3歳の女の子の平均身長を知る!身長の高低や伸ばすためにできること
3歳になると集団生活を始める子もいて、同学年の子と日常的に触れ合う機会が増えるかもしれません。すると気になってくるのが体の大きさ、というママも多いもの。うちの子3歳にしては小さすぎ?大きすぎ?と不安になることはありませんか。今回は3歳の女の子の平均身長などをまとめてみました。
まず3歳児女の子の平均身長をチェック
3歳児女の子の平均身長
3歳0カ月 92.2
3歳1カ月 92.8
3歳2カ月 93.5
3歳3カ月 94.1
3歳4カ月 94.7
3歳5カ月 95.3
3歳6カ月 95.9
3歳7カ月 96.5
3歳8カ月 97.1
3歳9カ月 97.7
3歳10カ月 98.3
3歳11カ月 98.9(単位cm)
あくまで平均値ですので、この通りでないと「大きすぎる」「小さすぎる」ということではありません。
母子健康手帳に記載されている「幼児身体発育曲線」のページを参考に、曲線のどの位置に入るか、数カ月前と比較して増加しているか、という点を確認してみましょう。
身長の高さは遺伝する?
必ずしも全員にあてはまるわけではありませんが、両親の身長と子どもの身長には一定の関連性があると考えられています。計算機メーカーCASIOが提供する「子どもの身長予測」の計算式がありますので、参考程度に計算してみてはいかがでしょう。
男の子=(両親の身長の合計+13)/ 2+2
女の子=(両親の身長の合計-13)/ 2+2
ただし同性の兄弟姉妹でも、身長差があるケースも珍しくはありませんので、あくまで目安としてとらえたほうがよさそうです。最終的な身長は遺伝だけでなく、栄養状態や運動の有無、睡眠時間なども関係すると考えられています。
3歳児健診は忘れずに受けよう
自治体によって3歳の誕生日後すぐに案内がくるところと、3歳6カ月を過ぎた頃にくるところがあるようです。受診は義務ではありませんが、この機を逃すと次の無料健診は小学校に上がる直前の、就学前健診になってしまうこともあるので忘れずに受診しておきたいものです。
内容は身体計測に加えて聴覚、視力検査、検尿、歯科検診などが行われます。小児科医による問診の時間もあるので気になることがある場合は相談してみましょう。個別に保健師、栄養士と面談時間を設けている自治体もあります。
3歳児女の子で考えられる高身長と低身長
高身長は遺伝か成長ホルモンが原因かも
両親や祖父母などが高身長である場合は医師も「様子を見ましょう」と経過観察をすすめることがほとんどです。
遺伝以外の原因としては、まれではありますが成長ホルモンの過剰分泌による下垂体性巨人症があります。両親が低身長にも関わらず、成長曲線を大きく逸脱する形で身長が高い場合に疑われます。
また甲状腺ホルモンの過剰分泌でおきる甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の症状でも高身長がみとめられることもあります。この場合は高身長以外にも甲状腺が腫れたり、落ち着きがなくなったり、とほかにも症状がでてきます。
低身長は栄養不足や睡眠不足の可能性も
小さい子どもは胃の容量が少なく、すぐにお腹がいっぱいになります。そしてまたすぐに空いてしまうのです。食事時間まで待てずに間食すると、肝心の食事どきにはお腹がいっぱいで食べられなくなりがち。
そしてまたしばらくするとお腹が空き、またお菓子を食べてしまう、という悪循環をおこしやすくなります。この状態が長期間続くと、成長に必要なたんぱく質が足りなくなるなどの栄養不良の状態になってしまいます。
また成長ホルモンは寝ている間に分泌されるため、極端な睡眠不足が続くと身長の伸びにも影響してきます。寝る時間を一定にするなど生活リズムを見直すことも必要です。
身長より伸び率をチェック!心配なら受診を
ついつい平均身長と比べて、低い、高い、と一喜一憂しがちですがチェックすべきはその時点での身長より、これまでの成長の経過です。理想的なのは成長曲線に沿って、ゆるやかな曲線を描いて右上がりになっていること。
ここで意外と見落としがちなのが、成長が早かったタイプの子です。「平均を上回っているから」と安心していたら、気がついたら成長が止まっていたということもありえます。
定期的に伸び率をチェックして、気がかりなことがあればかかりつけ医に相談してみましょう。