に正常な生理周期は、25~38日の範囲内といわれています。この期間の中で生理として出血があるのは、だいたい3~7日ほどです。

生理周期が短かったり長かったりと、バラバラの場合は「不正周期月経」が疑われます。ただし生理周期の変動が6日以内であれば正常とされているので心配はいらないでしょう。

生理周期が24日以内と短いものを頻発月経、39日以上あくものを稀発月経といいます。どちらもホルモンバランスの乱れから起こり得ますが、続くようであれば早めに婦人科を受診しましょう。

生理中に起こりやすい症状について

一般的に生理の周期は約4週間です。これを一つのサイクルとして四つの時期を繰り返しています。

それは「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の四つです。このサイクルに合わせて女性の身体はそれぞれ変化をします。

排卵日をはさんだ「排卵期」にはおりものの量が増えたり、排卵痛という痛みが起こる場合もあります。生理痛と同じくらいの痛みがある人もいます。

生理が始まる前の「黄体期」は、女性ホルモンの影響でイライラするなどのストレスを感じやすくなります。月経前症候群という言葉を聞いたことがあると思いますが、その症状が出るのが「黄体期」です。

そして「月経期」には、重い下腹部痛や腰の痛みなどの症状が出ます。身体を冷やさないよう気を付けましょう。

仕事に行きながらできる生理の対策方法

身体が冷えないようにしっかり保温を

生理中でも、よほどの重い生理痛でもない限りは仕事は休めませんよね。少しでも生理中の症状を和らげるために実践してほしいことがあります。

第一に、できるだけ身体を冷やさないようにすること。特に下半身が冷えると血行が悪くなって生理痛の痛みが増す場合もあるのです。

血行が悪くなると子宮筋が硬くなり、子宮の動きが鈍くなります。そうなるとはがれおちた子宮内膜がうまく押し出されなくなります。

それを一生懸命押し出そうとして、痛みの原因物質プロスタグランジンが過剰に分泌されてしまい、そのことにより血管が押しひろげられ子宮が強く収縮するため痛みが増すのです。

なるべくズボンをはいたり、カイロを貼ったりして、下半身を冷やさないようにしましょう。

食事の内容を意識するだけでも痛みの緩和に

身体を冷やさないようにすることが、生理痛を和らげるために効果があることは理解していただいたと思います。実は食事の内容も、少し意識をするだけで生理痛の緩和につながるのです。

生理中に好んで食べてほしいのは和食です。和食は、身体を温める効果のある炭水化物をとることができます。冷え防止対策として有効です。

それと、意外と知られていないのがカフェインをとることです。カフェインは生理中の倦怠感やおなかの痛みを和らげてくれる作用があります。

カフェインは生理痛の痛み止めのお薬にも含まれているのでおすすめです。

ほかには、生理中の症状としてとても気になる身体のむくみ防止のために、なるべく塩分の少ない食べ物、ナッツやフルーツなどをとるようにしましょう。

ストレッチで血行を促してみよう

冷えなどによって血流が悪くなると、生理痛が重くなってしまいます。適度なストレッチなどをして血の流れがよくなれば、生理痛が和らぐことがあります。

例えば開脚をして骨盤を周りをほぐすようにしてあげると、骨盤内の血流がよくなります。ヨガのポーズで「バタフライポーズ」というのがありますが、このポーズは生理痛を改善するのによいそうです。

生理前の憂鬱な時期にも、適度なストレッチをすると生理痛の緩和にもなりますし、月経前症候群の改善にもなるんです。

ストレッチを始めて、すぐに生理痛や月経前症候群が改善するわけではないと思いますが、続けていけば徐々に改善していくはずです。

適度なストレッチ、習慣にしてみてはいかがでしょうか?

生理がしんどいときに気をつけたいこと

生活や仕事のストレスには注意しよう

生理痛や生理前の月経前症候群の症状には個人差があります。なかには痛くて起きていられないくらいひどい方もいます。

少しでも生理痛などの症状を緩和させるために、仕事や日常生活でのストレスには気を付けてくださいね。

生理痛などの症状は、ストレスからも影響をうけます。ストレスがたまってくると、血液の流れが悪くなり体温が下がってしまうのです。

体温が下がると生理痛がひどくなるので、なるべく温かい飲み物を飲んだり、おなかや腰にカイロを貼ったりして身体を温めるようにしましょう。

日々の忙しさや人間関係などからくるストレスは、心と身体のバランスを崩す原因になります。できるだけストレスをためないように、睡眠を十分とるなど心がけてみてください。
26 件

関連記事


  • テニ-とテーオ