子どもが一人寝するのはいつから?タイミングの決め方と促す方法
日本ではママと子どもが一緒に寝るスタイルが定番ですが「そろそろ子ども1人で寝て欲しい」というママもいるのではないでしょうか。子どもが一人寝できる年齢や成長の目安はあるのか気になりますね。子どもの一人寝を始めるタイミングやうまくいくコツと工夫をご紹介します。
ママが望む子どもの一人寝の時期と自立心
ママが考える子どもと別々に寝るタイミング
ただ、「子どもの意思を尊重したい」との考えを持つママたちも多く、なんとなく小学校のうちには1人で寝るようになるだろうという予想がアンケートの結果につながっているとも捉えられます。子どもはいつか1人で寝たいと言い出す日が来るので、その日まで待ちたい気持ちも分かりますよね。
小さな子どもを持つママは、手足を広げてゆっくり眠りたいと思いつつも、可愛い我が子の隣でいつまでも眠りたいという複雑な心境を抱えているのかもしれませんね。
海外でも子どもとの添い寝が主流
中南米やアフリカ、アジア諸国、そしてヨーロッパでも南に位置する地域では添い寝が主流で、その割合は世界の90%ほどを占めるそうです。それぞれの国の文化や習慣、住宅事情などの違いに合わせて一人寝、添い寝などが定着していると考えられますので、安易にほかの国と比べるのではなくママと子どもにとってよい方法を選びたいですね。
一人寝は自立心を育むきっかけに
だからこそ一人寝には意味があり、恐怖や不安を乗り越えることで自立心が育まれるといわれています。自立心とは、自分で責任を持って物事をやり遂げる力、自分の力で解決しようとする気持ちです。
ママと一緒に眠ることが長く続くと「ママは自分のもの」「ママはなんでもしてくれる」という依存心が強くなることもあるそうです。ママと離れて寝ると「ママと自分は別人格」と分かり、社会性を育むことにもつながります。
一人寝の目安は4~5歳以上、小学校高学年までに始めるとよいそうです。
一人寝できるようになる年齢と促す方法
年齢は子どもによって大きな差がある
子どもの性格によっては一人寝を極端に嫌がる場合もあります。そんなとき無理強いするとかえって一人寝をする時期を遠ざけてしまうかもしれません。
さらに、子ども部屋がない場合は一緒に寝るのが自然ですし、働くママなら日中子どもと離れている時間が長い分、寝るときくらいは密着したいと考えるかもしれませんので、生活スタイルによっても最適な時期は異なります。
子どもが嫌がる場合は無理しないように
子どもがなぜ嫌がるかといえば、不安や恐怖がそこにはあるからです。これを無視して一人寝を強要してしまえば、さらに不安や恐怖が増幅してしまうことにもなりかねません。
まずはどうしたら怖い思いをしないで眠れるか、1人で寝てみようと子ども自身が思えるか考えてみましょう。それは部屋の照明であったり、寝具の色やデザインであったり、ほんの小さな変化かもしれませんので色々試してみましょう。
節目のタイミングはきっかけを作りやすい
引っ越しなどで自分の部屋ができることも一人寝を始めるチャンスです。好きなキャラクターの寝具カバーやスタンドなどを揃えると自分の部屋で寝たいと思えます。
お友だちとのライバル心を利用するというテクニックもあります。子ども同士でも恥ずかしいという気持ちがありますので、ほかの子が一人寝をしている事実を知ると「私もやってみようかな」「僕もできるよ」と頑張ってチャレンジできることがありますよ。
一人寝できるようになるコツや工夫とは
まずは寝つくまでは添い寝から始めよう
子どもにとっては寝る場所が違っても、ママがいる安心感で眠ることができます。ママは子どもが寝たのを見計らって、そっと部屋を出るようにしましょう。途中で目覚めて泣いてしまったり、ママの布団に移動してきたりすることも最初こそあるかもしれませんが徐々に慣れていきます。
子どもの心には不安や恐怖があるようですが、実際には親子離れて寝た方が深い睡眠になり、よく眠れるということがあります。朝目が覚めたらママが存分に褒めたたえることで、子どもに自信がつきますよ。