赤ちゃんとの添い寝は危ない?メリットも多い添い寝を安全にする方法
添い乳をするときの準備について
まず、赤ちゃんの体を安定させながら授乳できるよう、丸めたタオルを用意して赤ちゃんの背中に当てるようにしましょう。安定感がうまれ、赤ちゃんも飲みやすくなるはずです。
授乳中、赤ちゃんの口から母乳が垂れたり吐いたりすることもあります。布団を汚さずに済むよう、あらかじめバスタオルを一枚ママと赤ちゃんの下に敷いておくと便利ですよ。赤ちゃんの口元を拭くためのガーゼタオルも手が届く所にあるとよいですね。
肘枕だとママの手がしびれてしまうので、長時間横寝の状態でいても首が疲れない程度の高さがある枕を用意しましょう。少しでも快適に添い乳をしたいですね。
トラブルを避けるための注意点
しかし赤ちゃんの顔におっぱいを押しつけたまま眠らないように注意したいですね。過去にママが授乳中に眠ってしまい、気がついたら赤ちゃんがおっぱいで窒息死していたという痛ましい事件も起きています。ママが眠るときは赤ちゃんを安全な場所に寝かせてから眠るようにしましょう。
添い乳の場合、授乳後に赤ちゃんがゲップをしないまま寝てしまうことも多々あります。しかしゲップをせずにいると、吐き戻した母乳が耳管へ流れて中耳炎を引き起こすかもしれません。
しっかりとゲップをさせてから寝かせるようにしましょう。
【場所別】赤ちゃんと安全に添い寝する方法
布団で添い寝する方法
一番安全なのは、部屋の一番奥側に赤ちゃんを寝かせその隣でママが壁になるように寝て、通路側にパパや兄弟を寝かせる方法です。部屋の中で人の出入りが少ない場所を選びましょう。
添い寝での事故が気になるようなら、チェンジングプレイスを利用するのもよいでしょう。赤ちゃん用の布団の周りにゲージをつけることができるクッションで、ママの布団の隣に敷いておくと添い寝も簡単ですし、赤ちゃんも安全に眠ることができます。
ベッドで添い寝する方法
ついやってしまいがちですが、大人用のベッドに赤ちゃんを寝かせた状態で、そのベッドの上を歩くのは控えましょう。大人の体重でマットレスが沈み込んだり、スプリングの振動で赤ちゃんが落下したりすることも考えられます。
また夜中の調乳やトイレに立つ際に、赤ちゃん一人だけをベッドに残していくのは危険です。パパに協力をお願いするか、目を離す間だけベビーベッドに移すなどして万が一の事故から赤ちゃんを守りましょう。
添い寝するときの注意点
そのほかにも、添い寝に限ったことではありませんが、赤ちゃんを寝かせる部屋の環境にも配慮が必要です。赤ちゃんの近くに背の高い家具がある、物がたくさん入った棚などがあるなどすると危険です。
配置換えが難しい場合には、家具を地震対策のグッズなどでしっかり固定し、重いものや割れものなども別の場所に移動させておきましょう。赤ちゃんが寝る場所の周りには、極力物を置かないようにしたほうがよいでしょう。
まとめ
寝具の選び方や配置、赤ちゃんを寝かせる場所などは生活スタイルにあわせて考えましょう。また、添い寝に適したグッズ(チェンジングプレイスやベッドインベッドなど)をうまく利用することで、安心して添い寝できる環境が作れるでしょう。