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幼児のストレスに気づける親になろう!ストレスの原因と症状、解消法

幼児のストレスに気づける親になろう!ストレスの原因と症状、解消法

「登園前にお腹を痛がるようになった」「なんだか近ごろ怒りっぽくなったみたい」など、子どもにこのような変化があるとママも心配ですね。もしかしたら、それは子どもからのSOSかもしれません。子どものストレスに早く気づくためにも、子どもがストレスを抱える原因や症状、その解消法について学んでいきましょう。

幼児のストレスの原因はどんなこと?

夫婦仲が悪いなどの家庭環境

パパとママがいつも夫婦喧嘩ばかりしていたり、夫婦仲が悪くあまり口を聞かなかったりすると、家庭内の雰囲気も暗くよどんでしまいます。幼い子どもにとって、家庭は生活のほとんどを過ごす大切な場所です。夫婦不仲が続いていれば、子どもはそれだけでストレスを感じるようになるでしょう。

また幼い子どもには、喧嘩の理由や経緯が理解できません。夫婦にとってはちょっとした喧嘩だったとしても、パパやママの怒った表情や罵声は、子どもに不安と恐怖を与えてしまいます。

夫婦喧嘩をなくすのは難しいかもしれませんが、子どもの前では極力控えましょう。もし、喧嘩をしてしまったときには、後できちんとフォローを入れるなどして、子どもの心のケアを忘れないようにすることが大切です。

保育園、幼稚園での先生や友だち関係

保育園や幼稚園での集団生活が、子どものストレスの原因となっていることも多いようですね。

例えば、友だちとおもちゃの取り合いで喧嘩してしまったり、子ども同士一緒に遊ぶ中で好きな子や苦手な子が出てきたりすることもあるでしょう。また、注意されたときに叱られたと勘違いした子が、先生に苦手意識を持ってしまうケースも珍しくないようです。

親としては心配ですがこういった経験は、子どもが社会性を身につける上で貴重な学びにもなります。あまり干渉し過ぎず、子どもを見守ることが大事でしょう。ただ、登園拒否など、ストレスからくる症状が長引くようであれば、何かほかに理由があるのかもしれません。そのときは先生に相談するなどして、適切に対処してくださいね。

気を使う子や頑張り屋さんは要注意

子どもが成長するにつれて、だんだん個性や性格がはっきりしてきますよね。中でも、周りの人に気を使う子や、真面目な頑張り屋さんは、ストレスを溜め込みやすい傾向にあるようです。

【気を使う子】
周りの人に気を使い過ぎて、自分の気持ちを抑えたり我慢をしたりすることで、自分の中にストレスを溜め込んでしまいます。

【頑張り屋さんな子】
親や先生に褒められようとする、環境の変化に順応しようと無理をするなど、ついつい頑張り過ぎるため緊張状態が長く続き体や心に負担がかかります。

入園や引っ越しなどでは子どもが過ごす環境も大きく変わるので、特にストレスを感じやすくなります。子どもがストレスを抱えないように、十分に配慮しましょうね。

幼児のストレスの症状について知ろう

腹痛、発熱、蕁麻疹などの身体的症状

幼い子どもは、自分自身のストレスに気がついていないことが多いですし、分かっていたとしてもその辛さをうまく表現できません。そのため、ストレスが症状となって体に現われてくることがあります。子どものストレスサインを見逃さないように気をつけましょう。

〈身体的症状〉
腹痛、発熱、蕁麻疹、下痢、嘔吐、頭痛、動悸など

このような症状が出てきたら、なるべく早めに病院を受診しましょう。万が一病気であれば、早期に治療を開始することもできますね。

またストレスによる症状は、病院で診てもらっても原因が究明されないこともあります。そういった場合でも、子どもが訴えている症状は本物で仮病ではないということを、きちんと理解してくださいね。

感情の起伏が激しいなどの精神的症状

ストレスを感じている子どもは、精神的にも不安定になりやすいです。症状の現れ方は様々ですが、子どもの様子に次のような変化が見られた場合は、ストレスの影響も疑いましょう。

〈精神的症状〉
・感情の起伏が激しくなる
・集中力が低下する
・物事への興味や関心が薄れる
・元気がない
・かんしゃくを起こしやすくなった

子どもの変化が性格や反抗期によるものなのかどうか、見極めるのは難しいかもしれません。ただ、「子どもの様子が明らかに以前と違っている」「新学期が始まったころから変化が見られるようになった」などという場合は、ストレスが原因となっている可能性もあります。日頃から、子どものことを注意深く観察するように心がけておきましょう。

爪かみ、チック、登園拒否などの行動的症状

身体的・精神的症状以外にも、子どもに次のような行動が見られた場合は、注意が必要かもしれません。

〈行動的症状〉
・爪かみ
・チック(突発的に急速な運動や発声をくり返す)
・登園拒否
・夜驚症(睡眠中に突然悲鳴を上げる)
・おねしょ 

これらの症状は、子どもの意思とは関係なく、無意識のうちにおこなっていることも多いようです。症状について責めたり、無理に治そうとしたりすると、子どもはさらにストレスを感じてしまいます。まずは、子どもの話に耳を傾けるなどして、不安や緊張を和らげることが大切です。

また、子どもの症状次第では、心のケアが必要になる場合もあります。そのときは、心療内科を受診するなどして適切な治療を受けましょう。

幼児のストレスを緩和する方法

親子のスキンシップをたくさん取ろう

子どものストレスを緩和するには、まず、親が子どもに安心感を与える必要があります。難しく考えなくても大丈夫です。子どものことを、できるだけたくさん抱きしめましょう。

また、日常生活の中でも、子どもと触れ合える機会は多くありますよね。例えば、散歩のときに手をつなぐ、お風呂に一緒に入って体を洗う、絵本の読み聞かせ、歯みがきをする時間なども親子が触れ合える絶好のチャンスです。パパとママの温もりを肌で感じることで、子どもも精神的に安定しやすくなります。

仕事や家事などで忙しい場合、なかなか子どもに構えないかもしれません。しかし、そんなときこそ、意識的に親子でスキンシップを取っていくことが大切ですよ。
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