歩く練習に運動系おもちゃ!子どもの歩きたい気持ちにこたえよう
赤ちゃんがつかまり立ちをするようになったら、歩き始めるまでもう少しです。赤ちゃんの歩行をサポートするために、歩行器や手押し車を検討しているママやパパも多いでしょう。この記事では、赤ちゃんの歩行を促すための方法や、おすすめの運動系おもちゃをご紹介していきます。歩き始めの時期にお役立てくださいね。
目次
- 歩き始めはいつ?歩行を促す時期と方法
- 赤ちゃんが歩き始めるメカニズム
- 歩き始めの平均的な時期と個人差
- 遊びを通じて歩くことへの興味を引き出す
- 歩行器か手押し車か?発達に合わせて選ぼう
- 歩行器は特性を理解して上手に活用する
- 手押し車のメリットとデメリット
- どんなときも必ず大人が見守って
- あんよをサポートするおすすめ手押し車
- 木製の手押し車「ホッピング・バニーウォーカー」
- 押せて乗れる手押し車!高級車や働く車も
- アンパンマン 乗って!押して!へんしんウォーカー
- 歩行器や手押し車を室内で使うときの注意点
- 車輪で床に傷がつく可能性がある
- 音が響き騒音トラブルも起こりやすい
- おもちゃに頼り切らないよう注意しよう
- まとめ
歩き始めはいつ?歩行を促す時期と方法
赤ちゃんが歩き始めるメカニズム
仰向けでは主に腹筋を鍛えて、寝返りや腹ばいによって腹筋や背筋が鍛えられます。お座りをすることで、バランス感覚や体重移動を覚えて姿勢の変化に体が対応できるようになっていきます。さらに、ハイハイでは体幹の安定性、骨盤周りや手足の筋力強化と協調性が養われるのです。
さらに、膝立ちやつかまり立ちをすることで自分の体重を足で支えることを覚えていくのです。こうして筋力やバランス力が育まれ、1人歩きが可能になっていきます。
歩き始めの平均的な時期と個人差
ただし、これはあくまで平均的な時期であり、歩き始めのタイミングには個人差があります。「1歳になれば立つ」「1歳半になれば歩く」など、その年齢だから必ずしもみんなができるというわけではないのです。
歩くという動作には、筋力の発達やバランス感覚など個人の発達度合いなども関連してきます。また、歩行バランスをとるために大脳や小脳など神経組織の発達も重要です。
なお、性格によっても違いはあります。比較的、好奇心旺盛な子よりも慎重派な子の方が歩くことに対しても慎重で、動作が遅い傾向がみられます。
遊びを通じて歩くことへの興味を引き出す
もちろん無理強いをするのではなく、遊びながら歩くことへ興味が持てるように工夫することがポイントです。
たとえば、赤ちゃんのお気に入りのおもちゃを少し遠くへ置いて、つたい歩きで取りに行かせたり、赤ちゃんがつかまり立ちしていたらママが少し離れた位置から「こっちへおいで~」と声をかけて、歩き出すきっかけを作ったりしてあげるなどです。
赤ちゃんをママやパパの足の甲に立たせて赤ちゃんを支えながらそのまま歩き、赤ちゃんに歩くことを体験させてあげるのもよいですね。
歩行器か手押し車か?発達に合わせて選ぼう
歩行器は特性を理解して上手に活用する
車輪がついているため、赤ちゃんが足を動かすだけでスイスイ進めます。歩行器に乗っている間は自分の思うように移動ができるため、比較的ご機嫌で過ごす赤ちゃんが多いようです。
歩行器には円形のテーブルがついているので、幅の狭い場所には入れませんし手をのばしても届く範囲に限界があります。そのため、危険な場所や物から遠ざけられるメリットがあるといえます。
一方で、毎日長時間乗せたままにするなど歩行器に頼りすぎた使い方を続けると、自力で動くことが少なくなってしまい、足腰の筋肉の発達を妨げる心配があるので注意しましょう。また、段差での転倒にも気をつけたいですね。
手押し車のメリットとデメリット
歩行に特化したおもちゃなので、まだつかまり立ちができない子や、つたい歩きはできるけど足が一歩踏み出せない子などの歩き始めるきっかけ作りに最適です。
赤ちゃんが手押し車を使えば、足腰の筋肉が自然に鍛えられるので、遊び感覚で歩行に必要なトレーニングができます。また、赤ちゃんの視界が広がるため、視覚によって距離感や立体感がつかみやすくなり、平衡感覚が養われていきます。
ただし、手押し車のスピードが出すぎてケガや事故につながる恐れがあるので気をつけましょう。
どんなときも必ず大人が見守って
手押し車を押している赤ちゃんが、自分でスピードの調整ができずに思わぬ方向に進んでしまい、段差などで転倒してしまう危険性があります。また、歩行器に乗っている赤ちゃんが転倒したりいつもなら手の届かないものに手が届いて誤飲してしまったりという可能性も考えられます。
手押し車を外遊びで使用するときは、なにが起こるかわからないので交通事故などには特に注意したいですね。
なお、マンションなどで使用する際は、車輪の音が思いのほか階下に響くことがあります。カーペットや防音マットなどを敷いて、その上で使用するように工夫してみましょう。